「すごい」という言葉は、感動した時や相手を褒めたい時に思わず口にしたくなる言葉です。しかし、目上の人に対して「すごい」と言うと、子供っぽい印象を与えてしまう可能性があります。ビジネスシーンでは、より丁寧な表現を使うことが求められます。この記事では、「すごい」の意味と適切な使い方、より丁寧な言い換え表現を、具体的な例文とともにわかりやすく解説します。
「すごい」をついつい使いすぎてしまいます。
ビジネスシーンで「すごい」ばかりを使っていると、ちょっと恥ずかしいですよね。違う表現が使えると良いですね。
「すごい」は、カジュアルな表現です。丁寧な言い換えが使えると良いですね。
「すごい」の意味と使い方
「すごい」は、形容詞で「ぞっとする」「なみはずれた」というような意味になります。
ビジネスシーンで使われる「すごい」の意味合いは、
・並外れている
・想像を超えている
・感嘆する です。
事柄の重要性を強調する時:「今月は、すごい実績でしたね。」
感謝の気持ちを伝える時:「すごい結果ですね。」「すごいご活躍ですね。」
驚きや感動を表現する時:「すごい成績で、本当にびっくりしました。」
「すごい」は、このような感じで使われています。
【取引先との会話】
すごいですね!迅速な対応ありがとうございます。
すごいですねか…
上の会話をみてみましょう。
取引先の人や目上の人の迅速な対応への感謝の気持ちを伝えるには、「すごいですね」以外にも、より丁寧で好印象な表現があります。
「迅速かつ丁寧なご対応に、感謝いたします」
「迅速な対応ありがとうございます。大変助かりました」 などになります。
「すごい」を丁寧な言い換えにしてみましょう。
「すごい」の丁寧な言い換え
「すごい」は便利な言葉ですが、使い方によっては失礼な印象を与えてしまうこともあります。特に目上の人やビジネスシーンでは、より丁寧な表現を選ぶことが重要です。
丁寧な言い換え表現を使うことで「すごい」よりもフォーマルなニュアンスを持ち、相手に敬意を表すことができますよ♡
【すごいの言い換え】
感銘の言葉:「素晴らしいです」「優秀です」「見事です」「称賛する」「感銘する」
敬服の言葉:「敬服する」「立派な」
【補足です】
「称賛」の意味:ほめたたえることです。
「感銘」の意味:物事に対して心が動き、その気持ちが心に残ることになります。
「敬服」の意味:相手の行動、言動に対して、尊敬の気持ちを持つこと。
【感銘で言い換え】
・今日の社長のお話、すごいですね。
→今日の社長のお話に感銘を受けました。
・すごい!そのアイデアは本当に素晴らしいですね。
→あなたのアイデアに、とても感銘を受け勉強になりました。
・御社(おんしゃ)の企業理念とは、すごいですね。
→御社(おんしゃ)の企業理念に感銘を受けて志望いたしました。
【敬服で言い換え】
・社長のご判断、すごいですね。
→社長のご判断には、敬服いたします。
・先輩の仕事ぶりはすごいですね。
→先輩の仕事ぶりには、敬服いたします。
「すごい」を丁寧な表現にすることで、相手への敬意が感じられますよね。
「すごい」の言い換えのコツ
ビジネスシーンで「すごい」以外の表現を使いたい、だけど少し堅苦しい表現以外を使いたい時がありますよね。そのような時の言い換えのコツをご紹介します。
「すごい」を感想・感動で言い換える
「すごい」を使わずに「すごい」と思っていることについての感想・感動をしたことを伝えてみることです。
「すごい」と思ったことに対して、率直な気持ちで感想・感動したことを伝えてみる♡
・すごく頑張ったのですね。本当に素晴らしいです。
→頑張りに感心します。
・あなたの仕事ぶりは、すごくて驚きました。
→あなたの仕事ぶりは、私たち全員の目標になります。
・先輩の意見はすごいですね。
→先輩の説得力のある意見を聞き、勉強になりました。
・この絵はすごいですね。
→素晴らしい絵画につい見入ってしまいました。
「すごい」の類語で言い換える
「すごい」の類語で言い換えてみましょう。
・すばらしい
・とてつもない
・大きい
・ひどい
・見事
・大変 など、たくさんの類語があります。
・先輩の成績は、すごいですね。
→先輩の成績は、とても輝かしいですね。
・このお店のご飯の量は、すごいですよね。
→このお店のご飯の量は、とてつもなく多いですよね。
・今日は、すごく暑いですよね。
→今日は、大変暑いです。
・すごい方ですよね。
→とても立派な方ですね。
・すごいお家ですね。
→とても見事なお住まいですね。
まとめ
会話をする時には、ほどよく「すごい」を使ってもいいと思いますが、何回も使うのは、控えたほうが良いですよね。今回はビジネスシーンで使える丁寧な「すごい」の言い換え、自分の感想、感動を伝える、類語を使うことで連続で使わないようにする方法について紹介いたしました。