ビジネスシーンで、相手に敬意を表すために「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」など、様々な丁寧な表現があります。これらの言葉はそれぞれニュアンスが異なるため、状況に合わせて使い分けることが大切です。
この記事では、「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」の意味や使い方を詳しく解説し、例文付きで分かりやすく説明しているので、ぜひ参考にして、相手に好印象を与える丁寧な言葉遣いを身につけてください。
「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」の使い分けがわからなくて。難しいですよね。
どれも丁寧な敬語表現ですが、使い分けができたら良いですね♡ビジネスシーンでよく使われるのが「お会いするのを楽しみにしています」などですね。
「会う」の敬語表現を丁寧な順にすると「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」になります。意味や使い方をひとつずつみていきましょう。
「お会いする」の意味と使い方
「お会いする」は「会う」の謙譲語で、基本的な表現のため使いやすいです。
使う時:目上の人や親しい人など、幅広い相手に対して使います。
・お会いする機会をいただき、ありがとうございました。
・お会いするのを楽しみにしています。
「お会いできる」の意味と使い方
「お会いできる」は「会う」の謙譲語で、「お会いする」の可能な形です。
「お会いする」よりも丁寧で「お目にかかる」よりも親しみやすい表現です。
使う時:目上の人や親しい人など、幅広い相手に対して使います。
・明日、お会いできるのを楽しみにしています。
・近いうちにお会いできることを願っております。
・お会いできることを楽しみにしております。
「お目にかかる」の意味と使い方
「お目にかかる」は「会う」の謙譲語で、最も丁寧な表現です。
使う時:目上の人や初対面の人、取引先、フォーマルな場面で使います。
・ぜひお目にかかりたいと思い、ご連絡いたしました。
・お忙しい中、お目にかかる機会をいただき、誠にありがとうございます。
印象や好感をアップする工夫
「お会いする・お会いできる・お目にかかる」を使って印象や好感をアップするにはどうしたらいいでしょうか?
・状況や相手との関係性に合わせて適切な敬語、正しい敬語を使うことです。
例えば、取引先や目上の人に対して「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」を使うことで、相手への敬意を表現することができます。
例文)
・○○様にお会いでき、大変光栄です。
・またお目にかかる機会を頂戴できれば幸いです。
・○○さんにお会いできることを楽しみにしております。
・・○○様にお目にかかれる日を心待ちにしております。
・来週のセミナーでお会いできることを楽しみにしております。
・本日はお忙しい中、お会いする機会をいただき、誠にありがとうございます。
そうか!間違えた使い方をしていたら、相手から信頼されないし。好感を持ってもらうためには、正しい使い方や適切な使い方をしないといけないですよね。
そうですね♡
「お会いする・お会いできる・お目にかかる」を使う時
「会う」という表現は、ビジネスシーンだけでなく、友人や親しい人との会話でもよく使用されます。特に「楽しみにしている」というフレーズと合わせることで、相手に期待感や喜びを伝えることができます。
・お会いするのを楽しみにしています
・お会いできるのを楽しみにしております
・お目にかかるのを心待ちにしております
よく使う表現を挙げました♡
A)は、「会うこと」そのもの を楽しみにしている
B)は、「会うこと」という行為 を楽しみにしている
C)は、「会う機会」そのもの を楽しみにしている
【お会いする】
A)お会いするのを楽しみにしています
B)お会いすることを楽しみにしています
C)お会いする機会を楽しみにしています
【お会いできる】
A)お会いできるのを楽しみにしています
B)お会いできることを楽しみにしています
C)お会いできる機会を楽しみにしています
【お目にかかる】
A)お目にかかるのを楽しみにしています
B)お目にかかることを楽しみにしています
C)お目にかかる機会を楽しみにしています
それぞれのニュアンスの違いや状況に合わせて使い分けできたら良いですね。
以下は補足です♡
「います」は丁寧は表現ですが、ビジネスシーンでは「おります」の謙譲語を使うことをおすすめします。
「心待ち」は、心から待ち望んでいるという意味でポジティブな表現です。相手への強い期待感や喜びを伝える表現として、「お会いできるのを心待ちにしております」のように「会う」と合わせて使うこともできます。
「お会いする・お会いできる・お目にかかる」の言い換え
ビジネスシーンでよく使う「お会いする・お会いできる・お目にかかる」の言い換えを挙げてみました。参考にしてみてください。
・ご面談
意味合い)目上の人との面会時に使うフォーマルな表現です。
例文)お忙しいところ、本日はご面談の機会をいただき誠にありがとうございます。
・ご対面
意味合い)久しぶりに会う相手や、初めて会う相手に対して使います。
例文)ようやくご対面することができて光栄に思います。
・お顔を拝見する
意味合い)ご対面するよりもカジュアルな表現です。
例文)お忙しい中、お顔を拝見することができて嬉しいです。
・ご挨拶
意味合い)会話の冒頭や、別れの際に使うことが多い表現です。
例文)本日はお忙しい中、ご挨拶の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
まとめ
「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」は、相手への敬意をはらう丁寧な表現です。
印象や好感をアップするためには、状況や相手との関係性に合わせて適切な敬語を使うことです。「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」を使い分けること、適切な敬語表現が使えたらいいですね。