ビジネスシーンで「感謝の気持ちでいっぱいです」を使ってもいいのでしょうか?
「感謝の気持ちでいっぱいです」は、深い感謝の気持ちを表すカジュアルなフレーズです。ビジネスシーンで「感謝の気持ちでいっぱいです」を使う際は、より丁寧な表現に言い換えるのがおすすめです。例えば「心から感謝申し上げます」「心より感謝いたします」などがあります。
このブログでは、ビジネスシーンで使える「感謝の気持ちでいっぱいです」の言い換えや使い方、詳しく解説します。ビジネスシーンで目上の人にお礼の気持ちを伝える時に、ぜひ参考にしてください。
「感謝の気持ちでいっぱいです」意味
「感謝の気持ちでいっぱいです」の意味についてみていきましょう。
「感謝の気持ちでいっぱいです」は、感謝の気持ちが強く湧き上がっていることを表す表現です。
「いっぱい」は、量がとても多いことを表す言葉です。
そのため、「感謝の気持ちでいっぱいです」は、感謝の気持ちがとても強いことを示す表現になります。
※「感謝の気持ちでいっぱいです」は、深い感謝の気持ちを示します。親しい目上の人や同僚に対して、用いられます。目上の人、社外の人に対しては、謙譲語などを入れて丁寧な表現を心がけましょう。
「感謝の気持ちでいっぱいです」使い方
「感謝の気持ちでいっぱいです」はどんな時に使うのでしょうか?
感謝の気持ちを素直に伝えたい時に使います。例えば以下の例です。
A)上司から仕事を任された時
B)同僚や部下のサポートに感謝したい時
目上の人、社外の人に対して「感謝の気持ちでいっぱいです」を使うと、少しカジュアルな感じになるため、より丁寧な表現を使いましょう。
上記のシーンで「感謝の気持ちでいっぱいです」を使った文章を考えてみましょう。
「感謝の気持ちでいっぱいです」の例文
A)上司から仕事を任された時
・この度は、貴重な機会をいただきまして、ありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
【ここでのポイント】
「貴重な機会をいただきまして」と謙譲語を用いることで、上司への敬意を表現しています。
※「感謝の気持ちでいっぱいです」は、丁寧語で表現された言葉ですが、謙譲語や尊敬語を用いることで、目上への敬意を表現することができます。
B)同僚や部下のサポートに感謝したい時
・いつも頑張ってくれて、とても助かっています。感謝の気持ちでいっぱいです。
・成功できたのも、皆さんのサポートのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
※相手に感謝の気持ちが伝わり、モチベーションアップになりますし、チームワークが向上し、仕事の効率化にもつながりますね。
目上の人に「感謝の気持ちでいっぱいです」とは丁寧語だし、失礼にならないかなと?悩みます。
そうですね。言い換えの使い方を一緒にみていきましょう♡
「感謝の気持ちでいっぱいです」言い換え
「感謝の気持ちでいっぱいです」を、より丁寧にした言い換えについてです。
「感謝申し上げます」とは謙譲表現のため、目上の人やビジネスシーンなどで、丁寧に感謝の気持ちを伝えたい時に使うことができます。
一般的に「感謝申し上げます」がよく使われるかと思います。
まずは「感謝申し上げます」から始めまして、さまざまな事例と例文、言い換えを挙げますね。文脈に合わせて適切にご利用ください。
使う時のパターンを理解すればいいのか!
カスタマイズして使ってみてくださいね♡
「〜のおかげです。心より感謝申し上げます」
「〜のおかげです。心より感謝申し上げます」
・本プロジェクトの成功は、貴社のご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。
・皆さまの迅速な対応のおかげで問題がスムーズに解決しました。心より感謝申し上げます。
・お客様からの貴重なフィードバックのおかげで、私たちはサービスを改善することができました。心より感謝申し上げます。
「感謝いたします」
「感謝いたします」
・ご提供いただいたサービスに感謝いたします。
・この度は、貴重な機会を与えていただき、感謝いたします。
※「感謝申し上げます」と同じくらい丁寧です。「申し上げます」「いたします」ともに謙譲語ですが、迷った時は「申し上げます」を使いましょう。
「誠にありがとうございます」
「誠にありがとうございます」
・アドバイスをいただきまして、誠にありがとうございます。
・この度は、貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございます。
※感謝の気持ちを真摯(しんし)に伝える言葉です。
「お礼申し上げます」「御礼申し上げます」
「お礼申し上げます」「御礼申し上げます」
・ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
・貴社のご協力に、お礼申し上げます。
※「御礼」は「おれい」とも読みますが、かしこまった場には「御礼(おんれい)」の読み方を使いましょう。感謝申し上げますと同じくらい丁寧です。
「厚く御礼申し上げます」厚くを使うことで「感謝」が強調され、より丁寧になりますね♡
「〜していただき、感謝申し上げます」
「〜いただき、感謝申し上げます」
・早急に対応していただき、心より感謝申し上げます。
・お忙しい中、お集まりいただき、感謝申し上げます。
・お力添えいただき、心より感謝申し上げます。これからもお引き立て賜りますようお願い申し上げます。
「感謝申し上げますともに、〜よろしくお願い申し上げます」
「感謝申し上げますともに、〜よろしくお願い申し上げます」
・ご多忙のところ、ご出席いただき、深く感謝申し上げますとともに、今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
・ご協力いただいたことに、深く感謝申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。
※感謝したいこととほかに伝えたいことがある場合に使います。
「お力添えを賜りまして、心より感謝申し上げます」
「お力添えを賜りまして(たまわりまして)、心より感謝申し上げます」
・お力添えを賜りまして、心より感謝申し上げます。
・本件につきましてお力添えを賜りまして、心より感謝申し上げます。貴社の専門知識と協力が不可欠でした。
・貴社の協力とサポートが欠かせませんでした。お力添えを賜りまして、心より感謝申し上げます。
「お力添え」とは目上の人から手伝ってもらいたい時、援助してもらいたい時に使います。
「〜に深く感謝申し上げます」
「お力添えに深く感謝申し上げます」「お心遣いに深く感謝申し上げます」
・この重要なプロジェクトにおいて、貴社のお力添えに深く感謝申し上げます。
・この度は、お力添えを賜りまして、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
・お心遣いに深く感謝申し上げます。おかげさまで、少しずつ体調が回復してまいりました。
・いつもお心遣いに深く感謝申し上げます。今後も精進してまいります。
「ご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます」
「ご愛顧を賜り(ごあいこをたまわり)、心より感謝申し上げます」
・日頃よりご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
・平素は格別のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
・いつも弊社の製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「感謝の言葉もありません・御礼の言葉もございません・御礼の申し上げようもございません」
「感謝の言葉もありません」「御礼の言葉もございません」「御礼の申し上げようもございません」
・貴社の支援が欠かせませんでした。感謝の言葉もありません。
・サービスの品質に感銘を受けております。御礼の言葉もございません。
・皆さまからのサポートに感謝しております。御礼の申し上げようもございません。
※言葉で表せないほど感謝していることになり、メール、会話中で使います。
【取引先での会話】
この重要なプロジェクトにおいて、御社のお力添えに深く感謝申し上げます。
私どもこそ、お力になれたこと大変うれしく思います。
「深く感謝申し上げます」深くを使うことで「感謝」が強調され、より丁寧になりますね♡
感謝を強調する言葉「心より・深く・誠に・いつも・どうも」
「深く」のように感謝を強調する言葉についてみていきましょう。
強調する言葉 | 例文 | |
感謝申し上げます | 「心より」「深く」 | ・心より感謝申し上げます ・深く感謝申し上げます |
感謝いたします | 「心より」「深く」 | ・心より感謝いたします ・深く感謝いたします |
ありがとうございます | 「いつも」「どうも」「大変」「誠に」 | ・いつもありがとうございます ・どうもありがとうございます ・大変ありがとうございます ・誠にありがとうございます |
お礼申し上げます 御礼申し上げます | 「心より」「厚く」 | ・心よりお礼申し上げます ・厚くお礼申し上げます ・心より御礼申し上げます ・厚く御礼申し上げます |
「深くお礼申し上げます」は適切な使い方ではありません。
まとめ
「感謝の気持ちでいっぱいです」は、相手への深い感謝の気持ちを表現するフレーズです。しかし、ビジネスシーンでは、より丁寧な表現に言い換えるようにしましょう。
言い換えの例文をたくさん挙げましたので、よろしければご参考にしてください。