「お世話になった方へ、失礼のないお別れメールを送りたい」「感謝を伝えつつ、同僚に今後の関係にもつなげたい」そんな時に役立つのが、相手に感謝の気持ちが伝わるお別れメールです。この記事では、ビジネスシーンで使えるお別れの挨拶メール、送られる側の例文を、相手別のパターンでご紹介します。メール作成のマナーや注意点も解説しますので、参考にしてください。

失礼のない、丁寧な挨拶を確実に送りたい方に最適です♡
お別れの挨拶の重要性
ビジネスシーンにおいて、お別れの挨拶メールは、円満な退職を迎え、今後の人間関係を良好に保つために非常に重要です。お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝え、丁寧な言葉遣いで別れを告げることで、相手に丁寧な印象になり、今後の関係に繋げることができます。
・感謝を伝える:これまでの感謝の気持ちを具体的に伝えましょう。
・簡潔にまとめる:長文にならないよう、分かりやすく伝えましょう。
・丁寧な言葉遣い:相手への敬意を払い、失礼のない言葉遣いを心がけましょう。
・前向きな言葉:ポジティブな内容で締めくくりましょう。

また、どこかでご縁があったりしますよね♡
誰に送る?
・お世話になった方全員に:部署やチームに関わらず、お世話になった方には感謝の気持ちを伝えましょう。
・社内への一斉送信:人数が多い場合は、一斉送信でも問題ありません。ただし、個人的にお世話になった方には別途挨拶することをおすすめします。
・取引先への挨拶:業務で関わりのある取引先には、感謝の気持ちと後任の担当者を紹介しましょう。
・面識のない人:基本的には挨拶不要ですが、関わりがあった場合は挨拶しても良いでしょう。
件名はどうする?
件名に「退職のご挨拶」と明記:誰からのメールか分かるように、氏名も記載しましょう。
例:「退職のご挨拶」〇〇部 〇〇〇〇(氏名)
いつ送る?
・退職日または最終出社日の1週間前を目安に送りましょう。
・繁忙期は避ける:年度末などの繁忙期は、相手が落ち着いている時間帯を選んで送りましょう。
内容はどうする?
・退職理由:「一身上の都合」で問題ありません。
・退職日を明記する: 退職日を明確に記載しましょう。
・後任について:後任者がいる場合は、紹介しておくとスムーズです。
・感謝の気持ちを伝える:在籍中にお世話になったことへの感謝の気持ちを具体的に伝えましょう。
・返信は不要:退職の挨拶メールに返信は不要であることを明記しましょう。

↑「返信不要です」でもいいのですが、相手を気遣う言葉に言い換えましょう。メール文例をご参照ください♡
直接挨拶しても良い?
・できる限り直接挨拶を:お世話になった方には、できる限り直接挨拶するのが望ましいです。
直接挨拶できない場合は、メールで丁寧に挨拶しましょう。
例:本来でしたら直接ご挨拶すべきところではございますが、メールでのご挨拶となりまして申し訳ございません。

直接会って挨拶をする時間がないことを詫びる一文を入れると、より丁寧な印象になります♡
お別れの挨拶メールの構成
退職の挨拶メールは、以下の構成で書くと、丁寧で分かりやすくなります。
件名:退職のご挨拶 〇〇 〇〇〇〇
宛名:部署名、役職、氏名
挨拶・本文:退職のご挨拶と感謝の言葉
結び:相手の健康や活躍を祈る言葉
署名:氏名、所属部署、連絡先
お別れの挨拶メール文例:社内
お別れの挨拶メールは、会社を離れる際に、お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝える大切な機会です。心のこもった丁寧なメールを作成し、気持ちよく退職日を迎えましょう。

退職理由や今後のことなどは、必ずしも書く必要はありません♡
【上司・先輩】向けメール文例1
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
お世話になっております。〇〇部の〇〇です。
私事で恐縮ですが、このたび〇月〇日をもちまして退職することとなりました。
〇〇様には、入社当初より温かくご指導いただき、心より感謝しております。
至らぬ点も多かったかと思いますが、寛大なお心で接してくださり、
本当にありがとうございました。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
今後も〇〇様のもとで学んだことを活かし、精進してまいります。
末筆ながら、ますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
なお、ご返信にはどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
【上司・先輩】向けメール文例2
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
お忙しいところ恐れ入ります。
私事で恐縮ですが、このたび〇月〇日をもちまして退職することとなりました。
〇〇様には、入社以来、大変お世話になり、温かいご指導をいただきましたこと、
心より感謝申し上げます。未熟な私に対しても、常に励ましのお言葉をかけてくださり、
学びの多い日々を過ごすことができました。
今後は、ここでの経験を活かし、次の道でも精進してまいります。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
〇〇様のますますのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
なお、ご多忙のところ恐縮ですので、ご返信にはお気遣いなさいませんようお願いいたします。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
【同僚】向けメール文例1
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
〇〇部の皆さま
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
このたび、〇月〇日をもちまして退職することとなりました。
〇〇部の皆さまと一緒に働くことができ、本当に楽しく充実した日々を過ごせました。
忙しい中でも助け合いながら業務に取り組めたこと、
私にとってかけがえのない思い出です。
これまでお世話になったことに、心から感謝申し上げます。
皆さまの今後のご活躍をお祈りしつつ、またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
お忙しいかと存じますので、ご返信はどうかお気遣いなくお願いいたします。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
【同僚】向けメール文例2
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
〇〇部の皆さま
お疲れさまです。
突然のご報告となりますが、私事ながら〇月〇日をもって退職することになりました。
〇〇部で過ごした時間は、私にとって大変貴重なものでした。
皆さんと一緒に仕事ができたこと、楽しく働けたこと、本当に感謝しています。
今後は新たな環境で頑張ることになりますが、
ここでの経験を大切にしていきたいと思います。
皆さんのご活躍を心よりお祈りしています。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
お忙しいところ恐縮ですので、ご返信にはお気遣いなさいませんようお願いいたします。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
【部下・後輩向け】向けメール文例1
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
〇〇部 〇〇課の皆さん
お疲れ様です。〇〇部の〇〇です。
このたび、〇月〇日をもちまして退職することになりました。
皆さんとともに働くことができ、学ぶことも多く、本当に充実した時間を過ごせました。
時には厳しいことを言ったこともあったかもしれませんが、皆さんの成長を間近で見ることができ、
とても嬉しく思っていました。
これからも、ますます活躍されることを期待しています。
陰ながら応援していますので、何かのご縁でまたお会いできることを楽しみにしております。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
お忙しいことと思いますので、ご返信にはどうかお気遣いなさらぬようお願いいたします。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
【部下・後輩向け】向けメール文例2
件名:退職のご挨拶 〇〇〇〇(氏名)
〇〇部の皆さんへ
お疲れさまです。
私事ではありますが、このたび〇月〇日をもちまして退職することになりました。
これまで一緒に仕事をしてくれた皆さんには、本当に感謝しています。
〇〇の業務では、支えてもらうことも多く、皆さんの成長や頑張りに刺激を受けながら、
私自身も学ばせていただきました。
これからも、皆さんの活躍を楽しみにしています。
大変なこともあるかもしれませんが、持ち前のチームワークで乗り越えていってください。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご挨拶となりましたことをお許しください。
なお、ご返信にはどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
〇〇 〇〇
〇〇部 〇〇課
お別れの挨拶メール文例:取引先
取引先の方へ感謝の気持ちが伝わる丁寧なメールを作成しましょう。返信不要であることを丁寧に伝えましょう。「ご多忙中とは存じますが、ご挨拶させていただきたく、メールいたしましたのでご返信には及びません」などの表現が適切です。

返信不要の配慮は大切です♡
【取引先】向けメール文例1
件名: 退職のご挨拶 △△株式会社△△
〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様
いつも大変お世話になっております。△△株式会社△△です。
私事ではございますが、このたび一身上の都合により、
〇月〇日をもちまして退職することとなりました。
在職中は格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。
〇〇様には多くの場面でご指導・ご支援をいただき、心強く感じておりました。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、
メールでのご連絡となりましたことをお許しください。
今後とも、弊社ならびに後任の〇〇を何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展と〇〇様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
また、ご多忙のことと存じますので、
ご返信にはどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
△△株式会社△△
【取引先】向けメール文例2
件名: 退職のご挨拶 △△株式会社△△
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私こと、△△株式会社△△は、〇月〇日をもちまして、退職することとなりました。
在職中は、〇〇様には格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
本来であれば、直接ご挨拶にお伺いすべきところ、
メールでのご挨拶となりますことをお詫び申し上げます。
後任は、〇〇が担当いたします。後日、改めてご紹介させていただきます。
ご多忙中とは存じますが、ご挨拶させていただきたく、
メールいたしましたのでご返信には及びません。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
△△株式会社△△
まとめ
お別れメールは、お世話になった方々に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。本記事でご紹介したメール文例は、退職の挨拶に必要な基本構成が網羅されており、そのまま使っても十分ですし、本文にエピソードを加えて個性を出すこともできます。相手に失礼なく、あなたの気持ちがしっかりと伝わる退職の挨拶となるでしょう。この記事を参考に、心を込めたお別れメールを作成してください。