「心待ちにしております」は、目上の人やお客様に対して、何かしらの出来事を楽しみにしていることを伝える丁寧な表現です。ビジネスシーンでは、商談やイベント、新商品の発売など、様々な場面で活用します。この記事では、「心待ちにしております」の意味や使い方、言い換え表現、そして具体的な例文を解説していきます。
「心待ちにしております」と「心待ちにしています」って似ているけど、どちらが丁寧ですか?
そうですね。「心待ちにしております」のほうが丁寧です♡
「心待ちにしております」と「心待ちにしています」の違いはこちらです。
「心待ちにしております」は、目上の人や取引先の人に対して使います。相手への期待や歓迎の気持ちを伝える際に用いる丁寧な表現です。
「心待ちにしております」の意味
「心待ちにしております」は、「楽しみに待っています」「期待しています」といった気持ちを相手に伝える丁寧な言葉です。
「心待ち」は、心から待ち望むことです。一般的にはポジティブな意味合いで使います。
「おります」は、「おる」は丁重語、「ます」は丁寧語です。
「心待ちにしております」は、正しい敬語表現です。
「心待ちにしております」は、相手に好印象で丁寧な表現なんですね。
そうです。相手に対して敬意を表しながら、その出来事を楽しみにしているので好印象♡
「心待ちにしております」の使い方と例文
「心待ちにしております」は、丁寧な表現のため、目上の人や取引先、敬意を払う相手への言葉です。同僚や親しい人に対しては「楽しみにしています」を使うと良いでしょう。以下のような場合に使われます。
「心待ちにしております」の基本的な使い方♡
・商品の発売前
・商談や打ち合わせの前
・イベントやセミナーの前 などで使います。
・商品の発売を心待ちにしております。
・来週の会議で新しい提案を伺えることを心待ちにしております。
・ご提案内容ですが、大変興味深いものでした。詳細を心待ちにしております。
【イベントやセミナーへの参加】
・皆様のご参加を心待ちにしております。
・セミナー当日、皆様をお迎えできることを心待ちにしております。
【商品・サービスの利用待つ時】
・皆様のご利用を心待ちにしております。
・私どものサービスをご利用いただくことを心待ちにしております。
【お客様の来訪待つ時】
・お会いできる日を心待ちにしております。
・○○様のご来社を心待ちにしております。
・○○様とのお話を伺えることを心待ちにしております。
【取引先との会話】
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。お目にかかる日を心待ちにしております。
こちらこそ、貴重なお時間をいただきまして、どうもありがとうございました。
「心待ちにしております」が適切に使えていますね♡
上の会話をみてみましょう。
「お目にかかる日を心待ちにしております」が、今後の関係の発展を期待していることを表し、良好な関係やポジティブな意味合いになります。
「心待ちにしております」と「心待ちにしています」の違い
「心待ちにしております」と「心待ちにしています」は、どちらも「楽しみに待っている」という意味ですが、丁寧さの度合いが異なります。
心待ちにしております
・「しております」には謙譲語があるため、強い敬意を表す言葉です。
使う時:目上の人や敬意を表したい相手
心待ちにしています
・「しています」は、一般的な表現のため、「心待ちにしております」に比べてややカジュアルな印象になります。
使う時:親しい人や同僚
「心待ちにしております」の言い換え・類語
「心待ちにしております」は、丁寧な表現ですが、さらに丁寧な表現や、状況や相手との関係性によって使い分ける表現もあります。
心よりお待ちしております
意味:「心待ちにしております」とほぼ同じ意味で、より丁寧な敬語表現となります。
「お待ちする」の「お」は自分の行為のため謙譲語です。「心よりお待ちしております」は謙譲語+丁重語+丁寧語になり、より丁寧な表現になります。
心よりお待ちいたしております
意味:「心よりお待ちしております」とほぼ同じ意味で、より丁寧な敬語表現となります。
例文:式典にご出席いただけることを心よりお待ちいたしております。
心より楽しみにしております
意味:大きな期待と喜びを込めて、何かを楽しみにしていることを伝える丁寧な表現です。
例文:来週のご訪問を心より楽しみにしております。
お会いできるのを楽しみにしています
意味:相手との再会や初めての出会いを心待ちにしている意味で丁寧な表現です。
例文:セミナーでは、多くの参加者の方々とお会いできるのを楽しみにしております。
「心より」「心」がつくことで、より深い気持ちや温かみを表現しているのですね。
そうですね。「心より」という言葉は、フォーマルな場面でも使える丁寧な表現ですし、相手との距離感を縮める効果もあります。ぜひ使ってみましょう。
まとめ
「心待ちにしております」は、相手への期待や喜びを伝える上で好感な表現ですが、状況や相手に合わせて適切な言葉を選ぶことが大切です。誠意を込めて、具体的に、そして丁寧な言葉遣いを心がけて使いましょう。