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「構いません」は目上の人に使っても良い?使い方・言い換えをわかりやすく解説

言葉遣い

ビジネスシーンでもよく使う「構いません」という言葉。「構いません」は「構わない」の敬語表現です。目上の人に使っても良いのでしょうか?正しい使い方や言い換えを知っていますか?この記事では、構いませんの意味と正しい使い方、言い換えを例文と共に解説します。

「構いません」は、目上の人に使うには失礼な気がして使っていません。

そうですね。構いませんという言葉は、状況によっては失礼になることもあるので、相手や状況をよく考えて使うようにしましょう。

「構いません」は一見、丁寧な表現に見えますが、目上の人やフォーマルな場面での使用には適さないため、ほかの丁寧な表現に言い換えることをおすすめします。

「構いません」の意味

構いませんは、「構わない」を丁寧にした表現で、「差し支えない」「気にしない」という意味を持ちます。

構いませんを使う時は以下になります。

1)許可を与える
2)謝罪やお詫びを許容する
3)どちらでも良いと伝える

「構いません」の使い方と例文

構いませんの基本的な使い方は、以下3つあります。

構いませんの基本的な使い方♡

1)許可を与える

相手からの申し出や依頼に対して、問題ないことを伝える際に使います。

例文

「この資料を持ち帰ってもよろしいですか?」「構いません。 お持ち帰りください。」

2)謝罪やお詫びを許容する

相手からの謝罪や詫びに対して、気にする必要ないと伝える際に使います。

例文

「ご迷惑になり申し訳ありません。」「構いません気にしないでください。」

3)どちらでも良いと伝える

相手の提案や希望に対して、どちらでも良いと伝える際に使います。

例文

「会議の時間は、午前、午後どちらがよろしいですか?」「どちらでも構いません。」

【社内での会話】

後輩
後輩

先輩、今日のランチはどこで食べましょうか?

親しい先輩
親しい先輩

お好きなところで、構いませんよ。

構いませんが適切に使えていますね♡

上の会話をみてみましょう。

先輩は、後輩にランチの場所の決定を任せています。これは、「構いません」という表現を使って後輩に自由に選択させるのに適しています。

目上の人に対して「構いません」を使ってもいいのか?

下記の会話は、目上の人(上司)に対して「構いません」を使った場面です。結論としては、目上の人(上司)に対しては、「構いません」を使うのは控えた方が無難です。より丁寧な表現を選ぶことをおすすめします。

【社内での会話】

上司
上司

悪いんだけど、明日使う資料の準備を手伝ってくれないか?

部下
部下

構いません。

上司
上司

構いません

上司は構いませんと言われて、良く思っていませんね。

上の会話をみてみましょう。

構いませんという表現は、上司に対して失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

特に、目上の人に対して、謙虚な姿勢を示さずに「構いません」を使うと、印象が悪くなってしまうこともあります。構いませんの使い方を工夫してみましょう。

【丁寧な表現を使う】

大丈夫です。喜んでお手伝いさせていただきます。

かしこまりました。喜んでお手伝いさせていただきます。

問題ございません。喜んでお手伝いさせていただきます。

構いませんを言い換えると印象が良くなります♡

「構いません」を使う時の注意点

構いませんは、使い方によって失礼な印象を与えたりする可能性があります。構いません使う時の注意点をみていきましょう。

1)構いませんは「許可する」という意味合いのため、目上の人には控える

目上の人に「構いません」と言うと、自分目上の人に対して許可を与えているような印象を与えてしまいます。失礼になることもあります。

「問題ございません」「支障ございません」などと言い換えた方が丁寧です。

2)誤解を招く可能性がある

「構いません」は「どちらでもいい」という意味にも解釈されるため、意思疎通の混乱を招く可能性があります。

3)敬語表現が十分でない

「構いません」は丁寧語表現ではありますが、尊敬語や謙譲語を含んでいないため、敬意の度合いが低くなります。目上の人に対しては、より丁寧な表現を使うことをおすすめします。

「構いません」は、敬語として敬意が低く、誤解を招いたりするので、言い換えた方が良いのですね。

「構いません」より丁寧な表現はたくさんあるので、言い換えも使えたら良いですね♡

「構いません」の言い換え・類語

肯定的な表現

差し支えございません

意味:「問題ありません」「構いません」の意味合いを持つ丁寧な表現です。

使い方:目上の人やかしこまった場面や使うのが一般的です。

例文:明日の予定は問題ありませんので、出席には差し支えございません。

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問題ございません

意味:何も問題がなく、スムーズに事が進められる状態であることを表します。

使い方:「問題ございません」は、問題がないことを単に伝えるだけでなく、相手への配慮や協調性を示すニュアンスも含まれています。

例文:問題ございません。今週中に提出いたします。

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かしこまりました

意味:「承知しました」という意味の丁寧な表現です。相手からの指示や依頼を明確に受け入れるニュアンスが強くなります。

例文:かしこまりました。今週中に提出いたします。

やや丁寧な表現

大丈夫です

意味:「問題ありません」「気にしません」という意味で、柔らかい印象のため、幅広い場面で使うことができます。

使い方:比較的カジュアルな表現で、目上の人に対して使う場合は失礼と捉えられる場合があります。

例文:「来週までに提出してお願いします。」「はい大丈夫です。

よろしいです

意味:相手に賛成や許可を求める表現で、相手の意向を尊重するニュアンスを含んでいます。

例文:その方法で進めていただいてもよろしいです。

お気遣いなく

意味:「遠慮なく」「気を使わずに」と伝える表現です。感謝の気持ちと、相手を気遣う気持ちが込められています。

例文:お気遣いなく、ごゆっくりとお過ごしください。

まとめ

「構いません」は丁寧な言葉ですが、目上の人に対して使う場合は注意が必要です。状況に応じて適切な言い換え表現を使いましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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