「お会いするのを楽しみにしております」は、相手と会うことを楽しみにしている気持ちを伝える丁寧で前向きな表現です。ビジネスシーンでもよく使われる表現です。
本記事では、「お会いするのを楽しみにしております」の意味と使い方、ビジネスシーンで印象アップに繋がる類語表現を、具体的な例文と共に詳しく解説します。
「お会いするのを楽しみにしております」目上の人に会う時に使う言葉ですか？
正解です。丁寧な挨拶は好印象になりますし、良好な関係を築くための大切な要素です。
「お会いするのを楽しみにしております」は、ポジティブで丁寧な好印象の表現です。ビジネスシーンで印象アップになる使い方をみていきましょう。
「お会いするのを楽しみにしております」の意味と使い方
「お会いするのを楽しみにしております」は、「会えることを楽しみにしています」という意味になります。
「お会いする」は「会う」の謙譲語です。「しております」は、謙譲語です。
使う時：目上の人や親しい人など、幅広い相手に対して使うことができます。
「お会いするのを楽しみにしております」は、相手に期待感や喜びを伝えることができる丁寧な表現です。
「お会いするのを楽しみにしております」を使った例文をみてみましょう。
「お会いするのを楽しみにしております」を使った例文
ビジネスシーンでは、以下の場面でよく使われます。
・初対面の相手への挨拶、
・会議やセミナーへの参加挨拶、
・別れの挨拶、
・相手に会うことを楽しみにしている時 などです。
・明日の会議でお会いするのを楽しみにしております。
・お久しぶりにお会いするのを楽しみにしていました。
・近いうちにお会いできることを願っております。
・ぜひお目にかかりたいと思い、ご連絡いたしました。
・本日はお時間をいただきありがとうございます。お会いするのを楽しみにしておりました。
・本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。
「会う」の謙譲語を丁寧な順にすると「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」になります。
※「お会いする」「お会いできる」「お目にかかる」の使い分けについて、わかりやすく書いています。よろしければ参考にしていただけると嬉しいです。
【セミナーに参加した帰り】
参加者
本日は貴重なお話をありがとうございました。またお会いするのを楽しみにしております。
主催者
私こそ、ためになるお話が聞けてありがたく思います。お会いできて良かったです。
「お会いするのを楽しみにしております」は、ビジネスシーンで使える表現ですが、より丁寧な表現も持ち合わせておくと良いですね。
「お会いするのを楽しみにしております」の言い換えです。
印象アップにつながる類語表現
「お会いするのを楽しみにしております」は、汎用性が高く、丁寧な表現ですが、状況によっては、より適切な類語表現があります。以下に例を挙げます。
状況に合わせた表現
「お会いするのを楽しみにしております」を状況に合わせて言い換えてみましょう。
下記の例を参考に、相手との関係性や会う目的に合わせて、最適な表現を選んでください。
【相手との関係性】
・親しい人に対して：お会いするのを楽しみにしています。
例文）明日も、先輩にお会いするのを楽しみにしています。
・目上の人に対して：お目にかかれるのを心待ちにしております。
例文）○○様にお目にかかれる日を心待ちにしております。
【会う目的】
・面談をする時: ご面談できるのを楽しみにしております。
例文）明日、○○様とご面談できるのを楽しみにしております。
・会議に参加する時：ご対面を楽しみにしております。
例文）以前からお話したいことがあり、ご対面を楽しみにしておりました。
期待感を強調する表現
・心待ちにしております。
例文）明日の会議でお会いできることを心待ちにしております
・期待しております。
例文）明日、お話をうかがえることを期待しております。
・心から楽しみにしております。
例文）来週のセミナーでお会いできることを心から楽しみにしております。
再会を喜ぶ表現
・再会できるのを楽しみにしています。
例文）近いうちにまた再開できることを願っております。
・またお会いできるのを楽しみにしています。
例文）次回もセミナーでまたお会いできるのを楽しみにしています。
・再びお目にかかれるのを心待ちにしております。
例文）〇〇様に再びお目にかかれるのを心待ちにしております。
丁寧さと感謝を強調する表現
・お会いでき、大変光栄です。
・ぜひお会いしたいと思っております。
・お目にかかることを楽しみにしております。
・お顔を拝見することができて嬉しいです。
・お目にかかる機会をいただき、誠にありがとうございます。
・お忙しい中、お時間を頂戴ありがとうございます
感謝の気持ちを伝える場合は、「お忙しい中、お時間を頂戴ありがとうございます。またお会いできることを心待ちにしております」のように、感謝の言葉を添えると、より気持ちが伝わりやすく、好感度もアップします。
感謝の言葉を添えると、より丁寧な印象になります♡
「お会いするのを楽しみにしております」は、状況に合わせてより適切な言い換え表現を使うことで、より丁寧で印象的な表現になります。
「お会いするのを楽しみにしております」の言い換え
ビジネスシーンでよく使う「お会いするのを楽しみにしております」の言い換えを挙げてみました。参考にしてみてください。
・ご面談
意味合い）目上の人との面会時に使うフォーマルな表現です。
例文）お忙しいところ、本日はご面談の機会をいただき誠にありがとうございます。
・ご対面
意味合い）久しぶりに会う相手や、初めて会う相手に対して使います。
例文）ようやくご対面することができて光栄に思います。
・お顔を拝見する
意味合い）ご対面するよりもカジュアルな表現です。
例文）お元気そうで何よりです。お顔を拝見できて嬉しいです。
・ご挨拶
意味合い）会話の冒頭や、別れの際に使うことが多い表現です。
例文）本日はお忙しい中、ご挨拶の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
まとめ
「お会いするのを楽しみにしております」は、相手への期待感や喜びを伝える、とても良い表現で、好きなフレーズのひとつです。「お会いするのを楽しみにしております」は、ビジネスシーンでよく使われる表現ですが、状況に合わせてより適切な言い換え表現を使うことで、より丁寧で印象的な表現になります。
上記の例を参考に、相手に合わせた表現を使って、会うことを楽しみにしている気持ちをぜひ伝えてみてください。
