ブログ記事一覧はこちらです。

「お願いしてもよろしいでしょうか」の使い方とビジネスで役立つ丁寧な言い換え【例文付き】

言葉遣い

ビジネスシーンで上司や先輩に依頼する時、言い方に悩んだことはありませんか?「お願いしてもよろしいでしょうか」は丁寧な表現ですが、他にも様々な言い方があります。この記事では、「お願いしてもよろしいでしょうか」の使い方から、より丁寧な表現や言い換えまで、例文とあわせて詳しく解説します。

「お願いしてもよろしいでしょうか」の意味と敬語

お願いしてもよろしいでしょうか」は、相手に何かを頼む際に、相手への配慮を示しながら、許可を求める丁寧な表現です。

【敬語】

「お願い」「お」は謙譲語です。

「よろしいでしょうか」は丁寧語になります。

お願いしてもよろしいでしょうか」は正しい敬語表現です。

相手の状況や都合を配慮しつつ、依頼が無理強いと受け取られないようにするための表現です。

「お願いしてもよろしいでしょうか」の使い方と例文

「お願いしてもよろしいでしょうか」は、相手に依頼やお願いをする際に使う丁寧で柔らかい表現です。目上の人や上司に対しても使うことができます。

「お願いしてもよろしいでしょうか」の使い方のコツ♡

「お願いしてもよろしいでしょうか」使い方のコツ

・内容を具体的に伝えることで、相手に理解してもらいやすくなります。

・依頼の最後に「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします」などを加えるとより丁寧になります。

・クッション言葉を使うことで相手に配慮を示すことができます。

「お時間がある時に」:相手への配慮を示し、急かさない印象になります。

「恐れ入りますが」:相手に迷惑をかけることを詫びながらお願いする際に使います。

「お忙しいところ恐縮ですが」:相手が忙しいことを理解した上でお願いしていることを示します。

「お願いしてもよろしいでしょうか」の基本的な使い方

1)〜の確認をお願いしてもよろしいでしょうか。

例文:資料の最終的なチェックをお願いしてもよろしいでしょうか。

2)ご意見を、お願いしてもよろしいでしょうか。

例文:〇〇案に対してのご意見を、お願いしてもよろしいでしょうか。

3)〜の提出をお願いしてもよろしいでしょうか。

例文:次回の会議までに、議事録の提出をお願いしてもよろしいでしょうか。

4)〜の作成をお願いしてもよろしいでしょうか。

例文:新入社員向けのセミナー資料の作成をお願いしてもよろしいでしょうか。

「お願いしてもよろしいでしょうか」言い換え・類語

「お願いしてもよろしいでしょうか」の丁寧な言い換えです。いずれの表現も丁寧な敬語表現のため、目上の人や敬意を払う場面で使うことができます。

↓使い分けポイント♡

【依頼の重さや内容で選ぶ】

軽い依頼や日常的な内容 → 「お願いできますか」

協力が必要な場面 → 「ご協力いただけますでしょうか」

判断・意見を仰ぐ → 「ご検討いただけますでしょうか」

回答を求める → 「ご回答いただけると幸いです」

「お願いできますか」

例文:急なお願いで恐縮ですが、会議の準備をお願いできますか。

意味:「お願いしてもよろしいでしょうか」よりもややカジュアルな表現です。やや親しい間柄で使います。

↑丁寧ですが、直接的な表現のため目上の人に使うには注意が必要です♡

「お願いしたく存じます」

例文:〇〇にご協力いただければ幸いです。お願いしたく存じます

意味:「思う」の謙譲語の「存じます」を使うことで、より丁寧な印象になります。

「お願いできますと幸いです」

意味:「〜していただけるとうれしいです」という意味です。相手の都合を考えた丁寧でやわらかい表現です。

例文:来月の会議について、日程の調整をお願いできますと幸いです。

「ご協力いただけますでしょうか」

例文:〇〇の締切に間に合わせるため、ぜひご協力いただけますでしょうか。

意味:相手に協力をお願いする際の非常に丁寧な表現。特にビジネスやフォーマルな場面で使用されます。「ぜひ」や「どうか」を加えることで、さらに丁寧な印象になります。

「ご検討いただけますでしょうか」

例文:新しい業務システムの導入について、ご検討いただけますでしょうか。

意味:判断や意見を仰ぐ際に適した丁寧な依頼の表現。メールや書面でよく使われ、具体的な案や提案を提示した後に用いられることが多いです。

「ご回答いただけると幸いです」

例文:恐れ入りますが、来週末までにご回答いただけると幸いです。

何らかの回答をお願いする際に使います。期限や具体的な内容を含めて伝えると効果的です。特にメールや書面でのやりとりに適しています。

「助かります」は目上の人に使っても良い?

「お願いしてもよろしいでしょうか」の言い換えとして「〜していただけると助かります」と使っていませんか?目上の人や上司に対して使用するには注意が必要です。

今まで、目上の人に「助かります」って言っていました。

使いがちですよね。親しい間柄ではないなら、丁寧な言葉を使うようにしましょう♡

上から目線に捉えられやすい:「助かります」には、「自分の負担が減る」というニュアンスが強く含まれています。そのため、目上の人に対して使うと、「相手の助けによって自分の負担が減る」という上から目線な印象になることがあります。

労いの言葉は上から下へ:一般的に、労いの言葉は目上の人が目下の人に対してかけるものと考えられています。「助かります」も労いの言葉のひとつであるため、目上の人に対して使うのは不適切とされています

まとめ

「お願いしてもよろしいでしょうか」は、ビジネスシーンで広く使われている丁寧な表現です。しかし、状況や相手との関係性に合わせて、適切な言い回しを選ぶことが重要です。

ニュースレターを購読する

メルマガ登録をお願いいたします。

今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

言葉遣い
えりのビジネスコミニュケーションブログ「えり♡コミ」
タイトルとURLをコピーしました