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「ご足労」の意味と使い方や例文【ビジネスシーンで役立つ】

言葉遣い

ビジネスシーンで頻繁に使われる「ご足労」という言葉。何となく意味は理解しているけれど、正しい使い方や言い換え表現はご存知でしょうか?この記事では、「ご足労」の意味や使い方、言い換えそしてビジネスシーンで実際に使える例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

取引先の人が、自分の会社に来てくれた時とかに「ご足労いただきありがとうございます」と言いますよね?

そうですね。「ご足労」は、相手がわざわざ足を運んで来てくれたことに対する感謝の気持ちを伝えることができますよ♡

「ご足労」とは、「足を使って移動する時の労力」のことです。ビジネスシーンでよく使う丁寧な言葉です。

「ご足労」の意味

ご足労の読み方は、「ごそくろう」と読みます。

「ご」は謙譲語です。

ご足労は、「足を使って移動する労力や疲れ」という意味です。

つまり、「ご足労」は、「わざわざ足を運んでいただき、ありがとうございます」という意味になります。

相手の苦労や手間を認識し、相手が自分のためにわざわざ移動したことへの感謝や申し訳なさを示しています。

「ご足労」の使い方と例文

「ご足労」は、丁寧な表現で、目上の人や取引先や社外向けの言葉になります。また、親しい間柄であれば、「わざわざ来てくれてありがとう」など、よりカジュアルな表現を使うこともできます。

「ご足労」の基本的な使い方♡

・相手がわざわざこちらに来てくれた時(お礼)
・相手に何かを届けたり、依頼したりする時(依頼) などです。

例文

・遠方からご足労いただき、感謝申し上げます。

・お忙しい中、ご足労いただき恐縮しております。

ご足労をおかけして申し訳ありませんでした。

【取引先の人との会話】:来社のお礼

本日は、お忙しい中ご足労いただき、誠にありがとうございました。

取引先の人
取引先の人

ちょうど近くまで来たものですから、立ち寄らせていただきました。

「ご足労」のあとに続く言葉は、「いただき」「くださいまして」「おかけし」などの丁寧な表現が続きます。

よく使う「ご足労」の表現

ビジネスシーンでよく使われる「ご足労」を使った表現を紹介します。

「ご足労いただきありがとうございます」

意味:基本的な表現です。相手がわざわざ来てくれたことに対する感謝の気持ちをシンプルに伝えることができます。

「ご足労いただき恐縮です」

意味:相手が忙しい中、わざわざ来てくれたことに対するお詫びの気持ちを込めた表現です。

「ご足労いただけますと幸いです」

意味:「わざわざ足を運んで来ていただくのは大変かと思いますが、もし可能であればお願いしたいです」という意味になります。

「ご足労おかけし申し訳ございません」

意味:「本来はこちらが足を運ぶべきところを、わざわざこちらに来ていただいて申し訳ございません」という意味になります。

「ご足労おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします」

意味:丁寧なお願いと感謝の気持ちを伝える表現です。相手に負担をかけることを申し訳なく思う気持ちが強い表現です。

では、ご足労お願いします「ご足労ください」のような使い方っていいのですか?

そうですね。基本的には控えましょう。

「ご足労お願いします」「ご足労ください」は正しい使い方なのか?

「ご足労」は、相手がわざわざ足を運んでくれたことに対する感謝の気持ちを伝える表現です。

ご足労お願いします「ご足労ください」は、ストレートに「お願いします」「ください」は、依頼や強要のニュアンスがあるため適切ではありません。

では、どのように伝えれば良いのでしょうか?

「当日は、会場にご足労お願いします」

のような表現は失礼にあたります。

⭕️ご足労をおかけして申し訳ございません(相手に対して申し訳ない気持ちがある場合)

⭕️ご来場を心よりお待ちしております (相手を歓迎する気持ちがある場合)

のように言い換えると良いでしょう。いずれの場合も、丁寧な言葉遣いを心がけ、相手の立場に立って感謝の気持ちを伝えることが大切です。

「ご足労」の言い換え・類語

「ご足労」の言い換えです。いずれの表現も丁寧な敬語のため、目上の人や敬意を払う場面で使うことができます。

目上の人や上司、ビジネスシーンで使ってみましょう♡

「お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします」

意味:相手に何かを依頼したりお願いしたりする時に使う丁寧な表現です。

例文:お手数をおかけしますが、来週の月曜日に弊社までお越しいただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。

「お忙しい中、ありがとうございました」

意味:相手が忙しい時間にもかかわらず、何かをしてくれたことに対する感謝の気持ちを表す丁寧な表現です。

例文:お忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございました。

「わざわざお越しいただきましてありがとうございます」

意味:相手がわざわざ自分のところに来てくれたことに対する感謝の気持ちを伝える丁寧な表現です。

例文:悪天候の中、わざわざお越しいただきましてありがとうございます。どうかお気をつけてお帰りください。

「お時間いただきありがとうございます」

意味:相手が自分のために時間を割いてくれたことに対する感謝の気持ちを伝える丁寧な表現です

例文:本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。

まとめ

ご足労は、「足を使って移動する労力や疲れ」という意味です。相手の苦労や手間を認識し、相手が自分のためにわざわざ移動したことへの感謝や敬意を示しています。意味をしっかりと理解し、間違えた使い方をしないように気をつけましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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