「さささやかですが、感謝の気持ちです。」この言葉は、贈り物や感謝の気持ちを伝える際に、よく耳にする丁寧な表現ですよね。ビジネスシーンでも、「ささやかですが」は、相手への敬意を示し、自分の提供物が大したものではないことを謙遜して伝えるために使われます。この記事では、「ささやかですが」をビジネスシーンで効果的に使うためのポイントを、具体的な例文とともにご紹介します。
「ささやかですが」の意味
「ささやかですが」は、「わずかですが」「ほんの少しですが」という意味です。
【意味合い】
相手に敬意を払い、贈り物やプレゼント、サービスなどする際に大したものではないことを謙遜して伝える表現です。「ささやかですが」には、相手への配慮や誠意を示す意味も含まれています。
贈り物をする行為は、相手への感謝の気持ちや好意を表す行為です。しかし、同時に贈り物を受け取る側には「このようなものを受け取るのは申し訳ない」という遠慮の気持ちが生じることもあります。
「ささやかですが」は相手に気を遣わせないように、また、自分の気持ちを控えめに伝える際に使います♡
相手の「遠慮」の気持ちを考慮し、贈り物をスムーズに受け取ってもらうために、贈る側は「ささやかですが、遠慮なく受け取ってください」と使い、相手に配慮します。
「ささやかですが」の使い方
「ささやかですが」は、贈り物やプレゼントなどがたいしたものではないことを謙遜して表す表現です。相手に気を遣わせずに、感謝の気持ちやお祝いの気持ちを伝える際に使います。
【上司にプレゼントを渡す際】贈り物の内容や、日ごろの感謝なのか、お祝いなのかなど、状況によって使い分けるのがおすすめです。
上司にプレゼントを渡す際、どのような言葉がいいのでしょうか?
「ささやかではございますが、日頃の感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください。」とか、敬意が込められていいですね。
昇進の時には、「ご昇進、本当におめでとうございます。ささやかですが、お祝いの気持ちです。」
日頃の感謝を伝えるには、「いつも大変お世話になっております。ささやかですが、日頃の感謝の気持ちです。」など使ってみましょう。
お祝いの際に使う。
例文:「ささやかですが、お祝いの品を贈らせていただきました。」
お礼の際に使う
例文:「ささやかですが、感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください。」
お詫びの際に使う
例文:「大変申し訳ございません。ささやかですが、お詫びの気持ちです。」
間違いや相手にご迷惑をおかけしてしまった際に、贈り物とともに添えることで、「心から反省しています」という気持ちを伝えます。
「ささやかですが」は、贈り物の質の低さを強調するのではなく、贈る側の謙虚な気持ちを表現するためのものです♡
「ささやかですが」ビジネスシーンでよく使う例文8選
「ささやかですが」は、贈り物やプレゼントをしたり、お詫びをする際にも使う表現です。例文とともに「ささやかですが」の使い方のコツをみていきましょう。
1)ささやかですが、日頃の感謝の気持ちを込めて、お送りいたします。
2)ささやかではございますが、こちらの品をお納めいただけますと幸いです。
3)〇〇の成功を祝い、ささやかですが、お祝いの品を贈らせていただきます。
4)ご協力に対し、ささやかではございますが、感謝の気持ちをお受け取りください。
5)ささやかではございますが、送別会を催しますので、ご出席していただければ幸いです。
6)ささやかですが、いつもお世話になっている感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください。
7)ささやかではございますが、心ばかりの品をお送りいたします。少しでもお詫びの気持ちがお伝えできれば幸いです。
8)ご迷惑をおかけいたしました。ささやかではございますが、お詫びの印としてお受け取りいただければと存じます。
↑上の例文の使い方のコツ♡
「ささやかですが」を使うことで、過度に自分の貢献を誇張せず、控えめに相手に貢献しようとする姿勢を伝えられます。
「ささやかですが」を使うことで、直接的な表現を避けられます。「ささやか」な提案や助力を表すことで、押しつけがましさが軽減されます。
「ささやかですが」は、丁寧な言葉遣いと組み合わせることで、より謙虚な印象になります。例えば、「ささやかでございますが」のように、より丁寧な表現を用いることで、相手への敬意を示すことができます。
「ささやかですが」の言い換え・類語
最後に「ささやかですが」の言い換えです。状況によっては、より適切な言い換えがあります。それぞれの特徴と例文を詳しくご紹介します。
「ほんの気持ちですが」
意味:贈り物やちょっとした手土産などを渡す際に、相手への感謝の気持ちや祝いの気持ちを込めて謙遜して伝える言葉です。
例文:お土産を買ってきました。ほんの気持ちですが、召し上がってください。
「心ばかりの品ですが」
意味:贈り物などを渡す際に、それがたいしたものではないこと、あくまで気持ちを表したものであることを謙遜して述べる表現です。
例文:昇進おめでとうございます。心ばかりですが、お祝いの品を贈らせていただきました。
「つまらないものですが」
意味:「つまらないものですが」は、相手に贈り物などを渡す際によく使われる謙譲の意味合いです。
使い方:実際には、贈り物が「つまらない」という意味ではなく、相手への敬意を表し、自分の持ち物を謙遜している言葉です。「あなたには素晴らしいものがふさわしいのに、このようなもので申し訳ありません」という意味合いになります。
例文:海外へのお土産ですが、つまらないものですが、記念にどうぞお受取りください。
まとめ
「ささやかですが」は、ビジネスシーンで贈り物をする際、相手への感謝や祝いの気持ちを伝えつつ、贈り物が大したものではないことを謙遜して表す言葉です。この言葉を使うことで、より丁寧で控えめな印象を与え、相手との良好な関係を築くことができます。記事で紹介した例文を参考にしてみてください。