「この資料を使ってください」と、こんな風にビジネスシーンで「使ってください」を使用していませんか?目上の人や取引先への報告や提案など、より丁寧な表現が求められる場面では、適切な言い回しを選ぶことが大切です。この記事では、目上の人や取引先に失礼なくビジネスシーンで使える「使ってください」の7つの丁寧な表現を具体的な例文と、ともにご紹介します。
「使ってください」って、丁寧な言葉だから上司にも使っています。
「使ってください」とは、丁寧で使いやすいですよね。でも、ビジネスの場面では、もっと丁寧な言葉を使うことで、相手への尊敬の気持ちを表すことができますよ♡
「使ってください」の意味と敬語
「使ってください」は、相手に何かを「使って」ほしい。利用してほしいという丁寧な依頼の言葉です。
【敬語】
「ください」は、「くれ」の尊敬語ですが、「ください」が命令形になるため、人によっては丁寧に感じない場合もあります。丁寧な言い換えも使ってみましょう。
より丁寧な表現を心がけることは、ビジネスだけでなく、普段の生活でも役立ちますよ♡
「使ってください」の使い方
「使ってください」は、相手に何かを使ってほしい、あるいは何かを提供したいという時に使う丁寧な表現です。
・この資料を使ってください。
言い換えると→もし、よろしければ、この資料をご自由にお使いください。
・このシステムを使ってください。
言い換えると→よろしければ、このシステムは、業務効率化に繋がりますので、ぜひご活用ください。
「使ってください」を使う時には、「よろしければ」や「もしよろしければ」を付け、相手に選択肢を与えるような言い方に変えることがおすすめです。
例文:「この資料、もしよろしければ使ってください」
【補足です】
「よろしければ」と「よければ」「よかったら」は似た言葉ですが、目上の人や上司、ビジネスシーンで使う際はより丁寧な「よろしければ」を使いましょう。
「使ってください」は、丁寧な表現ですが、より丁寧な表現にしたい場合は、「お使いください」など、他の表現を使うこともできます♡
「使ってください」ビジネスで使える丁寧な言い換え7選
「使ってください」をより丁寧な表現に言い換える場合、状況や相手との関係性によって適切な表現を選ぶことが大切です。以下に、ビジネスシーンでよく使われる言い換えを挙げます。
「ください」は、相手に直接的に何かを渡すように要求する印象を与える、比較的強いお願いの言葉です。「ください」を「くださいませ」「いただけますと幸いです」にすることでより丁寧で柔らかい表現になります。
ビジネスシーンでより丁寧な言葉を使うことで、相手への配慮を示すことができます♡
1)お使いください
例文:作成した資料を添付いたしますので、ご確認の上、お使いくださいませ。
使い方:「お使いください」の「お」は尊敬語になります。
2)ご利用ください
例文:詳細については、弊社のサイトをご利用いただけますと幸いです。
3)ご活用ください
例文:こちらのツールを業務の効率化にご活用いただければ幸いです。
4)お役立てください
例文:この資料が少しでもお役立ていただければ幸いです。
意味:相手に何かを提供し、「それが役立つことを願う」という意味の丁寧な表現です。
5)お試しください
例文:こちらの商品をお試しいただければ幸いです。
意味:製品やサービスを実際に使ってもらい、その品質や機能などを体験してもらうことを促す表現です。
6)ご参照ください
例文:詳細につきましては、添付の資料をご参照くださいませ。
意味:相手に資料や情報を渡し、内容を確認したり、参考にしてもらったりする際に使います。
7)ご検討ください
例文:新しい製品の導入に関しまして、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
意味:相手に何かを検討して欲しい、考えて欲しいというお願いをする際に使う表現です。
「お誘いさせてください」の例文の使い方のポイント♡
・状況に合わせて言葉を選ぶ:依頼するのか、提案するのかなど、状況によって使い分けることが大切です。
・「ぜひ」「ぜひとも」「どうぞ」などの言葉を付け加えることで、より丁寧な印象になります。
「使ってください」の敬語表現
「使ってください」の敬語表現です。いずれの表現も丁寧な敬語表現のため、目上の人や敬意を払う場面で使うことができます。
「お使いいただければと存じます」
意味:「存じます」:「思う」の謙譲語の敬語表現に「ます」の丁寧語がついたものです。「れば」は仮定になります。社内で「存じます」を使うには、少しかたい表現になります。
例文:新しい資料を作成しましたので、お使いいただければと存じます。
「お使いいただければ幸いです」
意味:「れば」は、仮定の意味です。
「幸いです」:「幸い」に「です」の丁寧語がついた言葉です。「私は嬉しいです」という意味になります。
例文:資料を添付いたしましたので、お使いいただければ幸いです。
「お使いくださいますようお願い申し上げます」
意味:「くださいますよう」とは「〜してくれますように」という意味です。「お役立てくださいますようお願い申し上げます」は、相手に「役に立ってくれるようにお願いする」という意味になります。
例文:資料を送付いたします。どうかお使いくださいますようお願い申し上げます。
「お使いくださいますようお願い申し上げます」は非常に丁寧な表現です♡
まとめ
「使ってください」は、丁寧な言葉ですが、ビジネスシーンでは、やや直截的(ちょくせつ)な印象になります。ビジネスシーンでは、より丁寧な言葉を使うことで、相手との関係を良好にすることができます。ぜひ、今回の説明を参考に、様々な場面で適切な言葉を選んでみてください。