「心よりお待ちしております」は、目上の人やお客様への期待や歓迎の気持ちを伝える丁寧な表現です。ビジネスシーンで頻繁に使うため、正しい使い方を身につけておきたいものです。本記事では、「心よりお待ちしております」の意味や使い方、さらに丁寧な言い換え表現、そして具体的な例文を紹介していきます。
「心よりお待ちしております」は正しい敬語ですか？
正しい敬語です。ビジネスシーンでよく使うので、きちんと使えるようにしたいですね♡
「心よりお待ちしております」は、目上の人や取引先の人に対して使います。相手への期待や歓迎の気持ちを伝える際に用いる丁寧な表現です。
「心よりお待ちしております」の意味と使い方
「心よりお待ちしております」は、「お待ちしております」よりも深い期待と歓迎の気持ちを伝える丁寧な表現です。目上の人や大切な相手に対して、心の底から相手を待ち望んでいることを伝えたい場合に最適です。相手への敬意も示すことができます。
「心より」は、心の底から
「お待ちしております」は、待ち望む気持ちの丁寧な表現。
【社内での会話】
取引先との来週開催のイベントですが、ご参加いただけることを心よりお待ちしております。
了解しました。来週は参加できそうです。
上司に対して、来週開催されるイベントへの参加依頼と期待感を丁寧に表現しています。
「心よりお待ちしております」は、丁寧で真摯な印象の表現のため、目上の人や特別な場面で使うのが最適です。ビジネスシーンでは、以下の場面で使われます。
・提案・依頼への返答を待つ時
・イベントやセミナーへの参加
・商品・サービスの利用待つ時
・お客様の来訪待つ時 などがあります。
上記のシーンで「心よりお待ちしております」使った例文をみてきましょう。
「心よりお待ちしております」を使った例文
「心よりお待ちしております」は、目上の方やお客様への期待や歓迎の気持ちを伝える丁寧な表現です。例文をみていきましょう。
ビジネスシーンでは、相手への敬意を忘れずに、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
【提案・依頼への返答を待つ時】
・ご提案を心よりお待ちしております。
・ご協力を心よりお待ちしております。
・ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。ご返答を心よりお待ちしております。
【イベントやセミナーへの参加】
・皆様のご参加を心よりお待ちしております。
・当日のご参加を心よりお待ちしております。
・セミナー当日、皆様をお迎えできることを心より楽しみにしております。
・イベント開催に向けて準備を進めています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【商品・サービスの利用待つ時】
・皆様のご利用を心よりお待ちしております。
・サービスのご利用を心よりお待ちしております。
・私どものサービスをご利用いただくことを心よりお待ちしております。
【お客様の来訪待つ時】
・お会いできる日を心より楽しみにしております。
・○○様のご来社を心よりお待ちしております。
・○○様とのお話を伺えることを心より楽しみにしています。
「心よりお待ちしております」の言い換え
ビジネスシーンでよく使う「心よりお待ちしております」の言い換えを挙げています。参考にしてみてください。
・心より楽しみにしております
意味）大きな期待と喜びを込めて、何かを楽しみにしていることを伝える表現です。
例文）お越しいただきましてありがとうございます。お話を拝聴できることを心より楽しみにしております。
・心より歓迎いたします
意味）歓迎するだけでなく、相手を温かく迎え入れたいというニュアンス、初めての訪問やイベント時に使用します。
例文）新入社員の皆さんを心より歓迎いたします。皆さんの活躍を期待しております。
・心より期待しております
意味）期待しているだけでなく、相手が成功することを応援しているというニュアンスです。
例文）今回の商談について、部下の活躍を心より期待しております。
・お会いできるのを楽しみにしています。
意味）会話や交流を通じて、相手との関係性を深めたいという意味です。
例文）出張の際に、ぜひお会いできるのを楽しみにしています。
・心待ちにしております。
意味）相手からの連絡や返答を、待ち遠しく思っている気持ちを伝える表現です。
例文）御社からのご回答を心待ちにしております。
「心より」「心」がつくことで、より深い気持ちや温かみを表現しているのですね。
そうですね。「心より」という言葉は、フォーマルな場面でも使える丁寧な表現ですし、相手との距離感を縮める効果もあります。ぜひ使ってみましょう。
「心よりお待ちしております」の敬語表現
「心よりお待ちしております」の敬語表現は以下になります。相手との関係性や状況に応じて、丁寧さを使い分けることが大切です。
・「心よりお待ちしています」は、丁寧な表現です。
・「心よりお待ちしております」は、「心よりお待ちしています」より丁寧な謙譲表現です。
・「心よりお待ちいたしております」「心よりお待ち申し上げております」は二重敬語ですが、より丁寧な表現になります。
「心よりお待ち申し上げております」は、二重敬語なので、目上の人やフォーマルな場面では控えましょう。一般的には問題ない場合が多いですが、失礼と見なされる可能性もあるので、注意が必要です。
「心よりお待ち申し上げております」は二重敬語のため、より適切な表現にするなら「心よりお待ちしております」などがおすすめです♡
※二重敬語について、わかりやすく解説しています。ぜひご参考くださいませ♡
まとめ
「心よりお待ちしております」とは、相手を心から歓迎し、楽しみに待っている気持ちを伝える表現です。フォーマルな場面やビジネスシーン、目上の人に向けて使う言葉です。「心より」がつくことで相手への敬意と温かさを伝えることができるので、ぜひ「心よりお待ちしております」を活用してみてください。
