新年を迎え、いよいよ仕事始め。新しい年の始まりは、職場での挨拶で気持ち良くスタートを切りたいですよね。特に、上司や大切な取引先への挨拶は、その後の仕事にも影響する大切なコミュニケーションです。でも、「どんな言葉を選べば失礼がない?」「メールで送っても大丈夫?」と迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、仕事始めに使える新年の挨拶やメール文、新年の抱負などの例文を紹介します。

謹賀新年
仕事始めの挨拶で失敗しないための5つのマナー
仕事始めの挨拶は、新しい一年のスタートを気持ちよく切り出すための大切なコミュニケーションです。何気なく使っている言葉が実はマナー違反だった、ということにならないよう、以下の5つのポイントをチェックしておきましょう。

↓言葉遣いは、相手への配慮を忘れずに♡
「新年あけましておめでとう」は重複表現
つい口にしてしまいがちですが、「あけまして」には「新年が明けて」という意味が含まれています。そのため、「新年あけまして〜」と言うと「新年」という言葉が重なってしまいます。
- NG:新年あけましておめでとうございます
- OK:あけましておめでとうございます / 謹んで新年のご挨拶を申し上げます
「去年」はNG!「昨年」や「旧年」を使いましょう
「去年」の「去」という漢字には「去る・別れる」といった意味があり、お祝いの席やビジネスの始まりにはふさわしくない「忌み言葉(いみことば)」とされています。
- NG:去年は大変お世話になりました
- OK:昨年は大変お世話になりました / 旧年中は格別のご高配を賜り〜

「よろしくお願いします」の使い分けを徹底
相手との距離感によって、語尾を適切に使い分けるのが大人のマナーです。
- 同僚や部下へ:「本年もよろしくお願いします」
- 上司や取引先へ:「本年もよろしくお願いいたします」 ※「いたす」の謙譲語を添えることで、相手への敬意がしっかり伝わります。
略語(あけおめ・ことよろ)はビジネスでNG
親しい友人とのLINEでは問題ありませんが、職場では「あけおめ」などの略語は絶対に避けましょう。たとえ仲の良い同僚であっても、仕事始めの場では「きちんとした挨拶」をすることで、気持ちの切り替え(オン・オフ)を印象付けられます。
新年の挨拶のタイミングは「午前中」がベスト
出社して最初に対面した際に行うのが基本です。自分から先に声をかけることで、前向きな姿勢をアピールできます。もし相手が電話中などでタイミングを逃した場合は、落ち着いたタイミングで「改めて、本年もよろしくお願いいたします」と声をかけに行きましょう。
職場や取引先での新年の挨拶例文【対面・口頭】
仕事始めの日は、メールより先に直接顔を合わせて挨拶をする場面が多くなります。対面での新年挨拶は、文章よりも簡潔さ・話しやすさが大切です。ここでは、実際の会話で使いやすい「口頭向け」の新年挨拶例文をご紹介します。
社内の上司・同僚への挨拶
出社して最初に顔を合わせたときや、朝礼後などに使える、自然で無理のない話し言葉を意識した例文です。

上司への挨拶:
「あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年も引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。」
※ 目標や抱負を添える場合も、一言程度が対面では自然な感じです。
例:「今年は〇〇の業務により一層力を入れて取り組みたいと考えております。」

同僚への挨拶:
「あけましておめでとうございます。昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いします。」
※ 親しい間柄であれば、
例:「今年も一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。」程度が、ちょうど良い印象です。
取引先への訪問・商談での挨拶(年始回り)
年始の訪問や商談では、丁寧さを保ちつつも、話し言葉として無理のない表現が好まれます。1月上旬に直接お会いする場合は、まずは簡潔に新年の挨拶と感謝を伝えましょう。
受付・対面時:
「あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
※ メール文のように長くせず、一息で言える長さがポイントです。

相手から先に挨拶を受けた場合の返し:
「あけましておめでとうございます。こちらこそ、昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」
※ もう一歩踏み込むなら、
例:「本年も、御社のお力になれるよう努めてまいります。」

↑上記の言葉添えると、より前向きな印象になります♡
仕事始めに送る「新年挨拶メール」の基本とタイミング
対面での挨拶が難しい相手には、仕事始めに新年の挨拶メールを送るのが一般的です。ここでは、例文ではなく、「いつ・誰に・どのタイミングで送るか」の基本マナーを整理していきましょう。
社内(上司・部署)への新年挨拶メール
社内宛ての場合は、仕事始め当日の午前中に送るのが目安です。リモートワークや時差出勤などで直接挨拶ができない場合は、当日中にメールで新年の挨拶を伝えましょう。
朝礼やミーティングなどで直接挨拶ができた場合は、あらためてメールを送らなくても大丈夫ですが、職場の慣習に合わせて判断しましょう。
社外(取引先)への新年挨拶メール
取引先への新年挨拶メールは、相手の仕事始めの日に合わせて送るのが最も丁寧です。業界や企業によって仕事始めの日が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
一般的には、遅くとも松の内(1月7日頃)までに届くように送るのがひとつの目安となります。

仕事始めの新年挨拶メールで意識したいポイント。仕事始めの日は、相手も多くのメールを受信しています。そのため、件名で内容がすぐに伝わる工夫が重要です。
件名の例:新年のご挨拶+会社名+氏名
→本文を開かなくても用件が伝わる件名にすることで、忙しい仕事始めでも目に留まりやすくなります。

【そのまま使える】仕事始めの挨拶メール例文集|取引先
仕事始めに送る新年の挨拶メール例文を、取引先・上司向けに分かりやすく紹介。失礼のない書き方と、すぐ使える文面を掲載しています。
取引先への挨拶メール(仕事始め・年始)
仕事始めに送る、もっとも汎用性が高く安心して使える定番文です。年始のご挨拶・感謝・今後のお付き合いの3点を簡潔にまとめています。

短くても丁寧な新年の挨拶メールを紹介しています♡

▶︎ 標準・フォーマル(基本形)その1
件名 新年のご挨拶(株式会社〇〇/名前)
〇〇株式会社〇〇様
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も、皆様のご期待に沿えるよう、社員一同誠心誠意努めてまいります。
何卒、本年も倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
貴社のますますのご発展と、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

▶︎ 標準・フォーマル(基本形)その2
件名 新年のご挨拶(株式会社〇〇/名前)
〇〇株式会社〇〇様
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸、そして貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

▶︎少しやわらかめ(継続取引先向け)
件名 新年のご挨拶(株式会社〇〇/名前)
〇〇株式会社〇〇様
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立てを賜りながら、
より一層お役に立てるよう努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
上司・目上の方への挨拶メール(仕事始め)
社内向けの新年挨拶メールは、感謝+今年の姿勢を簡潔に伝えるのがポイントです。
▶︎ 丁寧・基本形(直属の上司)
件名 新年のご挨拶(名前)
〇〇部長
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、温かいご指導を賜り、誠にありがとうございました。
本年は、昨年学ばせていただいたことを活かし、
〇〇の業務に一層注力してまいりたいと考えております。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
本年も〇〇部長にとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。

▶︎ 少しやわらかめ(親しい上司向け)
件名 新年のご挨拶(名前)
〇〇さん
あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
本年も、日々の業務に真摯に取り組んでまいります。
引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。

▶︎ 抱負を一言添えるパターン
件名 新年のご挨拶(名前)
〇〇部長
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は貴重なご指導を賜り、誠にありがとうございました。
本年は、〇〇の目標達成に向けて業務に取り組んでまいります。
本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
挨拶に添えて好印象!「新年の抱負・感謝」の伝え方
仕事始めの挨拶に、ひとこと抱負や感謝を添えるだけで、定型文ではない「新年の挨拶」になります。前向きな姿勢が自然に伝わり、上司や取引先にも好印象です。

抱負は「具体・ひとこと」がちょうどいい
新年の抱負は、長く語る必要はありません。内容が伝わる一文を意識しましょう。

- 「昨年の経験を活かし、より主体的に業務に取り組んでまいります」
- 「今年は業務効率を意識し、チームに貢献できるよう努めてまいります」
- 「今年はFP2級を取得し、業務の質を高めていきたいと考えております」

自分の目標が、相手や組織にどう役立つかを意識すると、より好印象です♡
感謝は「具体すぎない」くらいがちょうどいい
感謝の言葉は、軽く背景を添えるだけで特別感が出ます。細かく説明する必要はありません。

- 「日頃より変わらぬご支援をいただき、心より感謝しております」
- 「昨年は貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました」
- 「昨年は〇〇の場面で丁寧にフォローいただき、ありがとうございました」

「いつも」「昨年は」など、時間軸を入れるだけで印象が変わりますよ♡
仕事始めは「短さ」も思いやりのひとつ
年始は何かと忙しい時期です。挨拶に添える抱負・感謝は、口頭なら一言、メールなら数行が理想的。「挨拶+抱負 or 感謝」を意識してみましょう。

挨拶と合わせて伝えたいこと:感謝の気持ち
仕事始めの挨拶では、日頃の感謝の気持ちを伝えることが大切です。具体的なエピソードを交えながら感謝の言葉を伝えることで、より心のこもった新年の挨拶となり、相手との信頼関係を深めることができます。

相手や状況に合わせて言葉を選び、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう♡
まとめ
仕事始めの挨拶は、新しい一年を前向きな気持ちでスタートするための大切な習慣です。相手との関係性に合わせた言葉選びと、丁寧な表現を意識することで、信頼関係の構築にもつながります。
仕事始めならではの新年挨拶例文やメール文例を活用し、気持ちのよいスタートを切りましょう。


