「お時間を頂戴しありがとうございました」言い換えやビジネスでの使い方

「お時間を頂戴しありがとうございました」とは、お時間をもらいありがとうございましたという意味を持ち、時間を作ってくれたことに対して感謝やお礼をする時に使う言葉です。ビジネスシーンや日常会話など、さまざまな場面で使うことができます。

使い方や例文、メールについて紹介していますので、ご参照いただけましたら幸いです。

「お時間を頂戴しありがとうございました」意味

読み方は「おじかんをちょうだいしありがとうございました」と読みます。「お時間を頂戴しありがとうございました」の意味や使い方についてみていきましょう。

「お時間を頂戴しありがとうございました」は、お時間をもらいありがとうございました」という意味になります。

「お時間」	時間に「お」がつき、丁寧な表現になります。 相手の行動のため「お」が尊敬語になります。
「頂戴し」	「頂戴」は「もらう」の謙譲語です。 「し」は「する」動詞です。
「ありがとうございます」	「感謝」の意味の敬語表現です。

「お時間を頂戴しありがとうございました」使うポイント

「お時間を頂戴しありがとうございました」使うポイントをまとめました。

【どのような状況やツールで使う？】
・ビジネスの場では、会話やメールで使います。

【誰に対して使う？】
・目上の人、取引先の人に対して使います。

【どんなシーンで使う？】
・会議の終了時
・面談や相談の終了時
・資料の確認や回答をもらった時
・相手から時間をもらった時

※「お時間を頂戴しありがとうございました」は、相手に時間を割いてもらったことに対して、感謝の気持ちを示す表現です。

【「お時間を頂戴しありがとうございました」を使うと良いこと】

・相手に敬意を示し、丁寧な態度を伝えることができます。

・相手にわかりやすく、ビジネスシーンで使いやすい表現です。

・相手の時間を尊重する気持ちをしっかりと伝えることで、相手に好印象になります。

※「お時間を頂戴しありがとうございました」を使うことで、相手に感謝の気持ちを伝え、良好な関係を築くことができますね。

「お時間を頂戴しありがとうございました」の例文

ビジネスシーンで、よく使われる「お時間を頂戴しありがとうございました」の例文についてみていきましょう。

※先の注意点で挙げました、用件の伝え方や相手に時間を割いてもらう理由などの文例として参考にしてみてください。

・本日は、お忙しい中、お時間を頂戴しありがとうございました。

・貴重なお時間を頂戴しありがとうございました。

・お時間を頂戴しありがとうございました。ご相談に乗っていただき、ありがとうございました。

・お時間を頂戴しまして、誠にありがとうございました。大変勉強になりました。

・お時間を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。大変勉強になりました。

※「お時間を頂戴し」よりも「お時間を頂戴しまして」「お時間を頂戴いたしまして」の方がより丁寧な表現になります。

「お時間を頂戴しありがとうございました」の使い方

「お時間を頂戴しありがとうございました」の使い方についてみていきましょう。

【取引先での会話・その1】

上の会話をみてみましょう。「お時間を頂戴しましてありがとうございました」は適切に使われています。

「ご多忙の折にも関わらず（ごたぼうのおりにもかかわらず）」とは？

クッション言葉になります。前置きにすることで、相手に忙しいことを気遣い、無理をさせないように配慮することがうかがえますね

【クッション言葉の例】

・お忙しいところ申し訳ございませんが
・ご多忙のところ申し訳ございませんが
・申し訳ございませんが
・恐れ入りますが
・お忙しい中、恐縮ですが
・大変恐縮ですが
・恐縮ですが　などの種類があります。

※ご自身の状況や伝えたい内容に合わせて、適宜（てきぎ）表現を調整して使っていきましょう。

【社内での会話・その2】

「お時間を頂戴しありがとうございました」の言い換え

「お時間を頂戴しありがとうございました」の言い換えについてみていきましょう。

【ありがとうございましたを使った言い換え】

言い換え	例文
「お時間をいただきましてありがとうございました」	・お時間をいただきまして、ありがとうございました。 ・お時間をいただきまして、感謝申し上げます。 ・お時間をいただきまして、心よりお詫び申し上げます。
「お時間を設けて（もうけて）いただき」	・お時間を設けていただきありがとうございました。
「お時間を割いていただきまして」	・お時間を割いていただきましてありがとうございました。
「お時間を頂戴できるとのこと」	・お時間を頂戴できるとのこと、誠に恐縮です。
「お時間を頂戴しましてありがとうございました」	・本日は、お時間を頂戴しましてありがとうございました。
「お時間を頂戴いたしましてありがとうございました」	・本日は、お時間を頂戴いたしましてありがとうございました。

「恐縮」「恐れ入ります」「申し訳ございません」の言い換え

恐縮です・恐れ入ります・申し訳ございませんに言い換えてみましょう。意味は「申し訳ない」というお詫びのニュアンスになります。

【恐縮です・恐れ入ります・申し訳ございませんに言い換え】

言い換え	例文
「お時間を頂戴し恐縮です」	・本日は、お時間を頂戴し恐縮です。
「お時間を頂戴し大変恐縮です」	・本日は、お時間を頂戴し大変恐縮です。
「お時間を頂戴し恐れ入ります」	・本日は、お時間を頂戴し恐れ入ります。
「お時間を頂戴できるとのこと、大変恐れ入ります」	・本日、お時間を頂戴できるとのこと、大変恐れ入ります。
「お時間を頂戴しまして、ご多忙のところ誠に申し訳ございません」	・本日、お時間を頂戴しまして、ご多忙のところ誠に申し訳ございません。

「感謝いたします」「お礼申し上げます」に言い換え

「ありがとうございました」を「感謝いたします」「お礼申し上げます」に言い換えることができます。「ありがとうございました」よりも感謝の気持ちを丁寧に伝える表現です。

・本日は貴重なお時間を頂戴いたしましたこと、感謝いたします。

・突然のお願いにも関わらず、お時間をいただけましたこと、心から感謝申し上げます。

・ご多忙の折にも関わらず、お時間を頂戴しましたこと、お礼申し上げます。

※相手に時間を割いてもらったことに対して、より丁寧な表現で感謝の気持ちを伝えたい場合は、「お時間を頂戴しましたこと、心からお礼申し上げます・感謝いたします」を使うとよいですね。

【社外での会話・その3】

まとめ

「お時間を頂戴しありがとうございました」について紹介しました。相手の時間をもらったことに対してを丁寧にお礼、感謝を伝える言葉です。

シチュエーションに合わせて適切な表現を選んでいけたらいいですね。ご参照いただけましたら幸いです。