ビジネスシーンで使えるクッション言葉はたくさんありますが、いざ使おうとすると、どんなフレーズを選べばいいのか迷ってしまうことも。そこで今回は、ビジネスシーンでよく使われるクッション言葉のフレーズをシーン別にまとめました。
クッション言葉とは、なんですか?
「クッション言葉」を使うことで、直接的な表現を和らげ、相手に柔らかい印象を伝えることができます。
クッション言葉を使うことで、直接的な表現を和らぐことができます。特に、依頼や断り、意見の相違など、相手を不快にさせてしまう可能性のある場面においては、クッション言葉が効果を発揮します。
クッション言葉とは?
クッション言葉とは、「お願い」や「お断り」などをするときに使い、全体を柔らかい印象にしてくれる言葉です。言いにくいことをストレートに伝えてしまうと、相手は受け入れられなかったり、ショックを受けてしまいます。クッション言葉を使うことで相手に嫌な思いをさせずに用件を伝えることができます。
クッション言葉の使い方
クッション言葉は大きく分けると4種類になります。どのような時に使うのか?例文と一緒にみていきましょう。
依頼をする時のクッション言葉
依頼をする時に使うクッション言葉です。冒頭に入れるのが一般的です。
・恐れ入ります
・お手数おかけいたします
・ご面倒ではなければ
・ご足労おかけしますが
・お忙しいかと存じます
・恐れ入りますが、おてもとの書類をご確認くださいませ。
・お手数おかけいたしますが、期限までにご提出いただけますと幸いです。
・ご面倒ではなければ、同封の書類もご提出くださいませ。
・ご足労おかけしますが、〇〇までおこしいただけませんでしょうか。
・お忙しいかと存じますが、先日の見積書について教えていただけますでしょうか
断る時のクッション言葉
相手の期待や気持ちに応えられない場合に、申し訳ない気持ちを伝えるために使います。
・申し訳ございませんが
・心苦しいのですが
・お気持ちは大変よく分かるのですが
・あいにく
・残念ながら
・心苦しいのですが
・申し訳ございませんが、明日の会議は、別件が入ってしまい参加できません。
・心苦しいのですが、ご期待に添えず、申し訳ございません。
・あいにく、担当者は外出しております。
・残念ながら、計画通りに進めることができず、申し訳ございません。
反論する時のクッション言葉
相手の意見を聞いた上で反論するために使う、とても難しい言葉遣いです。場合によっては相手の気持ちを損ねてしまい困難な状況になることもあります。慎重に使いましょう。
・「申し上げにくいのですが」
申し上げにくいのですが、ご提出期限が近くなっておりますので、お日にちにご注意くださいませ。
【取引先との会話】
スケジュール確認したのですが、契約書の提出は、まだ先でしたよね?
申し上げにくいのですが、ご提出期限が近くなっておりますので、お日にちにご注意くださいませ。
伝えにくいことは慎重に言葉を選びましょう!
申し出る時のクッション言葉
相手に尋ねる時に使います。お困りのご様子である方に対して自分から尋ねることで、その後の会話がふくらむことがあります。
・もしよろしければ
「もしよろしければ、私がお部屋までご案内いたします」
・差し支えなければ
「差し支えなければ、うかがってもよろしいでしょうか」
・ご迷惑でなければ
「ご迷惑でなければ、駅までご一緒してもよろしいでしょうか」
すみません。会議室はどの棟の何階ですか?
会議室ですね。A棟の10階ですが、もしよろしければ会議室までご案内いたしましょうか?
相手の言葉をおうむ返しし、クッション言葉もうまく使えていますね♡
まとめ
使い慣れないクッション言葉を適切に使うことは難しいのですが、本記事にあげた代表的なクッション言葉を会話中に少しずつ入れることで、会話が全体がやわらかくなります。クッション言葉を使えるようになると、丁寧な人だと思われること、良好な人間関係が構築できることなど、たくさんいいことがあります。ぜひ、いろいろなクッション言葉を試してみてください。