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新年の挨拶メールの書き方と例文|ビジネスで使える文例集

言葉遣い

新年を迎えて、取引先や上司へ新年のご挨拶メールや年賀状を送る方も多いのではないでしょうか。しかし、「どんな言葉を選べば良いのか」「失礼のないように書けるか」と悩んでしまう方もいるかもしれません。この記事では、丁寧な書き方や、ビジネスシーンで控えるべきNGワードも解説しているので、安心して新年のご挨拶メールを作成できます。

新年の挨拶メールを送る適切なタイミング

新年のご挨拶メールを送るタイミングは、相手との関係性(社内か社外か、親しい間柄かビジネスライクな関係かなど)や、メールを送る目的によって若干異なります。

新年を迎えたことの挨拶と、今後の関係性の継続を願いが込められています♡

社外への場合

仕事始めの日から松の内(1月7日)まで に送るのが一般的です。

・特にビジネスメールの場合は、仕事始めの3日以内 に送るのが望ましいです。

・相手の仕事始めがいつか分からない場合は、1月4日から7日 の間に送るのが無難です。

松の内を過ぎてから初めて会う人に対しては、「あけましておめでとうございます」を使っても問題ありません。その場合は、「遅くなりましたが、あけましておめでとうございます」などと一言添えると、より丁寧な印象になります。

ビジネスメールは、仕事始めから松の内(1月7日)までに送るのがマナーとされています♡

社内の場合

・社内の場合は、仕事始めの日 に送るのが一般的です。朝礼などで新年の挨拶がある場合は、その後、もしくは終業後に送るのが良いでしょう。

親しい間柄の場合

・新年の挨拶メールを親しい人に送る場合、厳密な期限はありませんが、目安は「松の内」(1月7日)です。多少遅れても失礼にはならず、1月中旬頃までなら問題ありません。

ただし、相手が喪中の場合は新年の挨拶を控える配慮が必要です。

松の内を過ぎた新年のご挨拶|寒中見舞いとして送りましょう

松の内(一般的には1月7日まで、または15日まで)を過ぎてから新年のご挨拶をする場合は、「寒中見舞い」として出すのが適切です。寒中見舞いは、立春(2月4日ごろ)までに出すのが一般的です。

例文

・寒中お見舞い申し上げます。

・寒さ厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。

・遅くなりましたが、新年のご挨拶を申し上げます。

・まだまだ寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。

・丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。返信が遅くなり申し訳ございません。

賀詞とは?|年賀状・新年の挨拶で使える言葉

年賀状や新年の挨拶で使える言葉を「賀詞(がし)」といいます。新年を祝う言葉、喜びや祝いの気持ちを表す言葉など、相手に合わせた適切な使い方を分かりやすく解説します。

1文字の賀詞

賀(が)、寿(ことぶき)、福(ふく)、春(はる)など。「おめでたい」という意味を簡潔に表します。→親しい間柄で使います

2文字の賀詞

賀正(がしょう)、賀春(がしゅん)、迎春(げいしゅん)、新春(しんしゅん)など。「正月を祝う」「新年を迎える」といった意味になります。→親しい間柄で使います

4文字の賀詞

謹賀新年(きんがしんねん)、恭賀新年(きょうがしんねん)、謹賀新春(きんがしんしゅん)など。

「謹んで新年をお祝い申し上げます」「うやうやしく新年をお祝い申し上げます」という意味で、より丁寧な表現です。→目上の人に使います。

文章で表現する賀詞

「明けましておめでとうございます」「新春のお慶びを申し上げます」などが一般的です。

↓注意点です♡

1)目上の人には4文字の賀詞や丁寧な文章表現を使うのが適切です。親しい友人や家族には、2文字の賀詞や「あけましておめでとう」のような口語的な表現でも良いでしょう。

2)二重賀詞「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」。「元旦」と1月1日、を併用しない(意味が重複するため)

3)句読点: 年賀状のマナーとして、句読点を使わないことが一般的になります。

4)「去年」を使わない:「去年」ではなく「旧年」または「昨年」を使うのが適切です。

取引先への新年のご挨拶メール

取引先へのメールは、日頃の感謝とともに、今後のビジネスでの関係発展を祈念する内容とします。丁寧な言葉遣いを心がけ、失礼のないように作成しましょう。

句読点は年賀状などでは避けるのがマナーですが、ビジネス文書(挨拶メール)では使用が一般的です。年賀状等で句読点がないことで読みにくい場合は、改行などで読みやすさを工夫しましょう♡

件名:新年のご挨拶

【本文】
・冒頭の挨拶:謹んで新年のお慶びを申し上げます。

【日頃の感謝】
・旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
・昨年は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。

【今後の抱負や発展を祈念する言葉】
・貴社のご発展と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
・本年もより一層尽力して参りますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

【結びの言葉】
・本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

例文

件名:新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げます
株式会社〇〇の〇〇です。

旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年もより一層尽力して参りますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

赤い線が賀詞の部分です♡

賀詞を活用した例文

謹賀新年

昨年はひとかたならぬご支援を賜り、誠にありがとうございました。
本年もさらなるお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

謹賀新年

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
貴社のご発展を心よりお祈り申し上げますとともに、
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

新春のお慶びを申し上げます。
貴社の益々のご繁栄と社員皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます。

上司への新年のご挨拶メール

上司へのメールは、日頃の指導への感謝と、今後の抱負を伝える内容とします。尊敬の念を込めた言葉遣いを心がけましょう。

件名:新年のご挨拶

【本文】
・あけましておめでとうございます。

【日頃の感謝】
・昨年は大変お世話になりました。
・昨年は〇〇様にご指導いただいたおかげで、多くのことを学ばせていただきました。

【今後の抱負や目標】
・本年もより一層業務に邁進し、ご期待に応えられるよう精一杯努力して参ります。

【結びの言葉】
・本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
・引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

例文

件名:新年のご挨拶

あけましておめでとうございます
営業部の〇〇です。

昨年は大変お世話になりました。
ご指導いただいたおかげで、多くのことを学ばせていただきました。

本年もより一層業務に邁進し、ご期待に応えられるよう精一杯努力して参ります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

赤い線が賀詞の部分です♡

賀詞を活用した例文

謹賀新年

昨年は公私にわたり大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。
昨年ご指導いただきました経験を活かし、今年は更なる飛躍を遂げたいと存じます。
本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

恭賀新年

昨年中は温かいご指導を賜り、誠にありがとうございました。
皆様には幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もご健勝でご活躍されますよう、心よりお祈り申し上げます。

まとめ

新年の挨拶メールは、日頃の感謝や新年の抱負などを伝える良い機会です。相手や状況に合わせて言葉を選ぶことで、より気持ちが伝わる新年のご挨拶になります。心温まる言葉で、素晴らしい一年をスタートさせましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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