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「読み飛ばしてください」より丁寧な表現で伝えよう!ビジネスシーンで役立つ使い方と例文

言葉遣い

「読み飛ばしてください」という言葉は、ビジネスシーンでよく耳にするものの、状況によっては失礼に聞こえてしまうことがあります。特に、上司や取引先など、目上の人に対して使う場合は注意が必要です。より丁寧かつ相手に配慮した表現で、伝えたいことを効果的に伝えたいあなたへ。この記事では、「読み飛ばしてください」の適切な使い方と、様々な場面で使える言い換え表現を、具体的な例文とともにご紹介します。

説明会の進行役をしていて、もう時間がなかったので「その部分は読み飛ばしてください」と言ったら、あとで上司に注意を受けました。

説明会での進行役はとても緊張する場面ですよね。「読み飛ばしてください」は、「相手に負担をかけないように」との思いで使いますが、ビジネスシーンでは、より丁寧で適切な表現が求められます。

例えば、シンプルな言い方だと「この部分の説明は割愛し、次の項目に進みたいと思います」のように、相手に状況を説明しながら、次の内容に移ることを伝える方が丁寧になります。

「読み飛ばしてください」の意味

「読み飛ばしてください」は、相手に対して「この部分は読まなくても構いません」という意味になります。相手に負担をかけたくない、または内容が既にわかっている場合などに使います。

「読み飛ばしてください」は、何かをしてほしいというお願いをする時に使う補助動詞となるため、ひらがなで「ください」になります。

「読み飛ばしてください」がビジネスシーンでNGとなる理由

「読み飛ばしてください」は、相手に「この部分は読まなくても大丈夫です」と伝えるための表現です。しかし、ビジネスシーンでは、この表現が失礼に受け取られる可能性もあります。

理由は以下です♡

1)配慮が足りないように感じられる:相手が文章全体を読もうとしていることを否定しているように聞こえる可能性があります。

2)内容の重要性を低く見られているように感じさせる:読まなくても良い部分があるということは、その内容がそれほど重要ではないと判断されているように受け取られる可能性があります。

ほかには、「ください」が命令形であるため、人によっては失礼に感じることもあります。

そういうふうに受け止められてしまうんだ…

そうなんです。「読み飛ばしてください」をより丁寧な表現にしてみましょう♡

「読み飛ばしてください」の言い換えと例文

「読み飛ばしてください」をより丁寧な表現に言い換えることで、相手に配慮した印象になります。以下に、ビジネスシーンで役立つ言い換え表現と例文をご紹介します。

いずれも丁寧で相手に配慮した親切な印象になります♡

1)「添付資料は、詳細なデータなので、読み飛ばしてください。」

↓言い換えると

「添付資料は、詳細なデータですが、ご興味のある部分だけでもご参照ください。

2)「この件については、既に説明済みなので、読み飛ばしてください。

↓言い換えると

この件については、以前ご説明した通りですが、ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。」

3)「この章は専門的な内容なので、読み飛ばしてください。」

↓言い換えると

「この章は、専門的な内容のため、ご興味のある方はご参照ください。本稿の理解には、必ずしも必要ではありません。

4)「この部分は重要ではないので、読み飛ばして大丈夫です。

↓言い換えると

「補足的な情報として、○○という点も記載しておきます。本稿の趣旨を理解する上では、この部分は割愛していただいても構いません。

3)4)は「読む必要がないよ」という意味合いなので言われた側は安心しますよね。

・「詳細は割愛しますが、○○という点もご留意ください」

・「補足的な情報として、○○という点も記載しておきます」

・「既にご存知かと思いますが、○○という点も合わせてご確認ください」

これらの言い換えも、相手を配慮した表現です。親しい間柄で使うカジュアルな表現としては、「スルーしてください」や「読み飛ばしてOKです」などがあります。

「お見捨て置きください」「ご放念ください」との違いは?

まずは、「お見捨て置きください」「ご放念ください」は「読み飛ばしてください」の言い換えになるでしょうか?意味をみていきましょう。

「お見捨て置きください」:一般的に不要になった物や情報に対して「捨ててください」という意味合いです。そのため、文書の一部に対して「捨ててください」と指示するのは、丁寧な表現とは言えません。

「ご放念ください」:「気にしないでください」「忘れてください」という意味合いです。そのため、文書の内容について「気にしないでください」と伝えるのは、内容の重要性を軽視しているように捉えられる可能性があります。

状況によっては使用できる可能性もありますが、ビジネス文書においては、より丁寧な表現をおすすめします♡

まとめ

ビジネスシーンでは、状況に応じて適切な言葉を選ぶことが大切です。「読み飛ばしてください」という言葉は、言い換え次第で印象が変わります。この記事で紹介した例文を参考に、状況に合わせた適切な表現を選んでください。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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えりのビジネスコミニュケーションブログ「えり♡コミ」
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