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新年の挨拶メール・年賀状への返信|文例集&書き方のコツ

言葉遣い

新年の挨拶が届いたけれど、「いつまでに返信すればいい?」「どんな文面で返せば失礼がない?」「メールと年賀状で書き方に違いはある?」と迷う方も多いのではないでしょうか。特にビジネスシーンでは、メールや年賀状での挨拶が一般的です。この記事では、そのまま使える新年の挨拶返信メールの例文を、相手別(上司・取引先など)にご紹介。年賀状の返信に使える文例や、返信時期のマナー、メールと年賀状の書き分けポイントも解説します。

新年の挨拶への返信マナー|基本と注意点

新年のご挨拶をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。「ご丁寧な新年のご挨拶、誠にありがとうございます。」のように、具体的に「新年のご挨拶」と入れることで、より丁寧な印象になります。

返信方法については、いただいた形式で返信しましょう。メールであればメール、年賀状であれば年賀状で返信するのが一般的です。

【Reの付け方について】

メールの件名に「Re:」を付けるかどうかは、会社や相手との関係性、メールの内容などによって判断する必要があります。

新年の挨拶メールにおいては一般的に、相手が「Re:」付きで送ってきた場合は「Re:」付きで返し、新規メールで送ってきた場合は新規メールで返すのが基本です。

【複数人への返信について】

複数人へ同じ内容の返信をすることは、マナー違反ではありませんが、相手との関係性に合わせて、以下の点を調整することで、より丁寧な返信になります。

お礼:昨年お世話になったことや、個人的な近況などを一言添える。

今後の抱負:相手との関係性に合わせて、今後の抱負を述べる。

より気持ちのこもった新年の挨拶になり、相手にも喜ばれるでしょう♡

新年の挨拶への返信はいつまで?

新年の挨拶への返信は、相手への敬意を示すため、できる限り早く行うのがマナーです。具体的な期限としては、以下の点を意識しましょう。

年賀状の返信

松の内(一般的には1月7日まで。地域によっては1月15日まで)までに届くように送ります。

新年の挨拶メールの返信

仕事始めの日から松の内(一般的には1月7日まで。地域によっては1月15日まで)の間に送ります。相手の仕事始めがいつか分からない場合は、仕事始めの数日以内に送るのが適切です。

松の内を過ぎてしまった場合

年賀状の返信が松の内(1月7日)を過ぎてしまった場合は、「寒中お見舞い申し上げます」といった寒中見舞いとして返信します。年賀状を送っていない相手から年賀状を受け取った場合も同様です。

寒中見舞いは、立春(2月4日頃)までに出すのが一般的です。ただし、メールで返信する場合は、必ずしも「寒中見舞い」という形式にこだわる必要はなく、「年始のご挨拶が遅れましたこと、お詫び申し上げます」といったお詫びの言葉とともに、普段通りの言葉で時候の挨拶などを添えて送ることも適切です。

年賀状では句読点を避けるのがマナーですが、ビジネスメールなどの文書では句読点を使うのが一般的です。年賀状などで句読点を使わないことで読みにくくなる場合は、改行などを使い読みやすく工夫しましょう♡

例文

の例文は年賀状で使用することを想定し、句読点を省略しています。メールで使用する場合は、適宜句読点を加えてください。

返信

1)丁寧なご挨拶をいただき誠にありがとうございます
こちらからは年始のご挨拶が遅れましたこと お詫び申し上げます
昨年は大変お世話になりました 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

2)あけましておめでとうございます
素敵な年賀状をいただき ありがとうございました
昨年は色々とお心遣いいただき 感謝しております
本年も変わらぬご交誼のほどよろしくお願い申し上げます

寒中お見舞い

寒中お見舞い申し上げます
丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
皆様には良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます
ご挨拶が遅れましたこと 大変申し訳ございません
本年も変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます

年賀状を送らず、メールのみで新年の挨拶を済ませるというケースも増えてきています。相手との関係性を考慮し、失礼のないように判断しましょう♡

新年のご挨拶(メール)の返信

日頃の感謝を伝え、今後の関係性を良好に保つための重要な機会です。特に取引先や目上の人への挨拶は、丁寧な言葉遣いや心遣いが求められます。

【取引先へのメール例文】

件名:新年のご挨拶

ご丁寧な新年のご挨拶、誠にありがとうございます。
昨年は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も皆様のご期待に沿えるよう、社員一同精進して参りますので、
変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

件名:新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もより一層尽力して参りますので、変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

【目上や上司へのメール】

件名:新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
本年も〇〇様にとって素晴らしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

件名:新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
さて、新年のお祝いのご挨拶が大変遅くなり申し訳ございません。

本年も昨年同様、ご期待に添えるよう、精一杯業務に励んでまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶(年賀状)の返信

昨年一年間、取引先や目上の人や上司から賜りましたご厚情に深く感謝申し上げるとともに、本年も引き続き良好な関係を築き、より一層の信頼をいただけるよう努めたいという気持ちをお伝えします。

【取引先への年賀状】

恭賀新年

年始のご挨拶が遅くなりましたこと深くお詫び申し上げます
昨年は格別のご高配を賜り誠にありがとうございました
本年も倍旧のご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます

恭賀新年

丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
昨年は格別のご高配を賜り心より感謝申し上げます
本年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます

【目上や上司への年賀状】

謹賀新年

旧年中は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございました
新年のお祝いのご挨拶が大変遅くなり申し訳ございません
本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう お願い申し上げます

謹賀新年

丁寧な年賀状をいただきありがとうございます
返信が遅くなってしまい申し訳ございません
昨年は大変お世話になりました おかげさまで充実した一年を過ごすことができました
本年もどうぞよろしくお願いいたします
皆様にとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます

「謹賀新年」を使う時の注意点です♡

賀詞とは?新年の挨拶と年賀状に書くお祝いの言葉

「賀詞(がし)」とは、新年を祝う言葉で、年賀状や年始の挨拶状、メールなどの冒頭に用いられます。「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などが代表的な例です。相手への敬意と新年の喜びを表す短い言葉であり、相手に合わせた適切な使い分けが大切です。

「賀詞」とは、短い言葉で新年の慶びを表す、大切な役割を持っています♡

1文字の賀詞

賀(が)、寿(ことぶき)、福(ふく)、春(はる)など。「おめでたい」という意味を簡潔に表します。→親しい間柄で使います

2文字の賀詞

賀正(がしょう)、賀春(がしゅん)、迎春(げいしゅん)、新春(しんしゅん)など。「正月を祝う」「新年を迎える」といった意味になります。→親しい間柄で使います

4文字の賀詞

謹賀新年(きんがしんねん)、恭賀新年(きょうがしんねん)、謹賀新春(きんがしんしゅん)など。

「謹んで新年をお祝い申し上げます」「うやうやしく新年をお祝い申し上げます」という意味で、より丁寧な表現です。→目上の人に使います。

文章で表現する賀詞

「明けましておめでとうございます」「新春のお慶びを申し上げます」などが一般的です。

↓注意点です♡

目上の人には四文字の賀詞(謹賀新年、恭賀新年など)や、「新春のお慶びを申し上げます」などの丁寧な表現を使うのが適切です。

親しい間柄では、二文字の賀詞(賀正、賀春など)、「明けましておめでとう」を使うと良いでしょう。

まとめ

新年の挨拶への返信は、相手への感謝の気持ちを伝える大切な機会です。丁寧な言葉遣いを心がけ、相手との関係性に合わせて、文例を選びましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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