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「お気持ちは嬉しいのですが」ビジネスシーンでの使い方、好感な言い換え【例文付き】

言葉遣い

ビジネスシーンでは、相手からの好意や気遣いに対して、感謝の気持ちを伝えつつ、その申し出を断る場面があります。そのような時に使えるのが「お気持ちは嬉しいのですが」という言葉です。本記事では、「お気持ちは嬉しいのですが」のビジネスシーンでの使い方と言い換え、具体的な例文とあわせて解説します。

この前、同僚からプレゼントを渡されてお気持ちだけで嬉しいです、ありがとうございます」と断ったけど、正しい言い方ですか?

正しい使い方です。相手からの好意や気遣いに対して、感謝の気持ちを述べつつ、その申し出を丁寧に辞退していますね。好印象だと思います。

「お気持ちは嬉しいのですが」は、相手からの好意や気遣いを受け止め、申し出を断る理由を述べて相手を不快にさせないように配慮する表現です。

「お気持ちは嬉しいのですが」の意味

「お気持ちは嬉しいのですが」は、相手の申し出や好意を、丁寧に断る際に使われる言葉です。目上の人や取引先の人にも使いますが「お気持ちは嬉しいのですが」よりも、より丁寧な表現を使うのが一般的です。→より丁寧な表現はこちらです。

「お気持ち」は相手の好意や気遣いのこと。

「嬉しい」は、喜ばしい気持ち、ありがたい気持ちのことです。

よって「お気持ちは嬉しいのですが」は、「相手の好意や気遣いは嬉しいのですがお受けできません」という意味になります。

「お気持ちは嬉しいのですが」を使う時は、相手の気持ちに配慮し、丁寧に言葉を選ぶことが大切です

「お気持ちは嬉しいのですが」の使い方と例文

「お気持ちは嬉しいのですが」は、以下の流れで使いましょう。

1. 相手の好意や気遣いへの感謝の気持ちを述べる
2.「ですが」を使い、「断りの理由やお詫び」を伝える

よく用いられるフレーズなので、ビジネスシーンでの具体的な使い方や例文を確認し、実践で使ってみてください。以下の場面での例文を考えてみましょう。

「お気持ちは嬉しいのですが」を使う場面

・相手からの依頼を断る
・相手からの誘いを断る
・相手からプレゼントやお土産の受け取りを辞退する

「お気持ちは嬉しいのですが」を使う時の注意点は、

・感謝の気持ちをしっかりと伝える
・理由や事情を述べて丁寧に断る(理由を述べるかどうかは相手との関係性にもよります)
・相手を気遣う言葉を添える  

などです。注意点を参考にし例文をみていきましょう。

「お気持ちは嬉しいのですが」を使って例文を考えてみましょう♡

「相手からの依頼を断る」の例文

お気持ちは嬉しいのですが、今回は別の予定が入っております。またの機会に、ご依頼いただければ幸いです。

お気持ちは嬉しいのですが、恐れ入ります、今回はご依頼を受けることはできず、申し訳ございません。

お気持ちは嬉しいのですが、現在、多忙につきご依頼をお受けすることができません。申し訳ございません。

お気持ちは嬉しいのですが、恐れ入りますがご依頼をお受けすることはできません。申し訳ございません。

「相手からの誘いを断る」の例文

お気持ちは嬉しいのですが、今回は辞退いたします。またの機会にご一緒させていただければと存じます。

お気持ちは嬉しいのですが、恐れ入ります、このたびはお断りさせていただきます。

「相手からプレゼントやお土産の受け取りを辞退する時」例文

お気持ちは嬉しいのですが、社内規定で受け取ることができません。誠に申し訳ございません。

お気持ちは嬉しいのですが、恐れ入りますが、受け取りすることは遠慮させていただきます。

お気持ちは嬉しいのですが、お心遣いだけで十分です。どうもありがとうございます。

「お気持ちは嬉しいのですが」を使ったメール文

ちょっとした時に短めのメール文をそなえておくと便利です。使いやすいメール文を紹介しています。いずれも取引先とのメールです。ぜひ参考にしてみてください。

【相手からの依頼を断る時のメール文】

いつもお世話になっております。〇〇株式会社の田中です。

〇〇の件でご依頼いただき、誠にありがとうございます。
大変光栄なことではございますが、〇〇の都合でご依頼をお受けすることが難しい状況です。
ご期待に添えず、誠に申し訳ございません。

今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

相手を気遣うことで好印象になります。

【相手からの誘いを断る時のメール文】

いつもお世話になっております。〇〇株式会社の田中です。

〇〇のお誘いをいただき、誠にありがとうございます。
せっかくのご招待をいただき、大変恐縮ではございますが、今回は都合により見送らせていただきます。またのお誘いを楽しみにお待ちしております。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

【相手からプレゼントやお土産の受け取りを辞退する時のメール文】

いつもお世話になっております。〇〇株式会社の田中です。

先日、[プレゼント・お土産]を送っていただき、ありがとうございました。
お心遣いに深く感謝申し上げます。
しかしながら、〇〇のため、[プレゼント・お土産]をお受け取りすることは控えさせていただいております。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

ちょっとした時に使えるので「お気持ちは嬉しいのですが」のメール文、参考にしてみてください♡

「お気持ちは嬉しいのですが」の言い換え

いずれも以下は、「お気持ちは嬉しいのですが」の意味を言い換えたものです。「お気持ちは嬉しいのですが」は、相手の好意や申し出に対して、感謝の気持ちを述べながらも、その申し出を受け入れられないことを表現する言葉です。好印象な言い換えを挙げています。

「ご配慮」「ご厚意」はより丁寧な表現です。目上の人や取引先に対して使いましょう。

ご配慮に感謝いたしますが、今回は見送らせていただきます。

ご厚意に感謝いたしますが、今回は辞退させていただきます。

お気遣いに感謝申し上げますが、今回は辞退させていただきます。

お気遣いに感謝申し上げますが、今回はご遠慮させていただきます。

お気持ちは嬉しいのですが、今回は辞退させていただきます。

お気持ちは嬉しいのですが、今回は辞退させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

「相手の気持ちを思いやる言葉」で好感をあげましょう。

「お気持ちは嬉しいのですが」を使う時は、特に相手の気持ちを思いやる言葉や、相手の立場に立って考えて、相手に配慮した言葉を意識して使えたらいいですね。

相手を思いやる言葉を使うことで好感ですね♡

例えば、
お気持ちは嬉しいのですが、今回は見送らせていただきます。大変恐縮ですが、何卒ご理解ください。

お気持ちは嬉しいのですが、今回は見送らせていただきます。またの機会を、心よりお待ちしております。

・お気を悪くされましたら、大変申し訳ございません。

・ご心配をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

・お体に気をつけて、今後ともよろしくお願い申し上げます。

※相手の気持ちをいたわり、今後も良い関係を築きたいという意欲が伝わり、より好感な印象になります。

まとめ

「お気持ちは嬉しいのですが」は、相手からの好意や気遣いを受け止め、申し出を断る理由を述べて相手を不快にさせないように配慮する便利なフレーズです。目上の人や取引先の人にも使いますが「お気持ちは嬉しいのですが」よりも、より丁寧な表現を使うのが一般的です。

目上の人、取引先については、敬意を払うようにしましょう。使い方を理解し、適切に使うことで、相手に失礼のない断り方ができます。相手を思いやる気持ち、配慮する気持ちをそえて使いましょう。


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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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