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「ご無理を聞いていただき」ビジネスシーンでの使い方、敬語表現、言い換え【例文付き】

言葉遣い

「ご無理を聞いていただき」は、ビジネスシーンでよく使われる表現です。無理なお願いを聞いてもらった時に使うもので、感謝の気持ちや申し訳なさの気持ちを併せて表します。

この記事では、「ご無理を聞いていただき」の使い方や敬語表現、例文について解説します。また、よく使われる「ご無理を聞いていただきありがとうございます」「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」の使い分けについても解説します。

ご無理を聞いていただきは、どんな言葉ですか?

「ご無理を聞いていただき」は、相手の都合や状況を考えて、無理なお願いを聞いてもらった時の丁寧な表現です。

「ご無理を聞いていただき」の意味と使い方

「ご無理を聞いていただき」は、通常の範囲外の依頼、困難なお願いをする際の敬意を表す言葉です。通常であればお願いしないような内容を、特別にお願いする時に使います。

意味合いは以下になります。

・申し訳ございません。聞いていただきありがとうございます。
・無理を聞いていただき、本当にありがとうございます。
・特別な配慮をしていただき、心から感謝申し上げます。

「ご無理を聞いていただき」はこう考えるとわかりやすいです。

「ご無理を聞いていただく」は、「ご無理を聞いていただくのは、相手にとって大変なこと」という意味です。そのため、この表現を使うことで、相手に感謝の気持ちと申し訳なさの気持ちを伝えることができます。

【取引先との会話】

取引先の人
取引先の人

ご要望いただいた商品の件ですが、年内に間に合いそうです。

お忙しいところ、ご無理を聞いていただき感謝申し上げます。

「ご無理を聞いていただき」が適切に使えていますね♡

ご無理を聞いていただきは、ビジネスシーンで使える正しい敬語です。言い換え表現も多くありますので、適切な表現が使えたら良いでしょう。

例えばですが、

・ご無理をお願いし恐縮ですが、

・ご無理をお願いし申し訳ございませんが、

・ご迷惑をおかけいたしましたにも関わらず、ご無理を聞いていただき、

などを使うことで、より丁寧な表現になります。

「ご無理を聞いていただき」「ご無理を聞いてくださり」の違い

いただき」「くださり」は、敬語表現です。違いをみていきましょう。

「ご無理を聞いていただき」「ご無理を聞いていただきまして

「ご無理を聞いてくださり」「ご無理を聞いてくださいまして」です。

いただく」「くださる」はどちらも同じくらい丁寧な表現です。

使い分けに悩む時は、謙譲表現の「いただく」を使いましょう。

「ご無理を聞いていただき」の言い換え

状況に合わせて、ご無理を聞いていただきを言い換えることで、適切に気持ちを伝えることができます。言い換えも使えたら良いですね。

「ご無理を承知のうえ、ご検討いただけますでしょうか」
意味)相手に何かをお願いするときに、相手に負担をかけることを承知している旨を伝える表現。
例文)恐れ入りますが、ご無理を承知のうえ、ご検討いただけますでしょうか。



「ご理解いただき、ありがとうございます」
意味)相手が自分の話を理解してくれることに感謝する際に使います。
例文)ご理解いただき、ありがとうございます。感謝申し上げます。


「ご協力いただき、感謝申し上げます」
意味)相手が自分の仕事や活動に協力してくれることに感謝する表現。
例文)ご協力いただき、感謝申し上げます。おかげさまで、無事成功することができました。


「ご配慮いただき、ありがとうございます」
意味)相手が自分のことを気遣ってくれることに感謝する表現。
例文)ご配慮いただき、ありがとうございます。とても嬉しく思います。


「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが」
意味)相手に迷惑をかけてしまうことを謝る表現。
例文)ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、明日までにご提出いただけませんでしょうか。


「ご無理を申し上げたにもかかわらず、ありがとうございます」
意味)相手に無理なお願いをしたにもかかわらず、快く受け入れてくれたことに感謝する表現。
例文)ご無理を申し上げたにもかかわらず、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。


「無理なお願いにもかかわらず、ありがとうございます」
意味)相手に無理なお願いをしたにもかかわらず、快く受け入れてくれたことに感謝する表現。
例文)無理なお願いにもかかわらず、ありがとうございます。心遣いに感謝します。


「勝手を申し上げたにもかかわらず、ありがとうございます」
意味)相手に無理なお願いをしたにもかかわらず、快く受け入れてくれたことに感謝する表現。
例文)勝手を申し上げたにもかかわらず、ありがとうございます。本当に助かりました。

状況や相手に合わせて、使いやすい表現を選んでみてください。

「ご無理を聞いていただき」を使う時のコツ

「ご無理を聞いていただき」は、相手に対して何かお願いをする際に使う表現です。相手にとって負担となる可能性があることを理解し、感謝の気持ちと敬意を込めることが大切です。

目上に人、敬意を払うべき人に対して、特に敬意を♡

・相手への配慮の気持ちを示す言葉を添える
・丁寧な表現を使う
・「ご無理を聞いて頂き恐縮です」を使う

・ご多忙のところ、ご無理を聞いていただき大変恐縮です。

・急なお願いにも関わらず、ご多忙のところご無理を聞いていただき、誠に恐縮です。

・ご多忙のところ、ご対応いただき、誠にありがとうございました。ご無理を聞いていただき恐縮です。

・ご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。ご無理を聞いていただき、本当にありがとうございました。

・ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご無理を聞いていただきましたこと、感謝申し上げます。

「ご無理を聞いていただき恐縮です」は、相手に負担となるようなお願いをしてしまったことへの深い感謝と申し訳なさの気持ちを伝える表現です。

↑すごく無理なお願いをしてしまった時に使います♡

「ご無理を聞いていただき」の例文

ご無理を聞いていただきを使うシーンは以下の設定です。

急な仕事の依頼
相手の協力や理解に感謝する時

上記のシーンでご無理を聞いていただきなどを使って例文を考えてみましょう。

急な仕事の依頼
・本日中にご対応いただき、誠にありがとうございました。急な依頼にも関わらず、ご無理を聞いていただき、感謝申し上げます。

・昨夜の急な依頼にも関わらず、ご無理を聞いていただき、誠にありがとうございます。

相手の協力や理解に感謝する時
・ご理解とご協力に感謝申し上げます。ご無理を聞いていただきましたことを、重ねてお礼申し上げます。

・急なお願いにも関わらず、快く引き受けてくださり、ありがとうございました。ご無理を聞いていただき、感謝申し上げます。

「ご無理を聞いていただきありがとうございます」「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」どちらを使ったらいいのか悩みます。

考えてみましょう♡

「ご無理を聞いていただきありがとうございます」「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」使い分け

「ご無理を聞いていただきありがとうございます」と「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」は、どちらも相手に無理なお願いを聞いてもらった際に使う表現ですが、ニュアンスが異なります。

・「ご無理を聞いていただきありがとうございます」は、相手に感謝の気持ちを伝える表現です。そのため、相手が快くお願いを聞いてくれた場合に使います。

・「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」は、相手に謝罪の気持ちを伝える表現です。そのため、相手が無理をしてお願いを聞いてくれた場合に使います。

ビジネスシーンでは、具体的な状況や相手との関係性によって適切な表現を選ぶことが大切です。感謝の表現を強調したい場合は前者、謝罪の気持ちを強調したい場合は後者を選ぶと良いですね。

「ご無理を聞いていただきありがとうございます」使い方・例文

「ご無理を聞いていただきありがとうございます」は、相手に無理なお願いを聞いてもらった場合に使う表現です。相手に負担をかけたことを理解し、感謝の意を表しています。

例えば、
短い納期の依頼
急な会議や打ち合わせの調整
追加の業務依頼 のシーンで例文を考えてみましょう。

【短い納期の依頼

・難しいお願いにも関わらず、ご無理を聞いていただき、誠にありがとうございます。
・納期が短くご迷惑をおかけしましたが、ご無理を聞いていただき、感謝申し上げます。

急な会議や打ち合わせの調整

・急な会議のお願いにも関わらず、ご無理を聞いていただき、ありがとうございました。
・突然の依頼にも関わらず、ご無理を聞いていただき、心より感謝いたします。

追加の業務依頼

・追加の業務をお願いし、ご配慮いただきましたこと心より感謝いたします。
・追加の業務をお願いし、ご無理を聞いていただき誠にありがとうございます。

「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」使い方・例文

「ご無理を聞いていただき申し訳ございません」は、相手に無理なお願いを聞いてもらったことに謝罪の気持ちを示す際に使います。

例えば、
相手の都合を考えずにお願いしてしまった
お願いしたことで相手に迷惑をかけてしまった時 で、例文を考えてみましょう。

・会議の調整にご協力くださいまして、ご無理を聞いていただき誠に申し訳ございません。

・短い期限でのプロジェクトにご協力くださいまして、ご無理を聞いていただき申し訳ございません。

・追加の業務をお願いし、無理を聞いていただきまして、誠に申し訳ございません。

まとめ

「ご無理を聞いていただき」は、無理なお願いを聞いてもらった時に使う表現です。感謝の気持ちや申し訳ないという気持ちを表すために使います。

相手への配慮の気持ちを示す言葉を添えることで、相手への感謝の気持ちだけでなく、自分の申し出が相手にとって負担になることを気遣う気持ちも表すことができます。丁寧な表現を使うこと、丁寧な言葉遣いを心がけることで、より相手に好印象になります。言い換えもたくさんあります。ぜひ、ご自身にとっていいなと思う表現が使ってみてください。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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