日常会話でもよく使う「努力します」というフレーズ。目標を達成するために、全力で取り組みますという意味で使われます。
ビジネスシーンでは、「努力します」は、よく使われるため、やや漠然とした表現になります。具体的な行動や目標を示すことで、具体的で説得力のある表現になり、好印象になります。
そこで、今回は「努力する姿勢を示す言葉遣い」のフレーズを持ち合わせておくことで、ビジネスシーンでも好感度をアップさせる方法をご紹介します。このブログでは「努力します」の言い換え表現やポイントを、具体例を挙げて解説していきます。
そういえば、「努力します」とよく使っていますね。
「努力します」もいいのですが、より効果的に使って好感アップしましょう。
※より効果的に使って好感アップとは?こちらです
「努力します」の意味
「努力します」は、主に「目標を達成するために、全力を尽くして頑張ります」という意味で使われます。具体的には、以下のようなニュアンスになります。
A)目標、課題達成のために全力で取り組む
B)相手からの要望や期待に応える努力
好感アップのポイントは3つなのでクリアしていきましょう♡
「努力します」好感アップ!3つのポイント
「努力します」を効果的に使うには、3つのポイントを押さえましょう。
1)具体的な目標や目的を示す
「努力します」というフレーズを使う時は、まず自分が達成したい目標や目的を具体的に示すことが大切です。
例えば、
・プロジェクトの成功に向け、全力で努力します。
・お客様のご要望に応えられるよう、精一杯努力します。
2)努力する具体的な方法や手段を示す
それを達成するためにどのような努力をするのか、具体的な方法や手段も示すとよいでしょう。
例えば、
・お客様のニーズを徹底的にヒアリングし、最適な提案をします。
・メンバーとコミュニケーションを密に取り、協力して成果を上げます。
3)努力する意欲や覚悟を示す
目標や目的、努力する方法や手段を示すだけでなく、努力する意欲や覚悟を示すことも大切です。
例えば、
・チームの成功のために、自分の力を最大限に発揮します。
・新しい技術を習得し、スキルアップに努めます。
・チームの雰囲気を良くするために、積極的にコミュニケーションをとります。
「努力します」というフレーズを効果的に使って、自分の意志や決意を相手に伝えましょう♡
【社内での会話】
チームの雰囲気を良くするために、何か心がけていることはありますか?
はい、積極的にコミュニケーションをとるようにします。具体的には、毎日の朝礼や夕礼で積極的に発言し、チームメンバーと交流を深めるよう努めて参ります。
具体的な説明がとてもいいですね♡
「努力します」の使い方、例文
では、「努力します」は、どのような時に使うといいのでしょうか。例文とあわせてみていきましょう。先に挙げました、好感アップ!3つのポイントも参考にしてください。
A)目標、課題達成のために全力で取り組む
ーー上司が部下に「今後の目標を教えてください」と聞きました。
「努力します」などを使って答えてみましょう。
・今後は、営業目標の達成に向けて、全力で努力してまいります。
・顧客満足度向上のために、顧客のニーズを深く理解することに努めてまいります。
B)相手からの要望や期待に応える努力
ーーお客様が提案した商品に関心を持ってくれました。
「努力します」などを使って答えてみましょう。
・お客様にご満足いただけるご提案ができるよう、精一杯努めてまいります。
・今後もお客様のニーズをしっかりと把握し、より良い提案ができるよう、努力してまいります。
さっきから「努力いたします」「努力してまいります」をよく使っていますね。「努力します」との違いを知りたいです。
「努力します」は丁寧語です。ビジネスシーンでは謙譲表現に言い換えて使いましょう。
「努力します」敬語表現、言い換え、例文
「努力します」は敬語表現です。似た表現でも、それぞれに意味やニュアンスの違いがあります。そのため、状況や相手に合わせて適切な表現を選ぶことが大切です。
「努力いたします」
努力いたします
意味)自分が努力する姿勢を相手に伝える表現です。
・お客様のご要望を100%満たすため、精一杯努力いたします。
・顧客獲得の目標達成に向け、常に新しいアイデアを創出し、精一杯努力いたします。
「努力してまいります」
努力してまいります
意味)自分が今現在努力していることを相手に伝える表現です。
・目標を達成するために、営業活動に全力を注ぎ、努力してまいります。
・チーム一丸となって、納期を守り、品質の高い成果物を納品するために、努力してまいります。
「努力させていただく所存(しょぞん)です」
努力させていただく所存です
意味)自分が努力する機会を相手からいただくという表現です。
・貴社のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。精一杯努める所存です。貴社のご要望をしっかりと把握し、最適な提案をできるよう、全力で取り組んでまいります。
・納期を守り、品質の高い成果物を納品できるよう、全力で努力させていただく所存です。
「努力を重ねてまいります」
努力を重ねてまいります
意味)自分が努力を継続して行うという表現です。
・先輩社員から教わったことをしっかりと理解し、実践できるように努力を重ねてまいります。
・目標は、期日までに高品質の成果物を納品することです。そのために、メンバー全員で協力し合い、努力を重ねてまいります。
「努力を尽くしてまいります」
努力を尽くしてまいります
意味)自分が努力に全力を尽くすという表現です。
・リーダーとして、全社一丸となって、プロジェクトの成功に向けて努力を尽くしてまいります。
・お客様のご要望にお応えできるよう、努力を尽くしてまいります。
「努力を惜しまない」
努力を惜しまない
意味)目標や課題の達成に向けて、自分の能力や努力を最大限に発揮するという意味です。
・自分のスキルを活かして、社会に貢献したいと考えています。そのために、努力を惜しまずに働くべきだと思います。
・この企画を成功させるために、努力を惜しまず、全力を尽くしてまいります。
「努力します」言い換え、例文
「努力します」言い換え、類語としては、以下のようなものがあります。それぞれニュアンスに違いがあります。よく使う表現ですので、使えるようにしておきましょう。
精進(しょうじん)いたします
精進いたします
意味)「一生懸命に努力します」「引き続き頑張ります」という意味で、おもに目上の人に使う表現です。
・今回のプロジェクトで得た経験を活かし、次回にはより効果的な計画を立てるために精進いたします。
・新しい職務に就くこととなりましたが、経験を活かし、スキル向上に努めつつ、一員として精進いたします。
【社内での会話】
社内試験まで、あと少しだけど頑張ってくださいね。
社内試験まであと少しですが、一生懸命頑張ります。応援の言葉ありがとうございます。
親しい人、同僚に対しては、「一生懸命頑張ります」や「力を注ぎます」などの表現を使うと、親しみやすさをアピールすることができます。
※状況や相手に合わせて、適切なものを使いましょう。例えば、上司や取引先など、目上の人に対しては、「精一杯努めます」や「全力を尽くします」などの表現を使うと、真摯な姿勢を示すことができます。
「精一杯努めます」
精一杯努めます
意味)自分の能力や努力を最大限に発揮するという意味です。
・お客様のご要望に応えられるよう、精一杯努めてまいります。そのために、最適な提案をできるように、日々精進いたします。
・納期と品質を両立させるために、精一杯努めます。
一生懸命頑張ります
一生懸命頑張ります
意味)目標や課題の達成に向けて、全力で努力する
・納期を守り、品質の高い成果物を納品するために、一生懸命頑張ります。
・お客様の満足度向上のため、品質管理に一生懸命取り組みます。
全力を尽くします
全力を尽くします
意味)目標や課題の達成、相手からの要望や期待に応えるため、自分の能力や努力を最大限に発揮する意思を示すというニュアンスです。
・上司の指示に従い、誠心誠意全力を尽くしてまいります。
・顧客の満足度向上のために、顧客のニーズを徹底的に調査し、より満足度の高いサービスを提供できるように全力を尽くします。
まとめ
「努力します」は、ビジネスシーンでもよく使われる表現ですが、具体的な行動や目標を示すことで、より印象に残りやすく、好感度をアップさせることができます。また、丁寧な言葉遣いも心がけることで、より好印象を与えることができます。
ぜひ、これらのポイントを押さえて、ビジネスシーンでも好感度をアップさせる言葉遣いを身につけましょう。