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年末の挨拶で使う「略儀ながら」の意味・正しい使い方・例文【ビジネスメール対応】

「略儀ながら」年末の挨拶に使える例文、使い方や言い換え 言葉遣い
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12月に入り、年末の挨拶メールやご案内を送る機会が増える時期になりました。特に「略儀ながら」は、年末年始のビジネス文書で多用される表現ですが、「意味や正しい使い方がわかりにくい」「失礼にあたらないか不安」と感じる方も少なくありません。本記事では、この「略儀ながら」の意味と、失礼にあたらない正しい使い方をわかりやすく解説します。さらに、そのまま活用できる年末挨拶の例文(メール・書面)もご紹介。12月の忙しい時期に自信を持って使えるよう、ぜひご確認ください。

「略儀ながら」の正しい意味と適切な使い方をマスターし、忙しい年末でも失礼のない完璧なビジネスメールを送りましょう♡

「略儀ながら」の正しい意味とニュアンス

意味の定義:「略儀」+「ながら」

「略儀(りゃくぎ)」:正しい手続きを飛ばした略式のやり方という意味。

「ながら」:「~ではありますが」という意味。

【意味合い】「本来であれば正式な方法(直接訪問や書面)を採るべきですが、略式(メールなど)で失礼します」という、相手への配慮と謙遜の気持ちを伝える意味合いです。

「略儀ながら」の正しい意味と適切な使い方をマスターし、忙しい年末でも失礼のない完璧なビジネスメールを送りましょう♡

「略儀ながら」は、なぜ年末の挨拶でよく使われるのか?

12月は、誰もが多忙を極める時期です。特にビジネスにおいては、年内に済ませるべき業務に加え、そして取引先へのご挨拶が集中します。

本来、年末の正式なご挨拶は、直接訪問するのが最も丁寧な作法とされています。しかし、全てのお取引先に対し、時間とコストをかけて正式な形式を取ることは、現実的に困難な場合が多いです。

メールや手紙で使う「略儀ながら」です♡

「略儀ながら」は相手への配慮を表す丁寧な表現

「略儀ながら」という言葉に対して、「略式=失礼では?」と不安に感じる方も多いかもしれません。しかし実際には、相手への気遣いを示すための丁寧な表現なのです。

この言葉には、「本来であれば直接訪問してご挨拶すべきところ、事情により簡略な形式(メール・書面)で失礼します」という意味が込められています。

つまり「略儀ながら」は、形式を省略する際のお詫び・謙遜・誠意を表すフレーズのため、文章に添えることで、

  • 相手に対して失礼がない姿勢を示せる
  • 正式な挨拶を省いた理由を丁寧に説明できる
  • ビジネスメールの簡潔さと丁寧さを両立できるといったメリットがあります。

年末の多忙な時期には特に「相手の時間を奪わない配慮」として好印象な表現です。

年末挨拶で「略儀ながら」が使われる理由

年末の挨拶文では、感謝の気持ちを伝えながらも、相手の時間を取らせない簡潔さが求められます。しかし、簡潔さを優先しすぎると文章がそっけなくなり、ビジネスではかえって失礼に感じられることもあります。

そこで役立つのが「略儀ながら」です。この一言を添えることで、「ご多忙な時期に時間を奪わないよう配慮しています」という意図が自然と伝わります。

相手も、「来訪よりメールで気遣ってくれた」と好意的に受け止めるため、メールや書面での年末挨拶でも失礼になりません。結果として、簡潔さと丁寧さを両立した挨拶文を送ることができるというわけです。

「略儀ながら」は文末で使うのがルール

「略儀ながら」は、“本来であれば正式な形でご挨拶すべきところを、簡略な方法で失礼します”という意味を持つビジネスの定型句です。文頭に置くのはNGです。挨拶・本文を書き終えた文末の結びとして用いるのがビジネスメールのマナーです。

例文

NG:略儀ながら、まずは年末のご挨拶を申し上げます。

OK:本年も大変お世話になりました。略儀ながら、メールにて年末のご挨拶を申し上げます。

必ず、感謝や来年の抱負など、伝えたいメッセージをすべて書き終えた後の「結びの言葉」として使用しましょう。

↑大切です♡

「略儀ながら」を使ったメール文例

とくに年末の挨拶メールは、直接訪問や電話でのご挨拶が難しい場面も多く、“メールでのご挨拶になる非礼を丁寧にフォローできる”という点で「略儀ながら」はぜひ使いたいフレーズです。

例文

【取引先向け】

今年も残すところあとわずかとなりました。 皆様には一年を通して格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。弊社の年末年始休業は〇月〇日〜〇月〇日となります。 来年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。略儀ながら、書中(メール)をもちまして年末のご挨拶とさせていただきます。 良いお年をお迎えください。

↑汎用性が高い例文なので参考にしてみてください♡

【特に丁寧さを伝えたい時】

1)本年もひとかたならぬお力添えを賜り、心より厚く御礼申し上げます。
新年が貴社にとって実り多き一年となりますようお祈り申し上げます。
弊社の年末年始休業は〇月〇日〜〇月〇日となります。
甚だ略儀ではございますが、書中(またはメール)をもちまして歳末のご挨拶とさせていただきます。

2)平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本年も残すところあとわずかとなりました。
貴社には、本年一年間、多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
おかげさまで、私どもも無事に年の瀬を迎えることができました。
来年も、より一層貴社のお役に立てるよう、社員一同精進してまいる所存です。
つきましては、弊社の年末年始の休業期間を下記の通りご案内申し上げます。
休業期間 | 〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)ご不便をおかけいたしますが、何卒ご容赦くださいませ。
甚だ略儀ではございますが、書中(メール)をもちまして年末のご挨拶とさせていただきます。
貴社のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

「略儀ながら」の言い換え表現

「略儀ながら」は、丁寧な表現ですが。相手や送る媒体に合わせて使い分けることで、より「心配りが感じられる」「状況に適した」表現になります。

丁寧さを強調したい時:「誠に恐縮ではございますが」

「略儀ながら」よりもさらに恐縮の念(申し訳なさ)を強く伝えたい、特に重要な取引先や、日頃から細やかな気遣いが必要な目上の方への挨拶に最適です。

例文

誠に恐縮ではございますが、メールにて年末のご挨拶とさせていただきます。

簡潔に済ませたい時:「まずはメールにて失礼いたします」

比較的親しい取引先や、日頃からメールでのやり取りが多い相手など、形式張らない簡潔さを優先したい場合に適しています。「まずは」を付けることで、丁寧さを保ちつつ、結びの言葉として自然におさまります。

例文

まずはメールにて失礼いたしますが、皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

書面・郵送・FAX・メールの場合:「甚だ略儀ではございますが、書中をもって〜」

「甚だ(はなはだ)」:非常に、大変という意味を付け加え、略式であることへの謙遜を強調します。

「書中(しょちゅう)」:文書や手紙のことを指す丁寧な言葉です。

↑最も格式の高い表現です。

例文

誠に恐縮ではございますが、メールにて年末のご挨拶とさせていただきます。

メールでのご挨拶であっても、「書中をもちまして」を使用しても問題ありません。「書中」は文書全般を指すため、メールも広い意味では文書として扱われます。

一方で、より形式や敬意を重んじる場面では「書中をもちまして」を使う方が格式のある表現になります。「メールをもちまして」も誤りではありませんが、ややカジュアルな印象です。

要注意:「取り急ぎ」は年末挨拶でNGです

「略儀ながら」の代わりに「取り急ぎ」を使っている例を見かけますが、これはビジネスシーンの年末挨拶では不適切です。

↓「取り急ぎ」と「略儀ながら」の決定的な違い。

取り急ぎ緊急性の高い事項について、「まずは」最低限の報告・連絡をし、後日必ず正式な対応を行う時に使う前提の言葉。
略儀ながら本来の正式な形式を省略するが、今回の挨拶はこれで完了とする。形式は略すが、気持ちに手抜きはない表現。

年末の挨拶メールは、その時点で「挨拶が完了」する正式なビジネス文書です。にもかかわらず「取り急ぎ」を使ってしまうと、「今回は適当に済ませるが、後日改めて訪問します」という誤解や、「この挨拶は重要ではない」という印象になり、相手への礼を欠くことになってしまいます。

まとめ

「略儀ながら」は、忙しい年末にこそ活きる心遣いの言葉です。この一言を添えることで、「本来は正式に挨拶すべきだが、メールで失礼します」という謙虚さと礼儀が相手に伝わります。形式を省略しても、感謝の気持ちを伝える配慮を忘れないことが、ビジネスメールの基本です。正しい使い方をマスターし、気持ちの良い年末の挨拶を締めくくりましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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