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「言ってもらう」言い換えと敬語表現【ビジネスシーンで使える例文付き】

言葉遣い

日常会話やビジネスシーンでよく使う「言ってもらう」の敬語表現、ご存じですか?

「言ってもらう」を敬語表現にすると「言っていただく」になりますが、ビジネスシーンではそれ以外にも、目上の人に対しても使える丁寧な言い換えがあります。

このブログでは、ビジネスシーンで使える「言ってもらう」の言い換えや使い方を、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

言ってもらうは、丁寧さが足りないと思うけど、言い換えに悩みます。

そうですね。言ってもらう」は敬語表現ではないので、上司や目上の人に対しては、より丁寧な表現を使いましょう。

言ってもらう」は敬語表現はこちらです。

敬語の種類について、復習しましょう。

【尊敬語・謙譲語・丁寧語】

尊敬語    相手のことを高めて敬意を表す   おっしゃる、お会いになる、いらっしゃる     
謙譲語自分を低くして敬意を表す申す、お目にかかる、おる
丁寧語丁寧な言葉で敬意を表す言います、会います、います

「言ってもらう」の意味

「言う」の意味は、言葉を発する、伝える、命じるです。

「言ってもらう」の意味は、「誰かに何かを言うように頼む」という意味になります。

「もらう」の謙譲表現は、「いただく」です。したがって、「言ってもらう」の謙譲表現は、「言っていただく」となります。

「言っていただく」は、目上の人や尊敬する人に対して、「何かを言ってほしい」とお願いする時に使う謙譲表現です。

本文では、「言っていただく」の具体的な使い方と例文を説明します。

「言っていただく」を使う時

「言っていただく」を使う時とは、どんな時でしょうか?「言っていただく」は、ビジネスシーンで目上の人に使う敬語表現です。

何かお願いや依頼をする時に使います。
ーーー以下の場面でみていきましょう。


A) 会議で参加者の名前を確認する時

B)会議で意見を聞きたい時

C)上司に指示を依頼する時

「言っていただく」の例文

「言っていただく」は、どのように使うといいのでしょうか。例文とあわせてみていきましょう。

A)会議で参加者の名前を確認する時

言っていただくなどを使って答えてみましょう。

・恐れ入りますが、お名前を言っていただけますか。

・ご参加ありがとうございます。恐れ入りますが、お名前をお聞かせいただけますか。

B)会議で意見を聞きたい時

言っていただくなどを使って答えてみましょう。

・恐れ入りますが、ご意見を言っていただけますか。

・恐れ入りますが、○○の件について、ご意見を言っていただければ幸いです。

・恐れ入りますが、新商品について、ご意見を伺ってもよろしいでしょうか。

C)上司に指示を依頼する時
ーー体調不良者が多いため「残業せずに帰ってください」という指示をお願いする場面です

言っていただくなどを使って答えてみましょう。

・今日はみんなの体調が悪いので、上司に「今日は残業はせずに帰ってください」と言っていただく。

・今日は体調不良者が多く、業務に支障をきたす恐れがあるため、ご指示をお願いしたく存じます。

・今日は体調不良者が多く、業務に支障をきたす恐れがあるため、ご指示をお願いしてよろしいでしょうか

※お願い、依頼をする時に使うため、丁寧な言葉遣い、相手への配慮も考えて使うようにしましょう。

「言っていただく」は、お願い、依頼の時に使います。

【社内での会話】

部下
部下

お忙しいところ恐れ入ります。〇〇案件でトラブルが発生しております。現状の状況と今後の対応について、ご指示を言っていただきたく存じます。

上司
上司

了解しました。知らせてくれて助かります。

言い換えもできます。

言い換えは「現状の状況と今後の対応について、ご指示をお願いしたく存じます」になります。

言っていただくは、いろいろな言い換えができるのですね。

言い換えもみていきましょう。

「言っていただく」敬語表現、言い換え

言っていただくは、敬語表現です。似た表現でも、それぞれに意味やニュアンスの違いがあります。そのため、状況や相手に合わせて適切な表現を選ぶことが大切です。

ご指示ください、ご指導ください、ご助言ください、おっしゃっていただくなどがあります。

「ご指示ください」「ご指導ください」「ご助言ください」

【使い方】

「ご指導ください」相手からの具体的な指示を求める時に
「ご指導ください」相手からの的確な指導を求める時に
「ご助言ください」は、相手からの有益な助言を求める時に使います。

※「ご助言」とは、目上の人から助けになる意見をもらいたい時に使います。

上記の「ください」の部分を相手に配慮した表現にすると、以下になります

「ご指示ください」→ご指示をお願いしたく存じます、ご指示をお願いしてもよろしいでしょうか

「ご指導ください」→ご指導をお願いしたく存じます、ご指導をお願いしてもよろしいでしょうか

「ご助言ください」→ご助言をお願いしたく存じます、ご助言をお願いしてもよろしいでしょうか

「おっしゃっていただく」

「おっしゃっていただく」は、相手に何かを伝えてほしい時に使います。一般的には目上の人に使います。

「言う」の尊敬語である「おっしゃる」に、謙譲語「いただく」を組み合わせた表現です。

・ご不明な点がございましたら、おっしゃっていただけますか。

・会議の進行について、ご提案をおっしゃっていただけますでしょうか。

「言ってくださる」「おっしゃってくださる」

「言ってくださる」「おっしゃってくださる」は、相手に対して丁寧に、自分の意志や好意で何かをしてくれる時に使います。

・みんなが体調不良のため、上司が「今日は残業せずに帰るように」と言ってくださり、心から感謝しています。

・先輩が「何か困ったことがあれば遠慮なく言ってください」とおっしゃってくださって、心強い限りです。

【社内での会話】

先輩
先輩

業務で、何か困ったことがあれば遠慮なく言ってください。

後輩
後輩

先輩が、そのようにおっしゃってくださって、心強い限りです。本当にありがとうございます。

先輩からの温かい言葉に対して「心強い限りです」と表現することで、先輩に感謝していますね。

「心強い限りです」を使い、先輩に感謝していますね♡

まとめ

「言ってもらう」は、自分が相手に何かを言ってもらう時に使う表現です。

敬語表現にすると「言っていただく」になりますが、ビジネスシーンではそれ以外にも、目上の人に対しても使える丁寧な言い換えについても紹介してきました。状況や伝えたい内容に合わせて、適切な表現を選んで使いましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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