「この資料、わかりにくくてすみません…」と、資料の説明の際に「わかりにくくてすみません」を使っていませんか?ビジネスシーンでは、より丁寧で相手に配慮した表現が求められます。この記事では、相手にしっかりと内容が伝わるような、8つの丁寧な表現方法を具体的な例文と、ともにご紹介します。
「わかりにくくてすみません」の意味と敬語
「わかりにくくてすみません」は、相手に何かを説明したり、伝えたりした際に、相手が理解しにくいと感じているかもしれないという状況で使う言葉です。
【敬語】
「すみません」は、丁寧語ではありますが、ビジネスシーンにおいては、より丁寧な表現が求められる場合もあります。
「わかりにくくてすみません」の使い方と例文
「わかりにくくてすみません」は、相手に何かを説明したり、伝えたりする際に、自分の説明が十分でなかったり、複雑で理解しにくいと感じた時に使う表現です。親しい間柄に使っても良いのですが、目上の人や上司にはより丁寧な表現を使いましょう。
「わかりにくくてすみません」は、自分の説明不足を印象づけてしまう可能性がある表現です。
・この資料、わかりにくくてすみません。もう少し詳しく説明します。
言い換えると→この資料の内容、ご不明な点はございませんでしょうか。もう少し詳しくご説明いたします。
・この内容の説明が少し複雑で、うまく説明できるか不安です。わかりにくくてすみません。
言い換えると→この資料は、内容が複雑なため、理解が難しいかもしれません。ご質問があれば、ご遠慮なくお尋ねください。
・この資料、ちょっとわかりにくくてすみません。もう少し詳しく説明します。
言い換えると→もう少し具体的に説明しますと、〇〇です。ご不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。
【社内での会話】
以上が、今回の提案になります。少しわかりにくくてすみません。
(提案の要点がつかめない)結論をもう少し具体的に教えていただけますか?
「わかりにくくてすみません」が適切に使えていますね♡
上の会話をみてみましょう。
親しい人との会話ならば、かしこまった表現ではなく「わかりにくくてすみません」の方が丁寧さの中にも親しみやすさがあり、親しい先輩とのコミュニケーションに適しています。
目上の人や取引先に対しては、なんと言えば良いですか?
「内容が分かりにくく、申し訳ございません」などになります。言い換えをみていきましょう♡
「わかりにくくてすみません」ビジネスで使える丁寧な言い換え8選
「わかりにくくてすみません」の丁寧な言い換えです。いずれの表現も丁寧な敬語表現のため、目上の人や敬意を払う場面で使うことができます。
↓誠意をもって謝罪するための基本的な表現です♡
1)拙い(つたない)説明で恐縮ですが
例文:拙い説明で恐縮ですが、ご不明な点があれば遠慮なくお知らせください。
2)資料の内容が分かりにくく、申し訳ございません。
例文:このたびは資料の内容が分かりにくく、申し訳ございません。補足資料もご用意いたしましたので、ご確認ください。
3)私の説明が不十分で、ご迷惑をおかけいたしました。
例文:先ほどの会議での〇〇について、もう少し詳しくお伝えすべきでした。ご質問があればお知らせください。
4)私の至らぬ点があり、ご迷惑をおかけしております。
例文:私の説明が不十分で、ご迷惑をおかけいたしました。補足の説明をさせていただきます。
5)私の説明が分かりづらかったようで、申し訳ございません。
例文:私の至らぬ点があり、ご迷惑をおかけしております。早急に改善に努めますので、何卒ご容赦ください。
6)〇〇が、わかりづらい表現になってしまい申し訳ございません。
例文:資料の第2章が、わかりづらい表現になってしまい申し訳ございません。改訂版をお送りします。
7)申し訳ございません。私の説明が不足していて、ご迷惑をおかけしました。
例文:申し訳ございません。私の説明が不足していて、ご迷惑をおかけしました。追って詳細をご案内いたしますので、ご確認ください。
8)〇〇について、もう少し詳しくお伝えすべきでした。
例文:会議で説明した〇〇について、もう少し詳しくお伝えすべきでした。ご質問があればお知らせください。
いずれも相手に不快な思いをさせてしまったことを詫び、より丁寧な説明が必要であったことを認める表現です。ビジネスシーンでは、より丁寧な表現を選ぶことで、相手に配慮を示すことができます。
・シンプルで分かりやすい言葉を選ぶ(専門用語を避け、平易な言葉で説明する。)
・具体的にどこが分かりにくかったのかを特定し、質問を促すということも大切なポイントです。
まとめ
ビジネスシーンでは、丁寧で相手に配慮した言葉遣いが求められます。「わかりにくくてすみません」は、丁寧さが足りない表現と捉えられる場合があります。この記事で紹介する表現を参考にしてみてください。