「ハードルが高い」の使い方を間違えていませんか?「敷居(しきい)が高い」と似た言い回しですね。今回は「ハードルが高い」「敷居が高い」の違いや、意味、使い方についてみていきましょう。「敷居が高い」とは不義理があり、不義理に対して気おくれをしている気持ちの時に使います。
「ハードルが高い」は、親しい人に対して使うことはよいのですが、目上の人やビジネスシーンでの言い換えもみていきましょう。
「ハードルが高い」の使い方を理解しよう!
「ハードルが高い」とは、目標を達成するのが難しく今の自分には実力が足りず解決が難しい時に使います。
「ハードルが高い」の意味
「ハードルが高い」は、超えるべき壁が高い・目標を達成するのが難しい、難しくて尻込みをするという意味です。超えるべき壁が高い・目標を達成するのが難しく今の自分には実力が足りず解決が難しい時に使います。
「ハードルが高い」の使い方と例文
「ハードルが高い」の使い方と例文についてみていきましょう。
・今度の試験に合格するのはハードルが高いです。
→意味は、試験の難易度が高く、自分の実力では合格するのが難しいということです。
・全国大会に出場するには、ハードルが高いです。
→意味は、全国大会に出場するためのレベルが高いので自分には難しいということです。
「ハードルが高い」使う時の注意点
「ハードルが高い」は、相手の提案を否定的に捉えられやすい表現です。誤解を避けるために、以下の点に注意しましょう。
代替案を提案する
「ハードルが高い」と伝えただけでは、問題解決に繋がりません。可能であれば、代替案を提案することで、建設的な議論を進めることができます。
例えばですが、
・現時点では納期が厳しいですが、〇週間後に納期をずらせば対応可能です。
・現時点ではスケジュール的に厳しいですが、〇ヶ月後であれば検討可能です。
前向きな姿勢を示す
「難しい」「大変そう」といったネガティブな表現は避け、「ぜひ検討させてください」「何か良い方法があれば一緒に考えましょう」のように、前向きな姿勢を示すことが大切です。
・より良い方法があれば、ぜひ教えてください。
・一緒に解決策を考えていきましょう。
大切なのは、単に「ハードルが高い」と断るのではなく、建設的な解決策を探る姿勢を示すことです。
「ハードルが高い」という表現を使うことも有効な場合もありますが、その際は、上記のような点に注意し、誤解を招かないようにすることが大切です。
「ハードルが高い」と「敷居が高い」の違いについて
「ハードルが高い」と「敷居が高い」の違いについてみていきましょう。
「敷居が高い」の意味は、「敷居が高い」を使う時は不義理があり、不義理に対して気おくれをしている気持ちの時に使います。
「ハードルが高い」の誤用されやすい話し言葉です。
似た言い回しですが、意味が異なります。
「ハードルが高い」の言い換え
「ハードルが高い」は親しい人に対して使うことは、良いのですが、目上の人やビジネスシーンでの言い換えについてみていきましょう。
ビジネスシーンで、相手にわかりやすく、丁寧に伝えられたらいいですよね。
・難易度が高い
・難しい
・壁が高い
・自分にとって難しい
・今回の試験は、自分にとってハードルが高いです。
・今回の試験は、自分にとって難易度が高いです。
・今回の試験は、難しいです。
・今回の試験は、壁が高いです。
・自分にとって今回の試験は、難しいです。
適切な使い方ができたらいいですね。
まとめ
「ハードルが高い」とは超えるべき壁が高い時に使います。私が「ハードルが高い」をいう時に気をつけていることは「私にはハードルが高いです」といった時に、相手の提案を否定するように見受けられてしまう可能性があり、せっかく提案をしてくれたことに対して「私には無理」と受け取られてしまうことがあります。「ハードルが高い」を使う時は、お互いの会話の流れを読んで誤解が生まれないように使ってみましょう。