5月は、若葉が芽吹き、さわやかな風が吹き抜ける季節。ビジネスでもプライベートでも、心地よい陽気の中で交流を深めたい時期です。そんな5月にふさわしいのが、季節感あふれる「時候の挨拶」。この記事では、新緑の表現を織り交ぜながら、ビジネスシーンで使えるフォーマルな例文から、親しい方へ贈るカジュアルな表現、やわらかい挨拶文まで、5月の時候の挨拶の書き出し・結び例を幅広くご紹介します。

5月は爽やかで活動的なイメージです。新緑や薫風といった言葉から、明るく前向きな印象♡
5月の時候の挨拶のポイント|書き出しと結びについて
5月は、新緑が目に鮮やかで、過ごしやすい気候となる美しい季節です。この時期ならではの言葉を選び、相手への心遣いを伝える時候の挨拶は、手紙やメール、ビジネス文書などに温かみを添えます。

新たな環境に慣れてきた時期の労い・応援の言葉
5月は新年度が始まってひと月が過ぎ、新しい環境にも少しずつ慣れてくる頃です。入社・入学・転勤などを経験した相手へ、労いや応援の気持ちを伝えましょう。

・新たな環境でのご活躍、心より応援しております。
・新生活にも少しずつ慣れてこられた頃でしょうか。無理せず、ご自愛ください。
・環境が変わりお疲れも出やすい時期かと存じます。どうかご無理なさいませんように。
5月の季節感を表す言葉・情景表現
5月は風薫る季節。新緑や初夏を感じる言葉を挨拶に添えると、爽やかな印象になります。「新緑の候」「薫風の候」「立夏」「風薫る五月」など、時候の挨拶にも多く使われる語句を取り入れてみましょう。

・新緑がまぶしく、清々しい季節となりました。
・風薫るさわやかな季節、いかがお過ごしでしょうか。
・若葉の緑が目に優しい季節となりました。ご健勝のこととお喜び申し上げます。
健康・体調への気遣いの言葉
心と体の健康を気遣うひと言を添えることで、優しい印象の挨拶になります。

・季節の変わり目、どうかご自愛くださいませ。
・日中は汗ばむ日も増えてまいりました。お身体を大切にお過ごしください。
・連休明けでお疲れも出やすい頃かと存じます。どうぞご無理なさらずに。

↓書き出しと結びについてです♡
書き出しとは
書き出しは、文章の最初、つまり読み手が最初に目にする部分です。読み手の興味を引きつけ、本文へスムーズに繋げる役割があります。
書き出しの要素
・挨拶:季節の挨拶、時候の挨拶などで、手紙の始めを丁寧にします。 (例:「○○の候、」)
・感謝:日頃の感謝を伝える言葉。(例:「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」)
・相手への気遣い:相手の状況を尋ねる言葉。(例:「○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」)
結びとは
結びは、文章の最後、つまり読み手が最後に目にする部分です。文章を締めくくり、相手への配慮や今後の関係を示す役割があります。 丁寧な結びは、良好な関係を築く上で大切です。
結びの要素
・要約:本文の内容を簡単にまとめること。
・相手への配慮:相手の健康や幸せを祈る言葉。(例:「○○様のご健勝をお祈り申し上げます。」)
・返信のお願い: 返信が必要な場合に、その旨を伝える。(例:「ご多忙中とは存じますが、ご返信いただければ幸いです。」)
5月の時候の挨拶
5月は、若葉が目に鮮やかさを増し、心地よい風が吹く、過ごしやすい季節ですね。春の暖かさを受け継ぎながらも、夏の気配がほんのり感じられるこの頃、季節を表す言葉(時候の挨拶)を添えることで、受け取った相手に爽やかな季節感や、いきいきとした気持ちを届けることができます。
時候の挨拶は、季節の移り変わりや気候の特徴を表現する言葉です。明確な区切りはありませんが、以下に使用時期の目安をまとめましたので、参考にしてみてください。
時候の挨拶 | 意味 | 使用時期の目安 |
麗春の候 | 暖かく穏やかな春の陽気を表現する言葉です。 | 4月下旬〜5月4日 |
惜春の候 | 春が過ぎ去るのを惜しむ気持ちを表し、少し寂しげな言葉です。 | 4月下旬〜5月4日 |
晩春の候 | 春の終わり頃の候。名残惜しい春の季節を表します。 | 4月下旬〜5月4日 |
暮春の候 | 春が終わる頃の候。春の深まりを感じさせる言葉です。 | 4月下旬〜5月4日 |
万緑の候 | 草木の緑が濃く生い茂る候。生命力あふれる様子。 | 5月5日~6月4日 |
薄暑の候 | わずかに暑さを感じる候。初夏の到来を示唆します。 | 5月5日~6月4日 |
向春の候 | 夏に向かう頃の候。これから暑くなる時期を表します。 | 5月〜6月上旬 |
葉桜の候 | 桜の花が終わり、葉が茂る候。移りゆく季節感。 | 5月中旬 |
若葉の候 | 若々しい葉が伸び始める候。新鮮な生命力を感じます。 | 5月中旬 |
新緑の候 | 新しい緑が鮮やかな候。目にまぶしい季節です。 | 5月中旬 |
薫風の候 | 香りを含んだ風が吹く候。爽やかで心地よい季節。 | 5月中旬〜5月下旬 |
青葉の候 | 青々とした葉が茂る候。緑が美しい季節を表します。 | 5月中旬〜6月中旬 |
麦秋の候 | 麦が実り、収穫を迎える頃の候。 | 5月下旬〜6月上旬 |
初夏の候 | 夏の初めの候。さわやかな夏の始まりを感じさせます。 | 5月下旬〜6月上旬 |
麗春(れいしゅん)の候
意味:うららかで美しい春の様子を表す言葉。暖かく穏やかな春の陽気を表現し、希望や喜びを感じさせる時候の挨拶です。ひなげしの花が咲く頃という意味も持ちます。
使う期間:4月下旬〜5月4日
【ビジネスシーンの例文】
・麗春の候、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
・麗春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・麗春の候、花々が咲き乱れ、心が華やぐ季節ですね。
・麗春の候、春の暖かな日差しが心地よい季節となりました。
惜春(せきしゅん)の候
意味:過ぎ行く春を惜しむ気持ち、春の終わり頃に使われる時候の挨拶です。
使う期間:4月下旬〜5月4日

「春」という言葉が入っているため、5月4日(立夏)以降にこの言葉を使うのは控えましょう♡
【ビジネスシーンの例文】
・惜春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・惜春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・惜春の候、春の終わりが近づき、少し寂しい気持ちになります。
・惜春の候、桜の花も散り始め、新緑が目に鮮やかな季節となりました。
晩春の候(ばんしゅんのこう)
意味:春の終わり頃の気候を表す言葉です。穏やかで過ごしやすい春の終わりを感じさせる、少し物寂しいような、しかし温かさも残る季節感を伝える表現です。
使う期間:4月下旬〜5月4日
【ビジネスシーンの例文】
・晩春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・晩春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・桜の季節も過ぎ、若葉が目に鮮やかな頃となりました。
・春もいよいよ終わりに近づき、晩春の趣を感じる頃となりました。
・うららかな春の日差しが、少しずつ夏の気配を感じさせるようになりました。
暮春の候(ぼしゅんのこう)
意味:春がまさに終わろうとしている頃となりました、という意味合いです。「晩春の候」よりも、春の終わりが近いことをより強く意識させる表現です。
使う期間:4月下旬〜5月4日
【ビジネスシーンの例文】
・暮春の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・暮春の候、〇〇様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・心地よい春風が、夏の訪れを告げているようです。
・春の暖かさの中にも、爽やかな風が吹く好季節となりました。
万緑の候(ばんりょくのこう)
意味:新緑が目に鮮やかで、草木の緑が深みを増す美しい季節を表す時候の挨拶です。「万緑」は、一面に広がる緑、生い茂る緑を表し、生命力に満ち溢れた様子を表しています。
使う期間:5月5日~6月4日
【ビジネスシーンの例文】
・万緑の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・万緑の候、貴社におかれましては、ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・新緑が目にまぶしい季節となりました。
・緑が深くなり、生命力にあふれた毎日ですね。

若葉の候、新緑の候、どちらも春から初夏にかけて、草木の芽が勢いよく伸び、山野が緑に色鮮やかに染まる美しい季節を表す時候の挨拶です♡
薄暑の候(はくしょのこう)
意味:夏の気配が感じられるものの、まだ暑さが本格的ではない頃を表す時候の挨拶です。「薄暑」は、ほんのりとした暑さ、しのぎやすい暑さを意味します。
使う期間:5月5日~6月4日
【ビジネスシーンの例文】
・薄暑の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
・薄暑の候、貴社におかれましては、ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・初夏の爽やかな風が心地よい季節となりました。
・日中は汗ばむ陽気の日もございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

暦の上では5月5日か6日頃からが夏とされています♡
向暑の候(こうしょのこう)
意味:初夏の暑さを感じる頃、という意味です。これから本格的な暑さを迎える時期に、相手の健康を気遣う気持ちを込めて使われます。
使う期間:5月〜6月上旬
【ビジネスシーンの例文】
・向暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・向暑の折から、皆様におかれましてもご健勝のこととお察しいたします。
【やわらかい表現の例文】
・初夏の陽気が心地よい季節となりました。
・暑さに向かう折、どうぞご自愛ください。

5月の時候の挨拶では、新緑、若葉、薫風といった5月ならではのキーワードを用いることで、季節感を豊かに表現できます♡
葉桜の候(はざくらのこう)
意味:桜の花が散り、葉が茂ってきた頃、という意味です。春の終わりから初夏にかけて、少し寂しさを感じさせつつも、新たな生命力を感じる季節の挨拶です。
使う期間:5月中旬
【ビジネスシーンの例文】
・葉桜の候、皆様におかれましてもお健やかにお過ごしのことと存じます。
・葉桜の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・桜の葉が青々と茂る頃となりました。
・若葉が目に眩しい季節、いかがお過ごしでしょうか。
・春の賑わいが過ぎ、少し落ち着いた季節となりました。
若葉の候(わかばのこう)
意味:草木の若葉が目に鮮やかな頃、という意味です。生命力にあふれた、みずみずしい季節感を表現します。
使う期間:5月中旬
【ビジネスシーンの例文】
・若葉の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
・若葉の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・目に鮮やかな緑がまぶしい季節となりました。
・風薫る五月となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
新緑の候(しんりょくのこう)
意味:木々の新しく芽吹いた緑が美しい頃、という意味です。すがすがしく、爽やかな印象を与えます
使う期間:5月中旬
【ビジネスシーンの例文】
・新緑の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・新緑の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・若葉がキラキラと輝く季節ですね。お元気でいらっしゃいますか。
・新緑が目に鮮やかな季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。

若葉の候、新緑の候、どちらも春から初夏にかけて、草木の芽が勢いよく伸び、山野が緑に色鮮やかに染まる美しい季節を表す時候の挨拶です♡
薫風の候(くんぷうのこう)
意味:初夏に吹く、さわやかで心地よい風のこと。新緑の香りを運んでくるようなイメージの時候の挨拶です。
使う期間:5月中旬〜5月下旬
【ビジネスシーンの例文】
・薫風の候、〇〇様におかれましてはご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛ください。
【やわらかい表現の例文】
・新緑が目にまぶしい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
・さわやかな風が心地よいこの頃、〇〇様におかれましてはますますお元気でお過ごしのことと存じます。
青葉の候(あおばのこう)
意味:目に鮮やかな緑色の若葉のこと。生命力にあふれ、活気を感じさせる時候の挨拶です。
使う期間:5月中旬〜6月下旬
【ビジネスシーンの例文】
・青葉の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・青葉の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・五月晴れの空が気持ちの良い日が続いております。
・木々の緑が深みを増してまいりました。皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。
麦秋の候(ばくしゅうのこう)
意味:麦秋とは、麦が熟して収穫期を迎える初夏の頃を指します。麦が黄金色に輝き、風に揺れる様子は、まさに秋の稔りに似ていることから「麦の秋」と呼ばれます。
使う期間:5月下旬〜6月上旬
【ビジネスシーンの例文】
・麦秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・麦秋の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・麦秋を迎え、黄金色の絨毯が広がる美しい季節となりました。
・麦の穂が風にそよぐ、のどかな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
初夏の候(しょかのこう)
意味:初夏は、春から夏へと移り変わる頃、具体的には5月から6月にかけての季節を指します。新緑が目に鮮やかで、過ごしやすい気候となる時期です。
使う期間:5月下旬〜6月上旬
【ビジネスシーンの例文】
・初夏の候、〇〇様には格別のご清栄のこととお慶び申し上げます。
・初夏の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい表現の例文】
・新緑が目に鮮やかな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
・新緑の香りが心地よい毎日です。皆様お健やかにお過ごしのことと存じます。
・五月晴れの空が気持ちの良い季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
5月の結びの挨拶:ビジネスとやわらかい表現
5月は、新緑が目に鮮やかで、爽やかな風が心地よい季節ですね。ビジネスシーンでは、相手の活躍を期待する言葉や、体調への気遣いを添えると良いでしょう。また、親しい間柄では、新緑の美しさや過ごしやすい気候に触れた、心温まる表現を用いるのがおすすめです。以下に、5月の上旬・中旬・下旬に分け、ビジネスシーンとやわらかい表現の例文をご紹介します。

5月上旬の結びの言葉
5月上旬は、暖かな陽気に包まれ、新緑が美しく映える季節です。ゴールデンウィーク明けから、気持ち新たに仕事や生活に取り組む時期でもあります。ビジネスシーンでは、連休明けのリフレッシュをねぎらいながら、今後の活躍を願う言葉を添えるのがおすすめです。やわらかい表現では、新緑の爽やかさや、初夏の訪れを楽しむ気持ちを伝えると、季節感あふれる印象になります。

ゴールデンウィーク(大型連休)は、親しい間柄で使うようにしましょう♡
親しい間柄には親しみやすい表現「新緑がきれいな季節になったね」「ゴールデンウィーク楽しかった?」のような口語的な表現も可能です。
【ビジネスシーンの例文】
・さわやかな季節、引き続きご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
・初夏の候、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。(5月上旬の季節感を伝える)
・大型連休明けでご多忙のことと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。(連休明けの労い)
・連休明けではございますが、気持ちを新たに、共に実り多き日々を過ごしましょう。(前向きな姿勢を示す言葉)
【やわらかい表現の例文】
・五月晴れの空の下、皆様にとって素敵な日々が訪れますように。(相手の健康を気遣う表現です)
・新緑が美しい季節、心も晴れやかにお過ごしください。(新緑の爽やかさを伝える)
・朝夕の寒暖差もありますので、ご自愛くださいませ。(春から初夏への変わり目を意識)
・大型連休はいかがお過ごしでしたか?どうぞゆったりと日常に戻れますように。(連休明けのやさしい気遣い)
・ゴールデンウィークの楽しい思い出を胸に、また新たな季節を楽しみましょう。(連休の話題に触れつつ、今後の楽しみを共有する表現)
5月中旬の結びの言葉
5月中旬は、新緑がいっそう深まり、さわやかな陽気に包まれる季節です。一方で、初夏の陽気と朝晩の涼しさによる寒暖差が続き、体調を崩しやすい時期でもあります。ビジネスシーンや手紙・メールの挨拶文では、体調管理への気遣いや、安全への配慮を伝える言葉を添えると、より丁寧な印象になります。
【ビジネスシーンの例文】
・さわやかな気候ではございますが、どうぞご自愛のほどお願い申し上げます。
・新緑の映える季節、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
・初夏とはいえ、ご体調にはくれぐれもご留意くださいませ。(体調を気遣う表現)
【やわらかい表現の例文】
・青葉が目にまぶしい季節、心地よい時間をお過ごしください。
・初夏のさわやかな風を感じながら、穏やかな日々をお過ごしください。
・新緑の中、健やかで穏やかな日々となりますようにお祈りしております。
・さわやかな風を感じながら、 またお会いできる日を楽しみにしています。
・新緑が本当にきれいな季節ですね。 皆様もどうぞ健やかにお過ごしください。
5月下旬の結びの言葉
5月下旬は、初夏のさわやかな空気に包まれ、新緑がいっそう鮮やかさを増す時期です。ゴールデンウィーク明けの忙しさや、季節の変わり目による疲れが出やすい頃でもあります。ビジネスシーンでは、相手の体調や今後のご活躍を祈る一言を添えると好印象です。カジュアルな表現では、初夏の訪れを楽しむ気持ちや、心地よい季節を満喫する様子を表現する挨拶がおすすめです。

5月下旬は、夏の暑さが徐々に感じられてきますね♡
【ビジネスシーンの例文】
・暑さが徐々に増してまいります。くれぐれも体調管理にはお気をつけくださいませ。
・季節の変わり目、何卒ご自愛くださいますようお願い申し上げます。(季節の変わり目を気遣う)
・疲れが出やすい頃かと存じます。ご無理なさらず、どうぞご自愛くださいませ。
【やわらかい表現の例文】
・夏の気配を感じる季節となりました。どうぞお元気にお過ごしください。
・日ごとに暑さが増してまいりますが、健やかにお過ごしいただけますように。
・さわやかな季節が続きますが、季節の変わり目ゆえご体調にお気をつけてお過ごしください。
・5月も下旬となり、いよいよ初夏の陽気が気持ち良いですね。素敵な週末をお過ごしください。
・さわやかな風が吹くようになりました。皆様もどうぞ、気持ちの良いこの季節をお楽しみください。
まとめ
5月は、新緑が目に鮮やかな季節。「新緑の候」「若葉の候」「向暑の候」など、生命力あふれる様子を表す言葉が用いられます。
ビジネスシーンでは、「向暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」と、相手の繁栄を祈る言葉を添えるのが一般的です。
プライベートでは、「目に鮮やかな新緑が、心躍らせる季節となりました」「若葉がキラキラと輝き、散歩が楽しい毎日です」など、個人的な感想や近況を交えても良いでしょう。参考にしてみてください。