ビジネスシーンや日常会話でも使う「どうしますか」ですが、目上の人に対して使うのは失礼にあたるのでしょうか?この記事では、「どうしますか」の意味と適切な使い方、より丁寧な言い換え表現を、具体的な例文とともにわかりやすく解説します。
「どうしますか」って、丁寧そうな気がするけど、上司には使わない方がいいのですか?
「どうしますか」は、少しカジュアルな言葉です。より丁寧な言葉もあるので、知っておくといいですよ♡
「どうしますか」は、少しカジュアルな言葉であるため、目上の人に対しては、「いかがなさいますか」「いかがいたしましょうか」などのより丁寧な表現を使うようにしましょう。
「どうしますか」の意味
「どうしますか」は、相手に「これからどうしたいですか」「どう行動しますか」と尋ねる言葉です。
丁寧な言葉ですが、目上の人に対して指示を求めたり、意見を尋ねたりする際に、「どうしますか」という表現は少し失礼に感じられることもあります。
「どうしますか」の使い方・例文
「どうしますか」を使う時は、親しい人とや相手の意見を聞きながら一緒に進めたい場合などに使うことをおすすめします。
「どうしますか」を使った例文です♡
・次の議題についてですが、このまま進めるか、どうしますか?
・会議のスケジュールですが、いったん変更にしますか、どうしますか?
・ミーティングですが、水曜日にするか、金曜日に変更するか、どうしますか?
【社内での会話】
先輩、ランチどこに行きましょうか?それとも、どうしますか?
今日は、お弁当持ってきたから。
親しい先輩との会話でなら「どうしますか」が自然に使えますね♡
カジュアルな場面でもあり、ランチの場所を一緒に決めようとしている状況で、「どうしますか」を使うことで、相手の意見を聞き、一緒に決定したいという意図を表しています。
「どうしますか」は、必ずしも失礼な表現ではありませんが、上司に対しては、より丁寧な表現を使う方が無難です。
ビジネスシーンでよく使う!「どうしますか」のより丁寧な言い換えをみていきましょう
「いかがいたしましょうか」の使い方
「いたす」は謙譲語の敬語表現のため自分に対して使います。「いかがいたしましょうか」は、相手に「どうしますか?」と尋ねる際の丁寧な表現です。
使い方:自分の行動について、相手に指示を求める場合に使います。
例文:部長、この資料の修正箇所はいかがいたしましょうか?
「いかがなさいますか」の使い方
「なさる」は「する」の尊敬語の敬語表現のため相手に対して使います。「いかがなさいますか」は、提案した内容について、相手がどう思っているか、どうしたいのかを尋ねます。
使い方:相手がどうしたいのか尋ねる時に使います。
例文:この件についてもう少し議論を続けるか、いかがなさいますか?
「どうしますか」のほかの言い換え
「どうしますか」の言い換えとして、「いかがいたしましょうか」「いかがなさいますか」かについてみてきました。ほかの言い換えも知っておくことをおすすめします。
「どうしますか」のほかの言い換えも知っておくといいですよ♡
・相手に意見を尋ねる場合:「いかがお考えですか? 」
例文:この件について、いかがお考えですか?
・相手に選択肢を提示する場合:~か、それとも、どちらがよろしいでしょうか?
例文:スケジュールとしては、月曜日か金曜日どちらがよろしいでしょうか?
・相手に確認する場合:~でよろしいでしょうか?
例文:この資料の提出は、明日まででよろしいでしょうか?
「どうしますか」を使う時の注意点
「どうしますか」は、ビジネスシーンや上司に対してより丁寧な表現を求められる場面では、状況や相手に合わせ、適切な表現を選ぶことが大切です。
「いかがでしたでしょうか」は正しい使い方?
「いかがいたしましょうか」と似ている「いかがでしたでしょうか」は二重敬語とみなす人と、そうではないという人もいます。
「です」の丁寧語+「た」は過去形
「でしょうか」:「だろうか」の丁寧な表現とのことで、二重敬語にならない。
「いかがでしたでしょうか」は、丁寧な表現ですが、場合によっては冗長に感じられることもたしかです。相手や状況に応じて、適切な表現を選ぶことが大切です。
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「ご」を付けることの重要性
「ご」を付ける:「ご意見」「ご判断」など、「ご」を付けることで、相手を尊重する気持ちを伝えることができます。
まとめ
「どうしますか」は、決して使ってはいけない言葉ではありませんが、目上の人に対しては、より丁寧で敬意を込めた表現を選ぶようにしましょう。相手との関係性や状況に合わせて、適切な言葉を選ぶことが大切です。