「相手の考えや意見をもっと深く知りたいのに、うまく質問できない…」そんな経験はありませんか?そんな時に役立つのが、「オープンクエスチョン」と呼ばれる質問方法です。オープンクエスチョンは、「はい・いいえ」で答えられない質問であり、相手が自由に考えや意見を述べられるため、会話が弾みやすく、より深い理解につながります。
この記事では、オープンクエスチョンの特徴と効果的な使い方を解説します。
「クローズドクエスチョン」について学びましたが、「オープンクエスチョン」もあるのですね。
今回は「オープンクエスチョン」について一緒にみていきましょう。
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オープンクエスチョンとは?
オープンクエスチョンは、回答者の回答に制限を設けず、自由に答えてもらうような質問の仕方です。
「はい」「いいえ」などの選択肢がなく、回答者が自由に考えて答える質問です。
オープンクエスチョンのメリット
・相手の考えや気持ちを理解できる
・相手からより多くの情報を引き出せる
・相手の創造性を引き出すことができる
オープンクエスチョンのデメリット
・回答に時間がかかる場合がある
・回答がまとまらない場合がある などです。
・これが好きだという理由は?
・その仕事を選んだ理由は何ですか?
・自分が一番得意なことって、何だと思いますか?
オープンクエスチョンの種類
オープンクエスチョン種類をみてみましょう。
WHY質問:「なぜ~なのですか?」と尋ねることで、相手の考えや行動の理由を掘り下げられます。
例文:「この商品を選んだ理由は?」、「そのように考えた理由は?」
WHAT質問:「何ですか?」「何が~ですか?」と尋ねることで、基本的な情報や具体的な事実を確認できます。
例文:「今回の会議で話し合う内容はなんですか?」
WHEN質問:「いつですか?」と尋ねることで、時間的な情報や行動のタイミングを把握できます。
例文:「その出来事はいつ頃ありましたか?」
WHERE質問:「どこですか?」と尋ねることで、場所や状況に関する情報を得られます。
例文:「この研修はどこの会場で行われますか?」
HOW質問:「どのように~するのですか?」と尋ねることで、具体的な方法や手順を理解できます。
例文:「目標達成のためにどのように取り組んでいますか?」
【what(何)を使った場合】
今回のような問題を未然に防ぐためには、どのような対策が必要でしょうか?
チームメンバー間で情報共有の場を設けることも大切だと考えております。
オープンクエスチョンを使う時の注意点
オープンクエスチョンは、回答者に自由に答えさせることができる質問です。そのため、多くの情報を引き出すことができますが、効果的に使うためには、以下の2点に注意する必要があります。
質問内容が明確であること
曖昧な質問では、回答者が何を答えればいいのか分からず、適切な回答が得られません。質問の意図を明確に伝え、具体的な情報を引き出せるように工夫しましょう。
例えばですが、
「この商品についてどう思いますか?」よりも、「この商品で一番気に入っている点はどこですか?」の方が、具体的な回答が得られやすいです。
「なぜこのサービスを選んだのですか?」よりも、「このサービスを選んだ決め手となった具体的な機能やサービス内容は何ですか?」の方が、より詳細な情報を得られます。
質問の仕方は、本当に重要です♡
答えやすい雰囲気を作る
質問をされていると感じ、相手が緊張していると、本音を言いづらくなってしまいます。リラックスして話せるような雰囲気作りをしましょう。
・傾聴する:相手の話を最後までしっかりと聞くことで共感を示めすことができます。
・否定しない:相手の意見を否定せず、尊重すること。
・自分自身も少し話す:適度に自分自身の経験や考えを話すことで、相手との信頼関係を築きやすいですし、相手も話しやすくなります。
まとめ
相手の考えや意見を引き出し、会話を深めるオープンクエスチョン。その奥深さに多くの人が共感する一方で、使いこなしにはコツが必要だったり、想定外の回答に戸惑ったりすることもあります。
しかし、オープンクエスチョンをマスターすれば、相手の心を掴み、深いコミュニケーションを築くことができるようになります。参考にしていただけたら幸いです。
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