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「お答えしかねます」をビジネスで言う時のコツ!使い方と【例文付き】

言葉遣い

「お答えしかねます」と断るのは、ビジネスシーンで誰でも経験することです。しかし、ストレートに「お答えしかねます」と伝えると、相手に不快な思いをさせてしまうことも。この記事では、ビジネスで「お断り」を伝える際に必ず知っておきたい、相手に失礼なく伝えるためのコツを解説します。具体的な例文や言い換えも豊富にご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「お答えしかねます」の意味と敬語

「お答えしかねます」は、相手の質問に対して、「残念ながら、お答えすることができません」と丁寧に断る表現です。「お答えできません」だとより直接的な表現で、断定的な印象になります。

「お答えしかねます」は、やんわり丁寧に断る表現です。

【意味合い】

・直接的に「できません」と断るのではなく、柔らかく表現することで、相手への配慮を示します。

・具体的な理由を言及せずに、回答を控えるという意思表示になります。

【敬語】

「お答え」の「お」:謙譲語です。

「しかねます」は丁寧語です。

「お答えしかねます」の使い方

「お答えしかねます」は、相手の質問に対して、何らかの理由で回答できないことを丁寧に伝える際の表現です。ビジネスシーンでよく用いられます。

「お答えしかねます」は、こんな場面で使います♡

調査中または未定の事項:まだ情報が確定していないため、回答できない場合

例文:誠に恐れ入りますが、調査中のため内容については、お答えしかねます

個人情報に関する質問

例文:大変申し訳ございませんが、個人情報保護の観点から、お答えしかねます。

機密情報に関する質問:会社の機密情報など、外部に開示できない情報に関する質問の場合

例文:誠に恐れ入りますが、現時点ではお答えいたしかねます。

「お答えしかねます」言われると、回答を拒否されているように感じるし、どうしたらうまく伝わるかな?

そうですね。「お答えしかねます」が失礼にならないコツをみていきましょう♡

「お答えしかねます」失礼にならないコツと例文5選

「お答えしかねます」は、丁寧な表現ですが、使い方によっては相手に失礼な印象を与えてしまうことがあります。失礼にならないようにするためのコツを例文でみていきましょう。

1)その点については、現時点ではお答えできる情報がございません。

2)契約内容に関する情報は、社外にはお答えしかねますので、ご了承ください。

3)大変申し訳ございませんが、現在の状況では詳細についてはお答えしかねます。

4)最終的な決定に至っていないため、現時点ではお答えしかねますことをお許しください。

5)お答えできなくて申し訳ございません、〇〇という理由から、お答えすることは難しいです。

6)ご要望については慎重に検討しておりますが、今のところ具体的な進捗についてはお答えしかねます。

7)誠に申し訳ございません。現在調査中のため、現時点ではお答えしかねます。後日ご連絡いたします。

上の例文のポイントです♡

丁寧に伝える:「誠に申し訳ございませんが」や「大変恐縮ですが」などの言葉を添える。

理由の説明:1)5)7)は、なぜ回答できないのか、その理由を具体的に説明することで、相手に理解を求めます。

お詫びの言葉:4)はお詫びの言葉が入っているため、より丁寧です。

相手への配慮を忘れずに、適切な言葉を選び、今後の対応や回答時期などを具体的に示すことで、相手を安心させましょう。

「お答えしかねます」「お答えいたしかねます」の違い

「お答えしかねます」「お答えいたしかねます」は、どちらも「答えることができません」という意味ですが、丁寧さの度合いが異なります。目上の人、上司、取引先に対してより丁寧な表現をしたい場合は、「お答えいたしかねます」を選びましょう。

「お答えしかねます」: 丁寧語。相手に対して、「できません」と直接的に断るよりも、少し柔らかく表現したい場合に使われます。

「お答えいたしかねます」:謙譲語。「する」の謙譲語である「いたす」を用いることで、相手への敬意を表し、より丁寧な表現となります。自分の立場を低くし、相手の立場を高くすることで、断りながらも相手への配慮を示します。

「お答えしかねます」の言い換え・類語

最後に「お答えしかねます」の言い換えです。上司や目上の人に対しては、より丁寧で敬意を示す表現を選ぶことが良いでしょう。

「回答を控えさせていただきます」

意味:質問に対して、その場で明確な答えを出さずに、回答を保留にすることを丁寧な言葉で表現したものです。

例文:その件につきましては、現在詳細な情報が不足しているため、回答を控えさせていただきます。

「お答えできません」

意味:質問に対して、残念ながら応えられないことを丁寧に伝える表現です。「お」は謙譲語、「ます」は丁寧語の敬語表現です。「お答えしかねます」の方が丁寧な表現になります。

例文:その件につきましては、申し訳ございませんが、お答えできません

「お答えできかねます」

意味:「お答えできかねます」は、誤った使い方ですが、丁寧な表現として一般的に使われています。使う時は、相手との関係性を考えて使いましょう。

例文:個人情報保護の観点から、お答えできかねます。

まとめ

「お答えしかねます」と伝えることは、決して悪いことではありません。しかし、その伝え方一つで、相手からの印象は大きく変わります。この記事で紹介したコツを参考に、相手に失礼なく、「お答えしかねます」と伝えることができるようになりましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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