「ご連絡いただければと存じます(ぞんじます)」とは、ご連絡をいただければと思いますという意味を持ち、「いただければと存じます」は相手へ依頼するやわらかい言い回しになります。
例えば、連絡をもらいたい時に「ご連絡ください」だと、「ください」の言い回しが強く感じられてしまうことがあります。シチュエーションにもよりますが、連絡を依頼する際に適切な言い回しができたらいいですね。
「ご連絡いただければと存じます」の使い方や例文について紹介していますので、ご参照していただけましたら幸いです。
「ご連絡いただければと存じます」とは
「ご連絡いただければと存じます」の意味についてみていきましょう。
「ご連絡」 | 連絡に「ご」がつき、丁寧な表現になります。 相手の行動のため「ご」が尊敬語になります。 (ご〜いただくで謙譲表現という見方もあります) |
「いただければ」 | 「いただく」は「〜してもらう」、「れば」は仮定形のため 「いただければ」は「〜してもらえたら」という意味になります。 |
「存じます」 | 「存じる」の謙譲語に「ます」の丁寧語がついたもの。 |
「ご連絡いただければと存じます」の意味
・ご連絡をもらえたらと思います。
・相手の意向を委ねる(ゆだねる)ため、やわらかい依頼の表現になります。
「ご連絡いただければと存じます」を使う時とは
・ビジネスの場では、会話やメールで使います。
・目上の人、取引先の人に対して使います。
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「ご連絡いただければと存じます」を使う際のメリットや注意点ってなんですか?
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メリットや注意点をまとめてみました♡
「ご連絡いただければと存じます」を使うことのメリット
・「ご連絡いただければと存じます」が丁寧でやわらかい表現のため、よい印象になります。
「ご連絡いただければと存じます」を使う時の注意点
・連絡がもらえるタイミングを相手に委ねているので、連絡がもらえないことも考えられます。一緒に、期限や連絡先も伝えるようにしましょう。
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「ご連絡いただければと存じます」の使い方
ビジネスの場で、よく使われる「ご連絡いただければと存じます」の使い方や例文についてみていきましょう。
「ご連絡いただければと存じます」の使い方
・不明な点がございましたら、ご連絡いただければと存じます。
・明日までに、ご連絡いただければと存じます。
・何かございましたら、下記連絡先までご連絡いただければと存じます。
・ご連絡いただければと存じます。(そのままでも使います)
「ご連絡いただければと存じます」の例文
「ご連絡いただければと存じます」の例文についてみていきましょう。
【取引先での会話・その1】
![取引先の人](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/student-d-01-removebg-preview-150x150.png)
先ほどの件は、明日までにメールしたらよろしいでしょうか?
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お忙しいところ申し訳ございませんが、明日までにご連絡いただければと存じます。
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「明日までに連絡をもらえたらと思います」という意味になります。お忙しいところ申し訳ございませんとは、お願いしたいことに対して、相手を気遣う言葉ですね。
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「ご連絡いただければと存じます」とあわせて使えたらいい言葉とは?
・お忙しいところ申し訳ございませんが
・ご多忙のところ申し訳ございませんが
・申し訳ございませんが
・恐れ入りますが
・お忙しい中、恐縮ですが
![](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/woman-d-03-4-e1649163928602-120x150.png)
適切な言葉をそえることで、より丁寧な印象になりますね。
【社外での会話・その2】
![<br>](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/08/businesswoman-d-02__1_-removebg-preview.png)
確認していただきたい資料を添付いたしました。今週中までにご連絡ください。
![社外の人](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/student-d-01-removebg-preview-150x150.png)
かしこまりました。確認させていただきます。
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「ご連絡ください」とは敬語ですが「ください」が強めの印象になります。場合によっては、命令されているように受けとめられてしまいます。
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「ご連絡ください」の丁寧な言い換え
「ご連絡ください」とは場合によって、命令されているように受けとめられてしまいます。丁寧に言い換えてみましょう。
「今週中までにご連絡いただきたく存じます」
「今週中までにご連絡いただければと存じます」
「今週中までにご連絡いただければ幸いです」
「今週中までにご連絡くだされば幸いです」
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「連絡がもらえたら」という丁寧な表現です。
「今週中までにご連絡くださいませ」
「今週中までにご連絡をお願いいたします」
「今週中までにご連絡いただきたく存じます」
「今週中までにご連絡いただきますようお願い申し上げます」
「今週中までにご連絡くださいますようお願い申し上げます」
「今週中までにご連絡のほどお願い申し上げます」
「今週中までにご連絡のほどよろしくお願い申し上げます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「連絡をください」の丁寧な表現です。
会話中、メールでも使うことができます。シチュエーションや前後の言葉遣いにあわせて、使い分けてみましょう。例えばですが、「存じます」を使いすぎてしまっていると感じるようでしたら、「いたします」に切り替えてみるということです。
![](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2023/08/gore.png)
まとめ
「ご連絡いただければと存じます」が丁寧でやわらかい表現のため、よい印象になります。シチュエーションにあわせて適切な言い換えができたらいいですね。