ビジネスシーンで体調を崩した人が回復した時、どのような言葉を使えばいいのでしょうか?
「体調が良くなってよかったです」とは、体調が良くなった人にかける言葉です。体調を崩していた人が回復したことを喜ぶ気持ちを表す言葉です。「体調が良くなってよかったです」は親しい人に対して使います。しかしながら、ビジネスシーンや目上の人に対しては、より丁寧な表現を使うことが大切です。
この記事では、ビジネスシーンで使える「体調が良くなってよかったです」の言い換えや使い方、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
体調が回復した上司や目上の人に対して、どのような言葉を使えばいいのか悩みます。
そうですね。「体調が良くなってよかったです」は敬語ですが親しい人に使います。上司や目上の人に対しては、より丁寧な表現を使いましょう。
「体調が良くなってよかったです」の意味
「体調が良くなってよかったです」の意味は、「体調が回復したことをうれしく思う」です。
「体調」 | 体の調子、健康状態のことです。 |
「良くなる」 | 健康状態や容態が好転することです。 |
「よかったです」 | 「良い」の過去形と丁寧語の「です」で敬語表現になります。 |
「体調が良くなってよかったです」は敬語ですが、カジュアルな言葉のため相手との関係性を考えて使いましょう。
体調を崩していた人が回復したことを喜ぶ表現です。相手を気遣う気持ちが強い表現ですよね。
「体調が良くなってよかったです」目上の人への言い換え
「体調が良くなってよかったです」を、上司や目上の人に対して言い換えしてみましょう。
※上司や目上の人に対して使う表現を紹介しています。親しい人に対しての言い換えはこちらをクリックしてください。
【上司や目上の人への言い換え】
「体調が良くなってよかったです」目上の人に使う時の言い換えについてみていきましょう。「ご回復されて安心いたしました」が一般的に使いやすい表現です。
「ご回復されて安心いたしました」 | 体調が回復したことを喜び、安心したこと。 |
「ご回復されて何よりです」 | 体調が回復したことが、この上なくすばらしいという意味。 |
「体調が回復されて何よりです」 | 体調が回復したことが、この上なくすばらしいという意味。 |
「ご回復されたとのこと、大変うれしく存じます」 | 体調が回復したことを心からうれしく思うこと。 |
「お身体の具合が回復されて、何よりです」 | 体調が回復したことが、この上なくすばらしいという意味。 |
「ご回復を心よりお喜び申し上げます」 | 体調が回復したことを心から喜んでいること。 |
「ご回復を心よりお祈りしておりました」 | 体調が回復することを心から願っていたという意味。 |
「体調が良くなってよかったです」を使った目上の人への例文についてみてみましょう。
【社内での会話】
インフルエンザにかかり、数日間休んでしまい申し訳ない。
体調が回復され、またお元気な姿を見ることができて、嬉しく思っております。
「上司の復帰を喜ぶ言葉」をそえた言い換えです。
「お体」「お身体」どちらがいいのか?
「お体」「お身体」はビジネスシーンで使う時は、どちらを使うのが良いのでしょうか?
読み方は、両方とも「おからだ」と読みます。どちらもビジネスシーンで使うことができます。
「お体」 | 「体」は常用漢字にある | 「お体」は一般的に使う言葉です。 |
「お身体」 | 「身体」は常用漢字にない | 「お身体」の方がより丁寧な言葉として使われます。 |
※使いわけがわからなくなった時は、常用漢字にある「お体」を使いましょう。
「よかったです」は、ビジネスシーンで使って良いのか?
「よかったです」とは正しい使い方なのでしょうか?「よかったです」の構成や使い方についてみていきましょう。
・「よい」+「です」とは、「です」がつくため丁寧な表現です。
・「形容詞」+「です」とは、形容詞だけで意味が伝わるため誤った使い方とされていますが、現在では、文化庁にて平明・簡素な形として認められ、日常使ってもよいとされています。
※「よい」は形容詞です
「形容詞」+「です」は、文化庁で認めている許容範囲でありますが、ビジネスシーン、特に目上の人に対しては「より正しく、丁寧な表現」を使った方が良いです。
それならば「体調が良くなってよかったです」は、親しい人には使えるのですね。
「体調が良くなってよかったです」親しい人に使う時の言い換え
「体調が良くなってよかったです」を、親しい人に使う時についてみていきましょう。
なお、この場合の「親しい人」とは、同僚や近しい先輩、仲の良い友人のことを指します。
【社内での会話】
風邪薬ありがとう。すっかりよくなりました。
朝のうちに、先輩に渡せてよかったです。体調が良くなってよかったです。
親しい先輩に対して使っていますね。
「体調が良くなってよかったです」親しい人に使う時の言い換えについてみていきましょう。
「お元気になってよかったです」が使いやすい表現です。
【親しい人に使う時の言い換え】
・「回復されてよかったです」
・「体調が戻って、安心しました」
・「お元気になってよかったです」
・「無事に回復されてよかったです」
・「先輩のお顔が見られて安心しました」
・「体調が良くなったようで安心しました」
・「また元気な姿を見られて、安心しました」
相手の健康を気遣う気持ちが込められていますね。
メールで使える体調回復のメッセージ
体調が回復されたことをメールで使うこともあります。その文例を挙げてみました。
相手の状況にあわせて、ぜひ使ってみてください。
・またお元気な姿を拝見できることを、心よりお待ちしております。
・お身体の調子も良くなられたと知って、大変うれしく存じます。
・お身体の具合が快方に向かわれたとのこと、心からお喜び申し上げます。
・お身体の具合が良くなられたとうかがい、大変うれしく存じます。
「温かくしてお過ごしください」や、「風邪にご用心ください」という言葉もあわせて使えたらいいですね。
まとめ
「体調が良くなってよかったです」について紹介しました。体調がよくなったことを喜ぶ表現です。目上の人、親しい人に対して適切に使えたらいいですね。ご参照いただけますと幸いです。