「この件、もう一度確認してもよろしいでしょうか?」「念のため、伺いたいのですが」」…ビジネスシーンで「確認したい」時に、どんな言葉を使えば相手に失礼なく、しっかりと意図を伝えられるでしょうか? この記事では、目上の人にも使える丁寧な言い回しから、言い換えまで、「確認したい」の言葉遣いを、例文とともにご紹介します。
「確認したい」をいう時に、なんと言えば失礼ではないか悩みます。
「確認したい」の言い方、悩んでいるんだね。ビジネスシーンでは、相手に失礼なく、かつ自分の意図が伝わるように言葉を選ぶことが大切だよね♡
「確認したい」という気持ちを、相手に失礼なく、しっかりと伝えることは、ミスを防ぎ、信頼関係を築く上で非常に重要です。
「確認したい」の意味
「確認したい」は、相手に確認をする時に使います。そのため、相手に丁寧に依頼することが大切です。
「確認」とは:不確かなこと、あやふやなことではなく、断定・断言できたり、はっきりさせる状態にすることです。
ビジネスシーンでは、多くの情報を取り扱います。小さなミスが大きなトラブルに繋がる可能性も少なくありません。そのため、常に情報を正確に把握し、誤解を生まないことが重要です。
「確認したい」の使い方と例文
「確認したい」は、何かしらの情報や内容について、再度確かめたい、正確な状況を知りたいといった時に使われます。
提案内容や資料の確認をしたい時
・記載内容について確認したい箇所がございます。
・提案書の中で、不明確な部分がございましたので、いくつか確認したい点がございます。
スケジュールや予定の確認をしたい時
・来週の会議の日程について、もう一度確認します。
・来週、会議室の予約を確認したいので、空き状況を教えていただけますか。
作業進捗の確認をしたい時
・進捗状況について確認したいのですが、いかがでしょうか。
・作業の進行状況を確認したいので、教えていただけますか。
契約や条件の確認をしたい時
・見積書の内容について、金額や条件を念のため確認したいのですが、よろしいでしょうか。
・契約内容について確認したい事項がありますので、後ほどご連絡させていただきます。
「確認したい」を使う時のコツ♡
・「念のため」「少々」「改めて」などのクッション言葉を加えることで、依頼の印象が柔らかくなります。
・「~をお願いできますか」「~させていただけますか」など、依頼形にすると、相手に配慮が伝わります。
「確認したい」の丁寧な言い方を知りたいです。
「確認したい」の敬語表現をみていきましょう♡
「確認したい」の敬語表現
・「確認したいことがあります」は、日常会話や親しい間柄の人とのやり取りでよく使われます。
・「確認したいことがございます」は、ビジネスシーンや目上の人に対して使う時に適しています。
・「確認させていただきたく存じます」:謙譲表現のため、丁寧に依頼をしていることが伝わります。「いただく」は「もらう」の謙譲語です。
補足です「させていただくを使う時の条件」について♡
【させていただくを使う時の条件】
ア)相手の許可が必要なこと
イ)恩恵を受ける事実や気持ちがあること→アとイの条件を満たすことが必要になります。
【取引先との会話】
お忙しいところ大変恐縮ですが、この書類の内容を、もう一度確認させていただきたいのですが、お時間よろしいでしょうか?
いいですよ。
「お忙しいところ大変恐縮ですが」を加えると相手のことを気遣う気持ちが伝わりますね♡
【補足です】「大変恐縮ですが」のように使えるクッション言葉です。
・恐れ入りますが
・申し訳ございませんが
・ご多忙のところ申し訳ございませんが
「よろしいでしょうか」を使い、相手の意思をたずねてみる
「確認したい」は、そのまま相手に何かを確かめるという意図が伝わり、非常に直接的な表現です。「よろしいでしょうか」をつけることで相手のことを考えた聞き方になります。
「よろしいでしょうか」は、相手に配慮した表現です。目上の人にも使える敬語です。
・確認したいことがございまして、うかがってもよろしいでしょうか。
・念のため確認をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
相手から確認してもらった時の返答
相手から確認された時の返答は、状況や相手との関係性によって変わってきます。しかし、基本的には以下の点に注意して丁寧な返答を心がけましょう。
確認事項に間違いがない場合
・ご確認のほど、誠にありがとうございます。
・ご対応いただきましてありがとうございます。
確認事項に誤りがある場合
・申し訳ございませんが、〇〇となります。
・恐縮ですが、正確には〇〇となります。
相手の回答内容をしっかりと理解し、それに合わせた返答をすることです。
「確認したい」ビジネス使える丁寧な言い換え8選
「確認したい」をより丁寧に言い換えることで、ビジネスシーンにおいて相手への配慮を示しつつ、明確な意思を伝えることができます。
1)「確認させていただきたく存じます」
例文:念のため、記載事項を確認させていただきたく存じます。
2)「伺いたい点がございます」
例文:進捗報告をいただいておりますが、いくつか伺いたい点がございます。
3)「念のため確認をさせていただければと存じます」
例文:念のため、ミーティングの開始時間を確認させていただければと存じます。
4)「確認をお願いできますでしょうか」
例文:進捗状況について、念のため確認をお願いできますでしょうか。
5)「お手数ですが、確認のほどお願い申し上げます」
例文:お手数ですが、〇〇について確認のほどお願い申し上げます。
6)「再度確認をお願い申し上げます」
例文:来週の打ち合わせの日程について、再度確認をお願い申し上げます。
言い換えを状況に応じて使い分けてみてください♡
まとめ
「確認したい」は、相手から情報を得るために使う表現です。そのため、相手に丁寧に依頼することが大切です。依頼する気持ちを持つことで、相手の対応も変わってくるでしょう。言い換えやクッション言葉を使うことで、言葉遣いの幅が広がります。参考にしていただけると幸いです。