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12月の挨拶文|上旬・中旬・下旬の例文集【ビジネス&プライベート】

12月挨拶文ビジネス&プライベートで使える上旬・中旬・下旬の例文 季節の挨拶

12月は、一年を締めくくる「師走」の名の通り、年の瀬の慌ただしさと本格的な冬の寒さが入り混じる季節です。本記事では、寒さが一段と厳しくなる12月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶と、年末に役立つメール文をビジネス・プライベートの例文として紹介します。相手への感謝や労いの言葉に加え、クリスマスや冬至、大掃除など12月ならではの話題を添えるコツも解説。多忙な時期に使いやすい体調を気づかう結びの文例もまとめています。季節感と心遣いが伝わる挨拶文作成のヒントとして、ぜひご活用ください。

年末に向けて役立つメール文例も紹介しています♡

12月時候の挨拶一覧

12月は本格的な冬を迎え、年末の慌ただしさ(師走)と寒さが深まる季節です。「厳寒の候」「歳末」「寒冷」「初冬の候」「師走の候」など、冬の訪れと年末の雰囲気を感じる言葉を挨拶に取り入れましょう。ビジネスでは、一年間の感謝や多忙な時期へのねぎらい、そして体調を気づかう言葉を添えると丁寧です。プライベートでは、クリスマスや年末年始の準備、冬の便りなどを話題にすると親しみやすいでしょう。

以下に、12月上旬・中旬・下旬に使いやすい挨拶文の例をまとめました。メールや手紙でご活用ください。

時候の挨拶意味使用時期の目安
夜寒の候
(よさむのこう)
秋が深まり、特に夜間の冷え込みが強く感じられる頃のご挨拶。相手の体調を気遣う文面に優しく寄り添う表現です。11月上旬〜12月10日頃
初冬の候
(しょとうのこう)
暦の上で冬に入り、冬の始まり(孟冬)を感じる時期のご挨拶。11月7日〜12月7日頃
向寒の候
(こうかんのこう)
寒さが厳しくなる時期へ向かう途中のご挨拶。相手の健康管理を丁寧に促す文面に幅広く使える汎用性の高い表現です。11月7日〜12月20日冬至くらい
小雪の候
(しょうせつのこう)
雪が降らない地域でも、寒さが深まり、冬の始まりを実感する時期の挨拶として使えます。11月21日〜12月7日頃
師走の候
(しわすのこう)
年末の慌ただしい雰囲気を伝える表現で、ビジネス文書で12月の書き出しに使われます。「ご多忙の折」「ご多用の中」と合わせて使うと、相手への心遣いが伝わります。12月1日〜12月中旬頃
初雪の候
(はつゆきのこう)
初めて雪が降りましたという意味で実際に雪が降る地域・降らない地域にかかわらず、12月上旬の挨拶として使えます。12月1日〜12月中旬頃
寒冷の候
(かんれいのこう)
寒さが厳しく冷え込む季節、という意味でビジネスシーンで相手の健康を気遣う文面(ご自愛のほど)に添えやすい汎用性の高い表現です。12月中
歳末の候
(さいまつのこう)
年の暮れ、年末が迫っている季節、という意味で、多忙な時期の挨拶として使います。「ご多忙の折とは存じますが」といった定型句と合わせたり、ビジネスメールの結びの言葉としても活用できます。12月中
大雪の候
(たいせつのこう)
二十四節気の「大雪(たいせつ)」にあたる時期で、雪が激しく降り始める頃を意味します。12月7日〜12月20日冬至くらい
歳晩の候
(さいばんのこう)
一年の終わり、年末の最後の時期、という意味で、一年の締めくくりにふさわしい表現です。「年末のご挨拶」や、次年度への感謝と抱負を伝える文書に使うのがおすすめです。12月22日(冬至)〜12月31日
冬至の候
(とうじのこう)
一年で最も昼の短い「冬至」を迎える季節、という意味です。季節の移り変わりを意識した丁寧な挨拶になります。12月22日(冬至)〜1月5日(小寒)

「師走の候」年末に向けて僧侶までもが走り回るほど忙しい、という意味で有名ですよね♡

12月上旬に使える挨拶文

12月上旬は、暦の上では初冬にあたり、本格的な冬の寒さを感じ始める時期です。この時期の挨拶文では、「寒さへの配慮」「年末へ向けての多忙さへの気遣い」を織り交ぜることがポイントです。

時候の挨拶:「初冬の候」「寒冷の候」「師走の候」「大雪の候」など。冬の始まりを強調したい場合は「向寒の候」、冬の深まりを意識したい場合は「冬至の候」も12月ならではの表現です。

季節の話題:木枯らし、イルミネーション、クリスマス準備、大根や白菜などの冬野菜、鍋物、暖房器具の話題。また、年末の業務体調管理を気遣う表現を添えることも有効です。

ビジネスでは一年の労をねぎらう言葉を入れると好印象に♡

ビジネス向け例文

ビジネスシーンでは、12月の「師走の慌ただしさ」と「本格的な冬の寒さ」を感じさせる言葉で、相手の健康や一年間の業務への労いを伝えることが重要です。ここでは、フォーマルな漢語調から、社内や親しい取引先に適した口語調、年末のご挨拶に役立つ文例まで、12月に使える挨拶文をご紹介します。

書き出しの例文【漢語調:フォーマル】

ビジネス文書や目上の人に送る際に適した、格式のある挨拶表現です。

例文

「初冬の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

解説:12月上旬に使いやすい、冬の始まりを品よく表現した時候の挨拶です。

「師走の候、皆様には益々ご健勝のことと拝察いたします。」

解説:「師走の候」は12月上旬ならではの季語。年末の慌ただしさを踏まえつつも、相手を気遣う丁寧な表現です。

「寒冷の候、貴社ますますご繁栄のことと心よりお祈り申し上げます。」

解説:本格的な寒さが続く12月全般に適した格式ある挨拶文です。

「大雪の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。」

解説:暦上の「大雪」(12月7日頃)に合わせて使うと非常に丁寧な印象になります。

結びの例文【漢語調:フォーマル】

12月の季節感と年末の多忙な状況にふさわしい、体調への配慮と一年間の労いを込めた結びの例文です。

例文

「歳末ご多忙の折ではございますが、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。」

解説:年末の忙しい時期であることに言及し、相手の健康を強く願う丁寧な結びの言葉です。12月全般に使用できます。

「寒気厳しき折、皆様のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。」

解説:寒さが厳しくなる時節を踏まえ、相手のビジネスの成功を祈る、前向きな結びの言葉です。

「年末ご多用の中とは存じますが、どうぞお身体には十分お気をつけください。」

解説:多忙な12月にふさわしい、体調への心配りが伝わる結びです。

「師走の折、何かとご多忙のことと存じます。くれぐれもご自愛くださいませ。」

解説:年末の忙しさに配慮した、12月らしい丁寧な結びです。

↓以下のテンプレートは、目上の人や取引先に使ってみてください♡

〇〇様
師走の候、ご多忙の毎日をお過ごしのことと存じます。

日を追って寒さが厳しくなり、冬の訪れを肌で感じる頃となりましたが、〇〇様におかれましては、いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。

年末へ向けてご多用中とは存じますが、どうぞご無理なさらず、ご体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。

〇〇様
初雪の候、空気が澄み渡り、本格的な冬の気配を感じる今日この頃となりました。
〇〇様におかれましては、変わらずご活躍のことと存じます。

年末ご多用の時節柄、どうかお健やかにお過ごしください。心穏やかな年の瀬を迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。

書き出しの例文【口語調:カジュアル】

親しい取引先や日頃の感謝を伝える際、社内メールなどで使える柔らかい例文です。

例文

「本格的な冬の訪れを感じる頃となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」

解説:季節の移ろいを取り入れることで、親しみやすい印象を与える温かみのある書き出しです。

「街にはクリスマスのイルミネーションが輝き始めましたが、お健やかにご活躍のことと存じます。」

解説:12月上旬ならではのクリスマスの話題を取り入れ、華やかで明るい雰囲気を出す書き出しです。

「師走に入り、何かと気ぜわしい毎日かと存じますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。」

解説:年末の忙しさ(師走、気ぜわしい)を話題にし、共感と安否を問う、柔らかく自然な挨拶です。

12月は、クリスマス、年末年始の準備と行事がたくさんですよね♡

結びの例文【口語調:カジュアル】

体調への配慮や、年末に向けたねぎらいを込めた結びの例文です。

例文

「寒さが一段と深まる季節、どうぞ温かくしてお過ごしください。」

解説:寒さに焦点を当て、具体的に体調を気遣う、親切で温かい結びの言葉です。

「年末でお忙しい時期かと存じますが、体調を崩されませんようお気をつけください。」

解説:忙しさをねぎらい、年末を乗り切るよう配慮を促す、親しみのこもった結びの言葉です。

「本格的な冬の寒さに向かう時期ですので、くれぐれもお体を大切にお過ごしください。」

解説:健康を気遣う、12月らしい定番の締めくくりです。

↓書き出し部分から本文へのつなぎ(例)も参考にしてください♡

・「師走の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。さて、〜」
解説:12月の季語「師走の候」を用いて、時候の挨拶を述べた後、本題に入ります。丁寧なビジネス文書の書き出しとして最適です。

・「本格的な冬の寒さを感じる頃となりましたが、貴社にはいよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。早速ですが、〜」
解説:口語調の季節感を出しつつ、相手の発展を願う丁寧な漢語調の挨拶につなげることで、親しみやすくも格式ある印象になります。

・「日頃は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。寒さが一段と厳しくなる季節となりましたが、〜」
解説:時候の挨拶を省略し、日頃の感謝を伝えた後、口語調の体調気遣いを添えて本題に入る、簡潔で共感的な書き出しです。

プライベート向け例文

12月上旬は、本格的な冬の到来、クリスマス準備、冬至など、季節のイベントが重なり、多忙になる時期です。プライベートな手紙やLINE、メッセージなどで季節の話題を添えると、温かみのある印象になります。

書き出しの例文

例文

「本格的な冬の寒さとなり、暖かい飲み物が手放せない季節となりましたね。」

解説:体感的な冬の寒さに触れ、共感を誘うことで、親近感のある柔らかな挨拶です。

「年末に向けて何かと気ぜわしい毎日ですが、お風邪など召されていませんか。」

解説:多忙な時期であることを慮り、相手の健康を気遣う温かい書き出しです。

「クリスマスの飾りが街を彩り、心躍る季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。」

解説:クリスマスという楽しいイベントを話題に取り入れ、気分が明るくなるような書き出しです。

結びの例文

例文

「冬の訪れを感じる季節、暖かなクリスマスをどうぞお健やかにお楽しみください。」

解説:クリスマスのイベントに言及し、穏やかな日々を願う、親愛の情を込めた結びです。

「年の瀬に向けてご多用な毎日と存じますが、どうぞお体を大切にお過ごしくださいね。」

解説:多忙な時期の体調への配慮を込め、優しく締めくくる結びの言葉です。

「冬晴れの日差しが心地よく感じられる季節になりました。お健やかにご活躍のことと存じます。」

解説:12月上旬に多い“冬晴れ(晴天の冷え込み)”を話題にした丁寧で柔らかい表現です。

11月中旬に使える挨拶文

12月中旬は、暦の上で冬至を間近に控え、本格的な寒さが身に染みる時期です。一年で最も日が短い冬至を境に、寒さはさらに厳しくなっていきます。街はクリスマスや年末年始の準備で賑わい、「師走」の名の通り、慌ただしさが増します。

この時期の挨拶文は、「師走の忙しさへの配慮」「厳寒への気遣い」「年末の感謝」がポイントになります。

時候の挨拶:「寒冷の候」「歳末の候」「大雪の候」

季節の話題:クリスマス、冬至、年末の挨拶、大掃除、新年の準備、凍えるような寒さ、空気の乾燥といった話題。

気遣いの言葉:多忙な時期だからこそ、「ご多用中とは存じますが」「ご多忙の折、ご自愛専一に」など、ねぎらいと体調管理を促す言葉が好印象です。

ビジネス向け例文

ビジネスシーンでは、12月中旬の時期にふさわしい時候の挨拶を使いながら、一年間の感謝と、多忙な時期の寒さへの配慮を丁寧に伝えることが大切です。

書き出しの例文【漢語調:フォーマル】

ビジネス文書や目上の人に送る場合に適した、格式のある挨拶表現です。

例文

「寒冷の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

解説:冬の寒さを意識しつつ、相手の繁栄を願う定番の書き出しです。

「冬至の候、貴社の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。」

解説:12月中旬を象徴する「冬至」を使うことで、時季にぴったりの挨拶になります。

「歳末の候、貴社におかれましては、いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。」

解説:年の暮れを意味する「歳末」は12月中旬から下旬に適しています。年末のご挨拶にもふさわしい、丁寧な表現です。

「歳末の候」は12月いっぱい使えますが、中旬以降に使うほうが良いでしょう♡

結びの例文【漢語調:フォーマル】

多忙な年の瀬の時期にふさわしい、体調への配慮と一年間の感謝を込めた結びの例文です。

例文

「寒さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」

解説:冬本番の冷え込みを踏まえた、フォーマルな気遣いの言葉。

「年末ご多忙の折、貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます」

解説:年末らしい労いを含む丁寧な締めくくりです。

「〇〇の候」「〇〇のみぎり」「〇〇の折」に置き換えて使うことができます。基本的に「この時期に」「この時に」という共通の意味合いを持っています。

書き出しの例文【口語調:カジュアル】

親しい間柄や社内メールでは、季節の行事や多忙な状況への共感を伝える言葉を選びましょう。

例文

「冷たい風が身にしみる季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」

解説:冬本番の寒さに触れつつ相手の様子を尋ねる、自然で優しい書き出しです。

「冷たい木枯らしが吹き、日ごと寒さが増す今日この頃ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。」

解説:体感的な寒さに触れつつ、相手の近況を尋ねる自然な挨拶文です。

「本格的な冬の寒さとなり、今年も残すところあとわずかとなりました。お元気でいらっしゃいますか。」

解説:年の瀬の雰囲気を伝え、親しみやすく、改めて相手の安否を気遣う書き出しです。

結びの例文【口語調:カジュアル】

例文

「冬至のゆず湯で温まりつつ、どうぞ健やかな日々をお過ごしください。」

解説:季節の行事を話題にした、あたたかい結びの表現。

「年末の慌ただしい時期ではありますが、変わらずお元気でお過ごしになれますようお祈りいたします。」

解説:多忙な12月中旬に適した、丁寧で優しい結びの言葉です。

「一年の中でも寒い季節です。どうぞ暖かくして、良いお年をお迎えください。」

解説:冬の寒さに触れ、新年に向けての配慮を込めた、親愛の情が伝わる結びの言葉です。

プライベート向け例文

個人的な手紙やメッセージでは、冬らしい情景やクリスマスの雰囲気を織り交ぜると、温かみのある文面になります。

書き出しの例文

例文

「師走に入り、何かと慌ただしい毎日ですが、お変わりありませんか

解説:年末の雰囲気に触れ、共感を生み、相手の近況を優しく尋ねる書き出しです。

「本格的な冬の寒さとなりましたが、〇〇さんはお風邪など召されていませんか

解説:寒い季節の話題から、相手の健康を気遣う気持ちを込めた、温かい書き出しです。

「街はクリスマスイルミネーションで彩られ、一年で最も華やぐ季節となりましたね。」

解説:クリスマスムードに触れることで、明るい話題から入り、親しみやすい柔らかな挨拶です。

結びの例文

例文

「素敵なクリスマス、そして穏やかな年末年始をお過ごしください

解説:時期のイベントに言及し、ポジティブな印象で締めくくります。

「寒さが厳しくなりますので、どうぞあたたかくしてお過ごしください。」

解説:寒さに配慮した気遣いのある結びの言葉です。

「冬至を迎え、これからさらに寒さが厳しくなります。どうぞお体を温かくして、良き新年をお迎えくださいね。」

解説:冬至の話題に触れ、寒さへの注意と年末年始の準備をねぎらう、温かい結びです。

↓以下のテンプレートは、目上の人や親しい間柄で使ってみてください♡

〇〇様、

冷たい風に身が引き締まる季節となり、今年も残すところあとわずかとなりました。お元気でいらっしゃいますか。

師走の気ぜわしい日々が続きますが、温かい飲み物で一息つく時間もお持ちになり、どうぞ体調を崩されないようご自愛ください。 ご多幸を心よりお祈り申し上げます。

〇〇様

ご無沙汰しております。 空気が澄んで夜空の星がひときわ美しい季節となりました。寒さの中にも、冬の静かな趣を感じますね。
〇〇様は、お変わりなくお過ごしのことと存じます。 年末で何かとお忙しいことと思いますが、風邪など召されませんよう、どうかご体調を大切になさってください。 良いお年をお迎えください。

↑メッセージがやわらかく、心遣いが伝わりますね。

12月下旬に使える挨拶文

12月下旬は、冬至を過ぎて一年の終わりが目前に迫る「年の瀬」の時期です。お正月準備や仕事納めに向けて忙しさが増していきます。この時期の挨拶文では、「年末の労い」「一年の感謝」「寒さへの気遣い」を丁寧に伝えると好印象です。

時候の挨拶:「歳末の候」「寒冷の候」「冬至の候」

季節の話題:冬至(ゆず湯、かぼちゃ)、クリスマスから年末年始への移り変わり、お歳暮、仕事納め、大掃除、新年の準備(おせち、年賀状)寒波、鍋物・温かい料理。

気遣いの言葉:年末の忙しさを労う表現が好印象です。「良いお年をお迎えください」もこの時期ならではの結びとして適しています。

ビジネス向け例文

ビジネスシーンでは、一年の感謝と労いを伝える「年末の挨拶」がメインとなります。寒い時期にふさわしい時候の挨拶を使いながら、丁寧な結びの言葉で締めくくることが大切です。

書き出しの例文【漢語調:フォーマル】

ビジネス文書や目上の人、特に取引先への「年末挨拶」に適した、格式のある挨拶表現です。

例文

「歳末の候、貴社におかれましては、いよいよご隆盛のこととお慶び申し上げます。」

解説:一年の終わりである「歳末」は12月下旬にふさわしい時候の挨拶です。相手への丁寧な敬意と発展を願う気持ちを込めます。

「寒冷の候、皆様にはますますご健勝のことと拝察いたします。」

解説:冬の厳しい寒さを表す“寒冷”を使用し、12月下旬の季節感を丁寧に表現します。

「冬至の候、貴社におかれましてはますますのご活躍をお祈り申し上げます。」

解説:「冬至の候」を用い、相手の活躍を願う前向きな書き出しです。

「歳晩の候」は12月下旬に使いましょう♡

結びの例文【漢語調:フォーマル】

一年の締めくくりと新年の準備に向けた体調への配慮、そして今後の継続的な関係を願う、丁寧な結びの例文です。

例文

「寒冷のみぎり、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます。」

解説:寒さがピークに達する時期にふさわしい、体調を気遣う結びです。

「皆様にはよき新年を迎えられますよう、心よりお祈り申し上げます。」

解説:年末の挨拶として、相手の健康を気遣い、穏やかな新年を願う丁寧な結びです。

「本年中のご厚情に深く感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。」

解説:年末ならではの定型文。12月下旬にもっとも使われる丁寧な結び言葉です。

「寒気いよいよ厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げますとともに、明年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」

解説:寒さへの気遣いと、新年に向けても変わらぬ関係を願う、最も丁寧で格式のある年末の結びの言葉です。

書き出しの例文【口語調:カジュアル】

親しい間柄や社内メールでは、一年を振り返る言葉や、温かみのある年末の言葉を選びましょう。

例文

「いよいよ本格的な冬の寒さとなりました。年末に向けてお忙しい日々かと存じます。」

解説:寒さの話題と年末の忙しさへの共感を込めて、親近感を抱かせる書き出しです。

「冬至を過ぎ、さらに寒さが厳しくなってまいりましたが、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。」

解説:冬至の季語を取り入れた自然な挨拶文。親しみを込めて相手の近況を尋ねます。

仕事納めが近づき、一段と忙しくなる時期となりましたね。いつもお力添えいただき感謝しております。」

解説:年末の忙しさに寄り添いながら、感謝を自然に述べる書き出しです。

↑感謝の言葉が自然でいいですよね♡

結びの例文【口語調:カジュアル】

例文

「寒さ厳しき折、温かくして良い新年をお迎えください。」

解説:季節と年末の挨拶を兼ねた、メールでも使いやすい結びの言葉です。

「本年中は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。」

解説:12月下旬限定で使う定番の挨拶。格式を問わず使える丁寧な締めの言葉です。

「年末に向けてご多忙かと存じますが、どうぞご無理のないようお過ごしください。」

解説:忙しい時期を気遣った柔らかく丁寧な結びの言葉です。

プライベート向け例文

個人的な手紙やメッセージでは、クリスマスからお正月への移り変わりや、寒さの中での体調管理に寄り添う温かい言葉を選ぶと良いでしょう。

LINE・年末の挨拶メッセージに適した、柔らかく温かい表現です♡

書き出しの例文

例文

「冬至を過ぎ、これから寒さが厳しくなりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか

解説:冬至(暦)に触れ、これから訪れる寒さに備える気持ちを込めた、情緒のある書き出しです。

「クリスマスが終わり、いよいよお正月の準備に忙しくなる頃ですね。お風邪などひかれていませんか。」

解説:イベントの移り変わりを話題にし、親近感を。相手の健康を気遣う温かい書き出しです。

「柚子湯の香りが心地よい季節になりましたが、寒さに負けずお過ごしですか。」

解説:冬至を象徴する柚子湯の話題は季節感が出て好印象な書き出しです。

結びの例文

例文

「新しい年が〇〇さんにとって素敵な一年になりますように

解説:ポジティブな気持ちで締める、親しい相手に適した結びの言葉です。

「年末の慌ただしい時期ですが、どうぞ心穏やかにお過ごしください。」

解説:12月らしい忙しさを労い、相手の生活に寄り添う優しい結びの言葉です。

「寒さが一段と身に染みる季節です。どうぞ暖かくして、穏やかな年末年始をお過ごしください。」

解説:相手の健康を気遣う、丁寧で温かみのある結びの言葉です。

「厳しい寒さが続きますが、〇〇さんにとって笑顔あふれる新年となりますように。」

解説:相手の幸せを願う、優しく前向きな結びの言葉で、新年への期待感を込めます。

↑あたたかみがある締めの言葉をピックアップしました♡

〇〇様
冷え込みが一段と厳しく、師走の慌ただしさを感じる年の瀬となりました。お元気でいらっしゃいますか。

ご多忙な毎日と存じますが、年越しの準備などお疲れが出ませんよう、どうぞご体調を大切になさってください。 お健やかに新年を迎えられますよう、心よりお祈りしております。 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇様
ご無沙汰しております。街の賑わいも年の瀬を迎え、いよいよ冬休みに入ろうという今日この頃ですね。 〇〇様には、この一年も変わらずご活躍のことと存じます。

お忙しい年の暮れですが、温かいお食事をとるなどして、どうぞお風邪など召されませんよう、ご自愛ください。 どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

まとめ

12月は、一年を締めくくる「師走」の慌ただしさと、本格的な「厳寒期」の寒さへの備えが求められる時期です。この記事でご紹介したように、12月の挨拶は、多忙な相手へのねぎらいと感謝、そして健康への心遣いを伝える絶好の機会です。

フォーマルな「歳末の候」から、カジュアルな年末の挨拶まで、時期に合わせた適切な時候の挨拶を使い分けましょう。本記事が、あなたのビジネスメールや年賀状作成における、心温まる「結びの言葉」を見つけるヒントとなれば幸いです。寒さ厳しき折、よき新年を迎えられるよう心よりお祈り申し上げます。

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