仕事やプライベートで、提供した情報やアドバイスが役に立った時、どんな言葉を使えばいいのでしょうか?
「ご参考になったようで良かったです」は、相手の助けになれたことを喜びの気持ちを伝える表現です。しかし、ビジネスシーンや目上の人に対しては、より丁寧な表現を使うことが大切です。例えば「ご参考にしていただければ幸いです」「お力になれて幸いです」などがあります。
このブログでは、ビジネスシーンで使える「ご参考になったようで良かったです」の言い換えや使い方、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
「ご参考になったようで良かったです」の意味
「ご参考になったようで良かったです」の意味についてみていきましょう。
「参考」の意味は、いろいろなものを比べあわせて、自分の考えや方法を決める手がかりにすること。
「ご参考になったようで」の意味は、提供した情報などが役に立ったことが確認できたので、それに対して喜びや満足の気持ちを表す表現として「良かったです」が使われています。
「ご参考になったようで良かったです」は、相手の助けになれたことを喜ぶ表現です。ビジネスシーンでもよく使われますが、「良かったです」の表現が、目上の人に対してややカジュアルな印象になります。
「ご参考になったようで良かったです」丁寧な表現だけど、もう少し丁寧にした方がいいのか。
ビジネスシーンで使えますが、「ご参考になったようで良かったです」を少し言い換えてみましょう。
以下の3つの言い換えは、「ご参考になったようで良かったです」よりも丁寧な表現です。ニュアンスが若干異なるのでシーンに合わせて使えたらいいですね。
「ご参考になれば幸いです」意味、例文
意味:「参考にしていただければうれしいです」という意味で、丁寧な表現です。
「ご参考になれば幸いです」は、相手に何かを参考にしてもらいたい時に使います。
・私が以前読んで役立ったので、ご参考になれば幸いです。
・資料を添付いたしますので、ご参考になれば幸いです。
「ご参考にしていただければ幸いです」意味、例文
意味:「参考にしていただくことをお願いする」という意味で、丁寧な表現です。
相手に参考にしていただくことを強く勧めたいというニュアンスです。
・情報をまとめましたので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
・ぜひ、この資料をご参考にしていただければ幸いです。
「ご参考いただければ幸いです」意味、例文
意味:「参考にしていただければありがたいです」という意味で、丁寧な表現です。
・おすすめのフレーズをまとめました。ご参考いただければ幸いです。
・明日の会議の資料を用意しました。ご参考いただければ幸いです。
「ご参考になったようで良かったです」使い方
「ご参考になったようで良かったです」を使う時は、主なシーンです。
A)セミナーの後、参加者に感謝の気持ちを伝える時
B)商品やサービスの紹介後、相手が興味を示してくれた時
C)質問や相談に答えた後、相手が解決策を得られた時
「ご参考になったようで良かったです」の言い換え
「ご参考になったようで良かったです」を上司や目上の人に対して言い換えしてみましょう。
※ビジネスシーンでは、丁寧な表現を心がけることが大切です。
上から丁寧な順に並べています。
【上司や目上の人への言い換え】
・お役に立てて光栄に存じます(光栄は、目上に褒められた時に使います)
・ご参考になったようで何よりです
・お役に立てて何よりです(何よりですの意味は、何よりも嬉しいです、とても嬉しいことです)
・ご期待に沿うことができ、嬉しく思います(期待に応えることができたことを喜ぶ表現です)
・ご満足いただけて嬉しく思います(期待に応えることができたことを喜ぶ表現です)
・ご助力いただけて、感謝しております(ご助力とは、相手の手助け、力添えを敬って言う表現です)
・よろしかったようで何よりです
・喜んでいただけたようで、何よりです
・お役に立てれば幸いです
・お力になれて幸いです
・お役に立ててよかったです
上記の中から、幅広い場面で使いやすい表現は、「ご参考になったようで何よりです」「お役に立てて何よりです」の2つです。
これらの表現は、いずれも丁寧で柔らかい印象を与える表現であり、相手に役立ったことを喜ぶ気持ちをしっかりと伝えることができます。また、ビジネスシーンでよく使われる表現であるため、相手との関係性や状況を問わず、使いやすい表現と言えます。
言い換えも、こんなにたくさんありますね。
ニュアンスが少しずつ違うので、ほかの言い換えも使えるようにしておきましょう。
「ご参考になったようで良かったです」例文
先ほどのA)B)C)のシーンを使って「ご参考になったようで良かったです」の例文をみていきましょう。
A)セミナーの後、参加者に感謝の気持ちを伝える時
・ご参加いただきありがとうございました。ご参考になったようで良かったです。
・お役に立てれば幸いです。またのご参加をお待ちしております。
・ご参考になったようで何よりです。今後のご活躍に、少しでも貢献できることを願っております。
・ご期待に沿うことができ、嬉しく思います。今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
・喜んでいただけたようで、何よりです。今後とも、よろしくお願いいたします。
【セミナーに参加して自分のためになった時】
今日のセミナーに参加し、特に〇〇について感銘をうけました。
ご参考になったようで何よりです。今後のご活躍に、少しでも貢献できることを願っております。
相手が今後も活躍されることを願う気持ちを表しています。
B)商品やサービスの紹介後、相手が興味を示してくれた時
・提供させていただいた情報が、ご参考になったようで良かったです。
・商品をご紹介させていただき、ありがとうございました。ご興味を持っていただけたようで、大変嬉しく思います。
・ご満足いただけて嬉しく思います。また何かございましたら、お気軽にご相談ください。
・よろしかったようで何よりです。ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
・お力になれて幸いです。ご興味を持っていただけましたでしょうか。
【商品を紹介し相手が関心を持った時】
商品をご紹介させていただき、ありがとうございました。ご興味を持っていただけたようで、大変嬉しく思います。
はい、とても興味があります。もう少し詳しく教えていただけますか?
担当者は、顧客からの興味に応え、顧客とのコミュニケーションを円滑に進めています。
C)質問や相談に答えた後、相手が解決策を得られた時
・提供させていただいた情報が解決策となり、ご参考になったようで良かったです。
・ご質問に、ご回答することができ、大変嬉しく思います。
・お力になれて幸いです。問題が解決できて良かったです。
・お役に立ててよかったです。ご心配のところ、お役に立てられて嬉しく思います。
・お役に立てて何よりです。ご相談いただき、ありがとうございました。
【社内での会話】
お手伝い、本当にありがとうございます。
お役に立ててよかったです。ご心配のところ、お役に立てられて嬉しく思います。
まとめ
「ご参考になったようで良かったです」は、相手に役立ったことを喜ぶ気持ちをシンプルに伝える表現です。「自分も喜んでいる」という気持ちが込められている点が特に好印象なフレーズです。
相手との関係性やシーンにあわせて、相手に役立ったことを喜ぶ気持ちを伝えたい時には、「ご参考になったようで良かったです」を使うといいですね。