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「ご遠慮申し上げます」の丁寧な断り方のコツ!とビジネスシーンで役立つ【例文付き】

言葉遣い

「ご遠慮申し上げます」と伝える時、相手に失礼にならないか、関係が悪くならないか心配ですよね。この記事では、そんな悩みを解決します!ビジネスで「お断り」を伝える際に役立つ、言い回しや、断る際の注意点などを詳しく解説します。具体的な例文や言い換えも豊富にご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「ご遠慮申し上げます」の意味と敬語

「ご遠慮申し上げます」は、非常に丁寧な断りの言葉で、相手に配慮を示しながら、何かのお願いや誘いを辞退する際に使われます。

【意味合い】

・丁寧な言葉遣いを心がけていることを示す。

・相手に申し訳ない気持ちを持っていることが伝わる。

・「お断りします」よりも丁寧で、相手への配慮が感じられる。

【敬語】

「ご〜申し上げる」で謙譲語表現になります。「ます」:丁寧語です。

「ご遠慮申し上げます」は正しい敬語表現です。

「ご遠慮申し上げます」は相手への敬意を払い、より丁寧に断りたい場合に使います。

「ご遠慮申し上げます」の使い方

「ご遠慮申し上げます」は、丁寧な表現で、何かのお願いや誘いを断る際に使われます。相手に申し訳ない気持ちを表しつつ、丁重に断る言葉です。目上の人、上司、社外の人などに対して使うことができます。

「ご遠慮申し上げます」は、おもにどんな時に使うの?

例えば、お誘い、依頼、贈り物など、相手に何かをお返ししたり、応えたりする状況において、丁重にお断りする際に使います。

お誘いごとを断る時

例文:お食事のお誘い、大変光栄に存じます。しかし、今回は都合がつかず、心苦しいのですが、ご遠慮申し上げます

贈り物などを辞退する時

例文:ご厚意に心から感謝いたしますが、今回はご遠慮申し上げます

招待を断る時

例文:ご招待、誠にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。しかしながら、都合がつかず、今回は遠慮申し上げます。次回の開催を楽しみにしております。

喪中の際に年末年始の挨拶で「ご遠慮申し上げます」と書く場合、「喪中のため、新年のご挨拶はご遠慮申し上げます」とすることで、お祝い事を控えているため、お付き合いすることが難しいという状況を説明することになります。

↑知っているといいですね♡

「ご遠慮申し上げます」ビジネスシーンでよく使う例文6選

「ご遠慮申し上げます」は、ビジネスシーンで断りを伝える際に用いられる丁寧な表現です。しかし、使い方を誤ると、相手を不快にさせてしまう可能性も。そこで、例文を交えながら、この表現の使い方のコツを詳しく解説していきます。

相手の厚意に感謝の気持ちを伝えることで、より丁寧な印象になります♡

1)大変ありがたいお話ですが、既にスケジュールが確定しており、今回はご遠慮申し上げます。

2)ありがとうございます。ただ、当社の事情により今回は対応が難しいため、ご遠慮申し上げます。

3)お誘いいただきありがとうございます。しかし、他の業務が立て込んでおり、今回はご遠慮申し上げます。

4)ご提案、感謝いたします。非常に興味深い内容ですが、現状の予算の都合上、今回はご遠慮申し上げます。

5)お気持ち、誠にありがとうございます。ですが、社内の事情により今回はお受けできず、ご遠慮申し上げます。

6)ご協力のお申し出に感謝申し上げます。しかしながら、今回は弊社の方針にそぐわないため、ご遠慮申し上げます。今後ともご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

↑上の例文の使い方のコツ♡

・クッション言葉を使う:冒頭に、「申し訳ございませんが」「大変恐縮ではございますが」「大変心苦しいのですが」などのクッション言葉を置くことで、断りやお願いをより丁寧に伝えることができます。

理由を具体的に説明する:「既にスケジュールが確定しており」「当社の事情により」「他の業務が立て込んでおり」など、断る理由を具体的に説明することで、相手への配慮を示しています。

感謝の気持ちを伝える: 「大変ありがたいお話ですが」「ありがとうございます」など、相手の提案や好意に対して感謝の気持ちを最初に伝えることで、相手への敬意を示しています。

6):「今後ともご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします」など、今後の関係性に配慮した言葉を加えることで、相手との良好な関係を維持したいという気持ちを伝えています。

これらの要素が組み合わさることで、相手への敬意、誠意、そして今後の関係性への配慮が伝わる丁寧な表現となります。

今すぐは難しい場合でも、丁寧な対応をすることで、今後の機会につながる可能性が♡

「ご遠慮申し上げます」の言い換え・類語

最後に「ご遠慮申し上げます」の言い換えです。「依頼や提案」を断る時の丁寧な表現のため、目上の人や上司、取引先で使うことができます。

「ご遠慮いたします」

意味:「ご遠慮申し上げます」と同じように謙譲語が使われています。「ご〜いたします」で謙譲表現になります。

例文:お誘いいただきましたが、スケジュールの都合上、今回はご遠慮いたします。

「お断りさせていただきます」

意味:「お断りさせていただきます」は、相手の提案や依頼に対して、それを受け入れることができず、断ることを相手に伝える際に使用する丁寧な敬語表現です。

例文:お引き受けすることが難しい状況です。誠に申し訳ございませんが、今回はお断りさせていただきます。

「見送らせていただきます」

意味:ビジネスシーンでよく使われる丁寧な表現で、「今回は残念ながら、その提案や依頼などを行わないことにします」という意味になります。

例文:今回の採用につきましては、誠に残念ながら、見送らせていただくこととなりました。

「ご期待に添えず、申し訳ございません」

意味:相手に期待していたこと、望んでいたことを叶えられなかったことを謝罪する際に使われる丁寧な表現です。

例文:お客様のご要望に対して、お応えすることが難しく、ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。

「あなたの期待に応えられなくて、本当にごめんなさい」という意味になります♡

「難しい状況です」

意味:ある状況が複雑で、解決が困難であったり、対応が大変であったりすることを表す表現です。

例文:誠に申し訳ありませんが、現在の社内事情ではお引き受けするのが難しい状況です。

まとめ

「ご遠慮申し上げます」は、丁寧な断り方として有効ですが、状況や相手に合わせて使い分けることが大切です。この記事で紹介した例文やポイントを参考に、相手に失礼なく、自分の意思をしっかりと伝えることができるようになりましょう。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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