「お祈り申し上げます」ビジネスシーンでよく耳にするけれど、目上の人に使っても大丈夫?「お祈りいたします」や「願っております」の方が適切?そのように迷うこと、ありますよね。相手の幸せを願う丁寧な表現だからこそ、使い方には気を配りたいものです。この記事では、目上の方にも安心して使える「お祈り申し上げます」のマナーと、シーン別の例文、さらに状況に応じた言い換え表現をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
「お祈り申し上げます」の意味
「お祈り申し上げます」の意味をみていきましょう。
「お祈り」 | 健勝、健康、健闘、頑張り、発展、活躍、冥福を祈ること、願うこと |
「申し上げます」 | 「お〜申し上げます」で謙譲表現になります |
「お祈り申し上げます」とは、相手に対し、「この先良いことがあることを祈っています・願っています」という意味です。
「お祈り申し上げます」の使い方と例文
「お祈り申し上げます」は、ビジネスシーンでは、相手の成功や活躍・発展・繁盛などを願う時に、メール締めの言葉として使うことが多いです。
「お祈り申し上げます」は、個人で使う際は、慶弔、結婚式、転勤、昇進、退職、葬儀などで使います。

「お祈り申し上げます」は、フォーマルな言葉です。相手のことを心から祈る、願う時に使います。
使い方と例文についてみていきましょう。「お祈り申し上げます」の気持ちを伝えるためのフレーズを、シーン別にまとめた「ひながた形式のフレーズ集」です。

「お祈り申し上げます」をシーン別にどのように使っていいのかわからなくて、悩みます。

シーン別に「お祈り申し上げます」の例文がありますので、一緒にみていきましょう!
昇進や異動の場合
【昇進や異動の場合】の例文です。
同僚や上司、お世話になった先輩といった社内だけでなく、社外や取引先などにも使えます。
・新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・新しい環境でのさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
・新しい環境での益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・〇〇様のご昇進、心よりお祝い申し上げますとともに、今後一層のご活躍を祈念いたします。
退職の場合
【退職の場合】の例文です。
上司やお世話になった先輩にも使います。同僚に対して使うとかしこまった感じですが、メールや文書でぜひ使ってください。
・〇〇様の新しいご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・〇〇様のご健勝と益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・これまでのご指導、ご鞭撻に心から感謝申し上げます。〇〇様のご健勝と益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
個人の慶弔(結婚式、転勤、昇進、退職、葬儀)
個人の慶弔では結婚式、転勤、昇進、退職、葬儀のシーンで使います。葬儀も際は、亡くなった人に対しては冥福を祈るという意味で使います。
▼慶事
・お二人の末永いご多幸とご活躍をお祈り申し上げます。
・ご家族の皆様のご多幸とご活躍をお祈り申し上げます。
▼療養中
・一日も早いご全快を心よりお祈り申し上げます。
・一日も早い快癒をお祈りしております。
・一日も早い健康回復を願っております。
▼弔事
・〇〇様のお人柄を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
・〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

昇進や異動の際は「ご活躍」
結婚や出産の際は「ご多幸」
病気や不幸の際は「ご冥福」
就職活動の不採用通知の際は「今後のご活躍」
「お祈り申し上げます」の言い換え
「お祈り申し上げます」ビジネスシーンでよく使われる表現のため、親しい人に向けて使うこともできますが、かしこまっているため、カジュアルな表現としては「お祈りいたします」「願っています」に言い換えます。
「お祈りいたします」使い方と例文
「お祈りいたします」相手のことを心から祈る、願う時に使います。
使う時 | ・親しい人、目上の人に対して使います ※「お祈り申し上げます」よりも少しカジュアルな表現です。 |

・新入社員の皆さまのご活躍を心よりお祈りいたします。
・今回のプロジェクトが無事成功することを心よりお祈りいたします。
・本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。 今後とも皆様のご多幸をお祈りいたします。
【同僚が異動する時】

また一緒に仕事できることを楽しみにしています。 今後ともご活躍をお祈りしています。

どうもありがとうございます。

同僚に対して「今後ともご活躍をお祈りしています」を使っていますね。
「願っています」使い方と例文
「願っています」とは、相手に対して、成功や幸福を願っていることを伝える際に使用されます。相手への思いやりや気遣いを表すことができる表現です。
使う時 | ・親しい人、目上の人に対して使います ※フォーマルにもカジュアルにも使える表現です。 |

・今日の会議でのご成功を願っています。
・一日も早いご全快を願っております。
・お世話になっております。今後とも貴社のご繁栄を願っております。
・ご協力いただき、誠にありがとうございます。お取引の成功を願っております。
・貴重なお時間を割いていただき、深く感謝申し上げます。ご健闘を願っております。
「祈念(きねん)しております」使い方と例文
「祈念(きねん)しております」とは相手の成功を心から願う表現です。
意味 | ・相手に対して敬意を払いと成功を祈ること |
使う時 | ・成功や達成、健康や幸福を願う時に使います。 ※フォーマルな表現です。 |

・重要な取引の成立を祈念しております。
・皆様のご健康を心より祈念しております。
・重要な会議が控えています。その成功を祈念しております。
・新規事業の成功を心より祈念しております。皆様のご尽力に、心から敬意を表します。
【取引先が新規事業の立ち上げをする時】

新規事業の成功を心より祈念しております。

ありがとうございます。全力で取り組んでまいります。

新規事業の成功を心から祈っていますという意味です。
まとめ
「お祈り申し上げます」は、相手に対して敬意を示すとともに、相手の今後の幸せを願う気持ちを表す表現として、ビジネスシーンでよく使われる表現です。相手との関係性や文脈に合わせて適切な表現を選ぶことも大切ですが、それ以上に、真心を込めて使うことが大切です。真心を込めて使うことで、相手に自分の気持ちが伝わり、より温かい気持ちになれたらいいですよね。