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「特になし」を言い換えるなら? ビジネスで使えるメール文例【例文付き】

「特になし」を言い換えるならメール文例付き 言葉遣い

「特になし」と返答するのは、相手に失礼ない印象を与えてしまうかも…と気になっていませんか?ビジネスシーンでは、状況に合わせてより丁寧な表現を使うことが大切です。この記事では、「特にありません」「ございません」といった基本的な言い換えに加えて、相手への配慮が伝わる、状況に応じた丁寧な表現を例文とメール文例付きでご紹介します。相手に配慮しつつ、丁寧な表現を身につけましょう。

「特になし」を言い換える必要性

「特になし」とは、簡潔である一方、ビジネスシーンにおいては相手にそっけない印象を与えたり、配慮に欠けると感じられたりする可能性があります。特に、上司やお客様といった目上の人に対して使用すると、検討不足であるという誤解を招くことも。より丁寧な言葉遣いを心がけるべきでしょう。

「特になし」を使用しないで、最初から丁寧な言葉を使う方が、誤解も生まれにくいです♡

「特になし」丁寧な言い換え表現集

ここでは、様々なビジネスシーンで使える「特になし」の丁寧な言い換え表現を、具体的な例文とともにご紹介します。

「特にございません」

使い方:幅広い状況で使える丁寧な表現です。目上の人やお客様に対しても失礼なく使えます。

例文

「〇〇の件について、何かご質問はございますか?」「特にございません。」
「本日の会議で、何かご意見はございますか?」「特にございません。」

「特にありません」

使い方「特にございません」よりもややくだけた印象ですが、丁寧な表現として許容される場面もあります。親しい間柄の上司や同僚に対して使うのが適切でしょう。

例文

「何か質問はありますか?」「特にありません。」
「何か手伝うことはありますか?」「特にありません。」

「現時点では、特にございません」

使い方:「今は特にない」というニュアンスを伝えたい場合に適しています。今後状況が変わる可能性も示唆できます。

例文

「今後のスケジュールについて、何かご要望はございますか?」「現時点では、特にございません。」 「システムに関する不具合について、何か報告はありますか?」「現時点では、特にございません。」

「特に気になる点はございません」

使い方:注意深く確認したが、特に懸念事項がないことを伝える丁寧な表現です。

例文

「企画書の内容について、何か気になる点はございますか?」「特に気になる点はございません。」

「特に変更点はございません」

使い方:以前から状況が変わっていないことを丁寧に伝える際に使います。

例文

「前回の打ち合わせから、何か変更点はございますか?」「特に変更点はございません。」
「ご提案いただいた内容について、修正点はございますか?」「特に変更点はございません。」

「念のため確認いたしましたが、特に問題ありませんでした」

使い方:確認を行った上で問題がなかったことを、より丁寧に伝える表現です。慎重な印象になります。

例文

「〇〇のデータについて、再度確認をお願いできますでしょうか?」
「念のため確認いたしましたが、特に問題ありませんでした。」

「今のところは、特にございません」

使い方「現時点では特にございません」と似たニュアンスですが、より口語的な丁寧さがあります。

例文

「今後の進捗について、何か懸念点はございますか?」「今のところは、特にございません。」
「何か追加でご報告することはございますか?」「今のところは、特にございません。」

「特に申し上げることはございません」

使い方:改まった場面や、自分の意見や報告を求められた際に、特に付け加えることがないことを丁寧に伝える表現です。

例文

「何か最後に申し上げておきたいことはございますか?」「特に申し上げることはございません。」
「本件について、何か補足事項はございますか?」「特に申し上げることはございません。」

「特にありませんが、もし何かあればお気軽にお声がけください」

使い方「特にない」と伝えつつ、相手への配慮を示す表現です。

例文

「何かお手伝いできることはございますか?」「特にありませんが、もし何かあればお気軽にお声がけください。」

「他に何かご不明な点はございますか?」「特にありませんが、もし何かありましたら、いつでもご連絡ください。」

↑相手を配慮する大切さです♡

「特になし」の言い換えと例文:場面別

ビジネスメールや会議、アンケート回答などでよく使う「特になし」。丁寧な場面では、もう少しやわらかく、相手を配慮する言い換え表現にすると、印象がよくなります。ここでは、場面別に「特になし」の言い換えと例文を紹介します。

【メールでの確認依頼への返信】

言い換え:現時点では特に問題ございません、特筆すべき事項はございません

使い方のポイント:メールで「ご確認ください」などの依頼に対し、問題がない場合に使います。少し丁寧に「現時点では」などをつけると、やわらかくなります。

例文

ご連絡いただきました件につきまして、現時点では特に問題ございません。引き続きよろしくお願いいたします。

【社内・社外アンケートの回答】

言い換え:特に要望はありません、特段の希望はございません

使い方のポイント:アンケートで要望欄などに記載する際、ストレートに「特になし」「特になにもない」と書くより、柔らかく伝える方が丁寧です。

例文

サービスに関するご要望:特段の希望はございません。現状に満足しております。

【会議・打ち合わせ中の意見を求められた時】

言い換え:現段階では特に意見はございません、特に付け加える点はございません

使い方のポイント:会議の場で意見を聞かれたが、特に言うことがない時に使います。「現段階では」と付け加えると、丁寧に聞こえます。

例文

本件につきましては、現段階では特に意見はございません。進行にご一任いたします。

【資料・書類の修正依頼に対するコメント】

言い換え:修正箇所は特に見受けられませんでした、問題なく確認できました

使い方のポイント:資料や書類の確認後に、修正箇所がない場合に使います。「確認できた」というポジティブな表現も好印象です。

例文

添付資料を拝見しましたが、修正箇所は特に見受けられませんでした。問題なく進行いただければと存じます。

【進捗確認・定例報告】

言い換え:現在、特段の課題は発生しておりません、現在、問題なく推移しております

使い方のポイント:進捗確認の場で、特に課題がないことを伝えるときに使用。「順調」を伝える表現にすると、前向きな印象になります。

例文

現在、特段の課題は発生しておらず、スケジュール通り進行しております。引き続きよろしくお願いいたします。

「特になし」を丁寧に伝えるメール文例集

「特になし」という返信は、相手からの質問や確認事項に対して、該当する事項がない場合に用います。簡潔でありながら、相手にきちんと伝わるように配慮することが大切です。

「特にしていただくことはございません」「特に気になる点はございません」などの丁寧な使い方もおすすめです♡

【1】ビジネスでのやり取りに使えるメール文例

件名:〇〇の進捗確認の件

〇〇様

いつもお世話になっております。

本件につきまして、現時点では特に問題ございませんので、ご安心くださいませ。 何か変動がありましたら、速やかにご連絡いたします。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

【2】取引先・社外への報告メール文例

件名:作業状況のご報告

〇〇様

平素より大変お世話になっております。

作業の進捗についてご報告いたします。 現在、特に追加でご対応が必要な事項はございません。 ご不明点やご要望がございましたら、いつでもお申し付けください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【3】カジュアルな社内連絡メール文例

件名:本日のミーティングまとめ

〇〇部のみなさま

本日のミーティング内容について、特に追加事項はありません。 もし抜け漏れ等ありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。よろしくお願いします。

まとめ

「特になし」とは、もちろん間違いではありません。しかし、ビジネスの場面では、その時の状況に合わせて、もう少し丁寧な言い方をすると、相手に「気遣ってくれているな」という印象になります。相手に気持ちよく受け止めてもらうためにも、丁寧な言葉を知っておくことは、ビジネスをする上で大切なことです。参考にしてみてください。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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