相手に失礼のないように、どうしても聞かなければならない質問ってありませんか?そんな時に役立つのが「不躾な質問」を使った表現です。この記事では、「不躾な質問」の意味や使い方、そして失礼なく相手に尋ねるための例文や言い換え表現を詳しく解説します。ビジネスシーンで役立つフレーズばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
「不躾な質問」とは、はじめて聞きました。
「不躾な質問」とは、簡単に説明すると相手にとって失礼だったり、無礼だったりする質問のことです。
「不躾な質問」は、ビジネスシーンでも使いますが、使い方や注意点に気をつけて、正しく「不躾な質問」を使っていきましょう。
「不躾な質問」の意味
「不躾な質問」の読み方は「ぶしつけなしつもん」と読みます。
「不躾な質問」は、相手にとって失礼だったり、無礼だったりする質問のことを指します。
以下のような質問が「不躾な質問」にあたります。
・プライバシーに関わる質問。例:ご年齢、家族構成、出身地について尋ねる。
・相手にとって答えにくい質問。例:お給料について尋ねる。
・デリケートな話題に関する質問。例:思想、政治について尋ねる。
・相手が答えたくないような質問。例:過去の失敗はなんですか? などです。
「不躾な質問」の使い方と例文
「不躾な質問」は、失礼な質問という意味の表現です。相手が答えにくい質問や、プライバシーに関わる質問をする際には、
「申し訳ございません」などの謝罪の言葉や、「恐縮ですが」などの相手を配慮した言葉を添えて使うようにしましょう。
「不躾な質問」だけは、敬語表現ではありません。
「不躾な質問ですが」の表現を使うことで、相手が答えにくい質問であることをあらかじめ伝えておくことができます。
・申し訳ございません、不躾な質問ですが、ご年齢を聞いてもよろしいでしょうか。
・不躾な質問で恐縮ですが、先輩の家族構成を教えていただけませんか。
・お給料はどのくらいかと尋ねることは、大変不躾な質問だと思います。
・上司のプライベートについて、尋ねるのは、大変不躾な質問だと思います。
「不躾な質問」をする時の注意点
「不躾な質問」とは、相手にとって失礼だったり、無礼だったりする質問のことです。どうしても相手にしなければならない場合は、以下の点に注意しましょう。
質問前に必ず断りを入れ、相手への配慮を示す
まず、質問をする前に一言断りを入れ、相手への配慮を示しましょう。そうすることで、相手が質問を受け入れやすくなります。
例えば、
・失礼な質問かもしれませんが
・もしお答えいただければ幸いです
・お答えいただけない場合は結構ですので
・不躾な質問かもしれませんが、よろしければ伺いたいのですが
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相手の反応を見ながら質問をする
質問前に断りを入れ、相手が質問に答えることに同意してくれても、その後の質問の進め方にも注意が必要です。相手の反応を見ながら質問をしましょう。
・相手が答えたくない場合は、質問を取り下げる。
・答えにくそうな質問をしてしまった場合は、すぐに謝罪する。
・「これって聞いてもいいのかな?」と迷った場合は、質問自体を控える。
上記以外にも、状況に応じて様々な点に注意する必要があります。大切なのは、相手のことを思いやり、失礼のない態度で質問をすることです。
【社内での会話】
不躾な質問かもしれませんが、お仕事以外のお話で少し伺いたいのですがよろしいでしょうか?
すみません、プライベートな話は苦手なので、お答えできません。
ご気分を害されてしまったら、申し訳ございません。質問は控えます。
仕事のことなら、いつでも聞いてください。
双方とも、相手のことを配慮した会話ですね♡
上の会話をみてみましょう。
「不躾な質問かもしれませんが」:前置きすることで、上司に質問することを失礼に思っていることを伝え、丁寧な断りを入れています。
「ご気分を害されてしまったら、申し訳ございません」:上司の意思を尊重し、と謝罪しています。
「不躾な質問」をする時の言い換え・より丁寧な表現で質問するには?
「不躾な質問」の「不躾」を、ビジネスでも使える別の表現で言い換えてみましょう。
丁寧な言葉遣いを心がけ、相手に失礼にならないように注意しましょう♡
差し支えのない範囲で教えていただけますか?
意味:相手に負担をかけずに情報を教えてほしいと丁寧に尋ねる表現です。
例文:〇〇の情報について、差し支えのない範囲で教えていただけますか?
お聞きしてもよろしいでしょうか?
意味:相手に何かを尋ねたり、意見を求めたりする時の丁寧な表現です。
例文:失礼ですが、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?
失礼ですが、お尋ねしてもよろしいでしょうか?
意味:相手に何かを尋ねたり、質問したりする前に、丁寧な許可を求める表現です。
例文:失礼ですが、〇〇についてお尋ねしてもよろしいでしょうか?
質問をする時の前置きとして、以下の言葉も有効です♡
・恐縮ですが、
・お教えいただければ幸いです。
・大変失礼な質問なのですがご教示いただけますでしょうか。
・もしお答えするのが難しい場合は、無理にお答えいただかなくて結構です。
状況に応じて適切な表現を選択し、丁寧な言葉遣いを心がけることで、相手に失礼のない「不躾な質問」をすることができるでしょう。
まとめ
どうしても相手にしなければならない質問がある場合は、あらかじめ断りを入れ、丁寧な言葉遣いで質問をしましょう。ビジネスシーンにおいては、「不躾な質問」を使う時は上記のマナーを守り、相手に失礼のないように尋ねましょう。