日々、気温の変化が激しいこの時期。「暖かくなったかな?」と思ったら、また急に冷え込んだり…。
春や秋の季節の変わり目、寒暖差の激しさに体調を崩しがちですよね。今回は、そんな寒暖差が厳しい時期に使える、ビジネスシーンで役立つ温かい挨拶の言葉やメール文を紹介しています。メールの書き出しや結びに迷ったら、ぜひご活用ください。
寒暖差が厳しい時期とは?|書き出しと結びについて
寒暖差が厳しい時期は、季節の変わり目である春や秋になります。日中の暖かさとは反対に、朝晩は冷え込むことがあり、体調を崩しやすい時期です。

寒暖差が激しい時期だからこそ、相手の健康を気遣う言葉をかけることが大切です♡
書き出しとは?
書き出しは、文章の冒頭部分です。書き出しは、読み手の興味を引きつけ、本文へとスムーズに導く役割を果たします。
【書き出しに含まれる要素】
・安否を尋ねる言葉:相手への敬意や気遣いを表します。
・感謝の言葉:日頃の感謝や、何かお世話になったことへの感謝を伝えます。
・時候の挨拶:季節や天候に触れる言葉で、相手の安否を気遣ったり、季節感を伝えたりします。

・春暖の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・秋冷の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・日ごとに寒暖の差が大きくなっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
結びとは?
結びは、文章の末尾部分です。結びは、文章全体を締めくくり、相手への配慮や今後の関係性などを示す役割を果たします。

丁寧な結びは、良好な関係を築く上で役立ちます♡
【結びに含まれる要素】
・相手への配慮: 相手の健康や活躍を祈ること。
・返信や連絡のお願い:返信を求めたり、今後の連絡方法などを伝えたりします。
・本文の要約や再確認:本文で伝えた内容を簡潔にまとめたり、重要な点を再度伝えたりします。

・末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
・季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。
・今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
春の寒暖差が厳しい時期のメール:作成のコツと例文
春は、冬から夏へと季節が移り変わる時期であり、日によって気温が大きく変動することがあります。このような寒暖差が厳しい時期に、ビジネスシーンで相手に失礼なく、かつ温かい印象をのメールを作成するためのコツと例文をご紹介します。
季節の挨拶
メールの冒頭に、季節を表す言葉である「時候の挨拶」を入れることで、季節感や相手への配慮を示すことができます。春の寒暖差が厳しい時期に使える時候の挨拶としては、以下になります。
・早春の候:まだ寒さが残るものの、春の兆しが見え始める時期に使います。
・陽春の候:春の陽気が感じられる時期に使います。
・春分の候:春分の日(3月20日頃)を中心とした時期に使います。
・陽光きらめく春となりましたが
・三寒四温の候、いかがお過ごしでしょうか

↓コツです♡
上記の時候の挨拶に続けて、「皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」といった相手の安否や繁栄を祈る言葉を加えることで、より丁寧な印象になります。
寒さに気をつける言葉を加える
寒暖差が激しい時期であることを踏まえ、相手の体調を気遣う言葉を加えることが大切です。以下のような表現を使うと、相手に温かい印象になります。
・寒暖の差が激しい折から、くれぐれもご自愛ください
・体調を崩しやすい時期ですので、十分にお気をつけください
・春とはいえ、まだ寒さが残りますので、どうぞご無理なさらないでください
・春雨の降る日もございますが、お変わりなくお過ごしでしょうか
上記に加えて、「〇〇様におかれましても、ご自愛ください」といった相手の健康や活躍を祈る言葉を加えることもできます。

寒暖差に加えて、春特有の気候の変化にも触れつつ、相手を気遣うことが大切♡
結びの言葉
メールの結びには、今後の関係性が良好に保たれるような言葉を選ぶことが大切です。
・引き続き、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます
・何かご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください
・今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
メール文例
春の寒暖差が厳しい時期に使えるメール例文を以下に2つご紹介します。
メール例文1)
件名:○○
〇〇株式会社 〇〇様
早春の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
春とはいえ、まだ寒さが残る日が続きますが、〇〇様におかれましても、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、(本文)
寒暖の差が激しい折から、くれぐれもご自愛ください。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
△△会社 △△
メール例文2)
件名:○○
〇〇株式会社 〇〇様
陽春の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
春分の候を迎え、日ごとに暖かさが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすい時期ですので、十分にお気をつけください。
さて(本文)
引き続き、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
△△会社 △△
秋の寒暖差が厳しい時期のメール:作成のコツと例文
秋は日中の暖かさと朝晩の冷え込みが激しく、体調を崩しやすい時期です。ビジネスシーンでのメールでは、相手の体調を気遣う言葉や季節の移り変わりを感じさせる言葉を入れることで、温かい印象になります。
季節の挨拶
秋の時候の挨拶として、以下のような言葉が使えます。
・秋冷の候: 秋の冷えを感じさせる言葉で、9月下旬から10月上旬頃に使われます。
・秋麗の候:秋の空が澄み渡り、美しい様子を表す言葉で、10月中旬から11月上旬頃に使われます。
・晩秋の候:秋の終わりを感じさせる言葉で、11月中旬から下旬頃に使われます。

・秋冷の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・秋麗の候、〇〇様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・晩秋の候、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。めっきり寒くなりましたが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
寒さに気をつける結びの言葉
メールの結びには、相手に寒さに気をつけるように促す言葉を添えましょう。以下のような表現をおすすめします。

・朝晩の寒暖差が激しいですので、どうぞご自愛ください。
・寒さが厳しくなってまいりましたので、暖かくしてお過ごしください。
・季節の変わり目ですので、風邪など引かれませんようお気をつけください。
・日ごとに寒さが増してまいりましたので、くれぐれもご体調にお気をつけください。

今後の関係性を良好に保つための言葉や、相手の健康や活躍を祈る言葉を添えると、より丁寧な印象になります♡
例えばですが、
・何かとご多忙の折とは存じますが、くれぐれもご自愛ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。
・今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
メール文例
以下に、秋の寒暖差が厳しい時期に使えるメール例文を2つご紹介します。
メール例文1)
件名:○○
〇〇株式会社 〇〇様
秋冷の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、(本文)
季節の変わり目ですので、体調を崩されないようお気をつけください。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
△△会社 △△
メール例文2)
件名:○○
〇〇株式会社 〇〇様
晩秋の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
いつも大変お世話になっております。
めっきり寒くなりましたが、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて□□について、お打ち合わせさせていただきたく、ご連絡いたしました。
詳細につきましては、別途ご連絡いたします。
何かご要望がございましたら、お気軽にお申し付けください。
季節の変わり目ですので、風邪など引かれませんようお気をつけください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
△△会社 △△
まとめ
寒暖差が厳しい時期に使えるビジネスシーンで役立つ温かい挨拶の言葉をご紹介しました。 ポイントは、相手の体調を気遣う言葉や、季節の移り変わりを感じさせる言葉を入れることや健康や活躍を祈る言葉や、今後の関係性を良好に保つための言葉を入れることも大切です。メールの書き出しや結びに迷った際は、ぜひ参考にしてみてください。