「安心いたしました」ビジネスシーンでの使い方、言い換え【例文付き】

ビジネスシーンでもよく使う言葉「安心いたしました」。相手に失礼のないよう、丁寧な表現で使うことが重要です。この記事では、「安心いたしました」の言い換え表現や、状況に応じた適切な使い方について、例文付きで詳しく解説します。

自分が、安心した時に「安心いたしました」と使いますが、使う時の注意点、言い換えについてみていきましょう。

「安心いたしました」の意味

「安心いたしました」は、「不安や懸念が解消されて、心が落ち着きました表現です」という意味です。

・問題や不安事が解消された後に使うのが一般的です。

・目上の人や、かしこまった場面で、よく使われます。

「安心いたしました」は、「する」の謙譲語「いたす」と丁寧語の「ました」の構成で正しい使い方です。

「安心いたしました」の使い方と例文

「安心いたしました」の使い方は、以下2つあります。

1）相手からの連絡や報告に対して

・ご報告ありがとうございます。問題が解決したようで安心いたしました。

・ご返信いただきありがとうございます。おかげさまで安心いたしました。

2）問題解決や進捗状況の報告に対して

・予定通りの納品でしたので、安心いたしました。

・ご尽力いただき、誠にありがとうございます。問題が解決し、安心いたしました。

・先日はご丁寧なご対応をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、問題が解決し、安心いたしました。

【取引先との会話】

「安心いたしました」効果的に使うポイント

「安心いたしました」を、使う時には以下のポイントを意識して使いましょう。

相手の気持ちに寄り添う

「安心いたしました」は、問題や不安が解消されたことを伝える丁寧な表現です。

大切なのは、相手がどのような状況で、問題や不安に対応したのかを配慮して、それに寄り添った言葉遣いを心がけることです。

例えばですが、

「ご尽力いただき、誠にありがとうございます。お陰様で〇〇の心配が解消され、安心いたしました」

具体的な感謝の気持ちを伝えることで、より気持ちが伝わりやすくなります。

【社内での会話】

「ご丁寧に」「わざわざ」を使って丁寧さを強調する

「安心いたしました」は、目上の人やフォーマルな場面で使う言葉です。そのため、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。

・ご丁寧にありがとうございます。安心いたしました。

・わざわざご連絡いただき、ありがとうございます。安心いたしました。

「ご丁寧に」と「わざわざ」を使うことで、相手がしてくれたことに対する感謝の気持ちをより強く伝えることができます。

「安心いたしました」の言い換え、類語

「安心いたしました」は、ビジネスシーンで相手に感謝の気持ちを伝えつつ、自分が安心したことを伝える丁寧な表現です。状況に応じて使い分けることで、より丁寧で気持ちが伝わります。

一安心いたしました（ひとあんしんいたしました）

意味：ひとまず安心した気持ちを表す丁寧な表現です。目上の人や丁寧な言葉遣いを求められる場面で適しています。

例文：検査結果が問題なかったと聞いて、一安心いたしました。

安堵しました

意味：心配や不安が解消されて心が落ち着く状態を表す言葉です。目上の人や丁寧な言葉遣いを求められる場面で適しています。

例文：無事のご報告ありがとうございます。安堵いたしました。

ほっといたしました

意味：「ほっといたしました」は、「安心した」「ほっとした」という意味の丁寧な表現です。

例文：大変心配しておりましたが、無事解決されてほっといたしました。

気が楽になりました

意味：悩みや不安が解消されて、気持ちが軽くなったことを表します。

例文：ご心配をおかけしましたが、なんとか問題が解決しました。おかげさまで気が楽になりました。

胸を撫で下ろしました

意味：心配ごとが解消されて安堵する様子のことです。

例文：心配していた同僚が元気になったと聞いて、胸を撫で下ろしました。

まとめ

「安心いたしました」は、ビジネスシーンでよく使われる表現ですが、単に安心を伝えるだけでなく、相手への配慮や丁寧さが求められます。

状況や相手に合わせた表現を選び、具体的な内容や感謝の気持ちを伝えることで、より丁寧で、好印象になります。ぜひ使ってみてください。