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春の挨拶メールの書き方|ビジネスシーンで使える!【例文付き】

言葉遣い

「春の挨拶メール、何を書けばいいの?」「ビジネスシーンで失礼のない挨拶って?」そんな悩みをお持ちのあなたへ。春は、新たな出会いや始まりの季節。ビジネスシーンでも、挨拶メールを送る機会が増えますよね。でも、いざ書こうとすると、「どんな言葉を使えばいいの?」と、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、ビジネスシーンで使う書き出し・結び、例文、春の挨拶メールの書き方をまとめました。ぜひ参考ににしてみてください。

春の挨拶メールを送る時期と重要性

ビジネスシーンでは、春の挨拶メールを送る時期は、暦の上では2月からとされていますが、3月から5月に送るのが一般的です。

2月:立春を迎え、暦の上では春となりますが、まだ寒さが残るため、挨拶状やメールで春の到来を知らせる程度に留めるのが一般的です。

3月:年度末にあたり、人事異動や組織変更などがあるため、挨拶メールを送る機会が増えます。

4月:新年度が始まり、新しい出会いやスタートを切るタイミングなので、そのような機会に挨拶メールを送ることは適しています。

5月:新年度が本格的に動き出し、一段落ついた頃です。これまでの感謝の気持ちを伝えたり、今後の協力関係を深めたりする機会として、挨拶メールを送ることも有効です。

また、挨拶メールを送ることで、丁寧で礼儀正しい印象になります。

春の訪れを共有することで、相手との親近感を高め、共感が深まります♡

3月の挨拶メール

3月の挨拶メールのポイント

季節の言葉:春の訪れを感じさせる言葉(例:春の息吹、暖かな陽射しなど)を具体的に入れることで、より温かみのある印象になります。

感謝の言葉:年度の変わり目のため、1年間の具体的な出来事や、相手の貢献を具体的に挙げることで、感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。

丁寧な言葉遣い:「お世話になっております」「感謝申し上げます」など、丁寧な言葉遣いを心がけることで、相手に敬意を表します。

ねぎらいの言葉:相手の状況を配慮し、ねぎらいの言葉を入れることで、より親近感がわき、相手との信頼関係が深まります。

書き出し

例文

【時候の挨拶】

・春まだ浅き折ではございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

・春の息吹が感じられる今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

・寒さもようやく和らぎ、桜の開花も待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

早春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

浅春の候(3月初め)春分の候(3月21日〜4月3日まで)、使う時期を考えて言い換えしましょう。

【相手の安否を尋ねる】

・〇〇様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

・寒暖の差が激しい日々が続いておりますが、〇〇様におかれましてもご無理なさらず、ご自愛ください。

【仕事へのねぎらい】

・年度末を迎え、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。

・年度末のお忙しい時期かと存じますが、いかがお過ごしでしょうか。

・ご多忙の折とは存じますが、〇〇様におかれましては益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。

3月は年度末であり、多くの企業で繁忙期を迎える時期です。相手の状況を考慮し、労いの言葉や気遣いの言葉を含めることで、より丁寧な印象になります♡

結び

寒暖差が激しい時期であることを踏まえ、相手の体調を気遣う言葉を加えることが大切です。以下のような表現を使うと、相手に温かい印象になります。

例文

・寒暖の差が激しい折から、くれぐれもご自愛ください。

・何かとご多忙の折とは存じますが、くれぐれもご自愛ください。

・体調を崩しやすい時期ですので、十分にお気をつけください。

・年度末を迎え、ご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛ください。

・春とはいえ、まだ寒さが残りますので、どうぞご無理なさらないでください。

・新しい季節が、皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。

寒暖差に加えて、春特有の気候の変化にも触れつつ、相手を気遣うことが大切♡

4月の挨拶メール

4月の挨拶メールのポイント

新しい年度が始まり、入社や異動など、ビジネスシーンにおいても新たなスタートを切る時期となりました。挨拶メールでは、相手の健康や活躍を祈るとともに、自身の抱負や展望などを伝えることが一般的です。

時候の挨拶:「桜の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」など、季節の移ろいを表現した言葉で始めると、より丁寧な印象になります。

新年度への期待:「新年度を迎え、新たな気持ちで業務に取り組んでおります」「貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます」など、前向きな言葉で、今後の活躍を祈ります。

自身の抱負:「より一層貢献できるよう精進してまいります」「自己成長を目指したいと考えております」など、自身の目標を具体的に述べることで、相手に意気込みが伝わります。

書き出し

4月の挨拶文では、「桜」や「春の暖かさ」「桜」「花冷え」「新天地」などを使い、相手との関係性によって言葉遣いを調整しましょう。

例文

・春うららかな季節となりました。皆様におかれましてはご活躍のこととお慶び申し上げます。

・新年度を迎え、貴社におかれましてもますますご発展のこととお喜び申し上げます。

桜花の候(4月上旬)、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

陽春の候(4月中春暖の候(4月中)、使う時期を考えて言い換えしましょう。

4月は、「桜」「花冷え」「新天地」などを使ってみましょう♡

・花冷えの日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

・桜の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

・花冷えの折、いかがお過ごしでしょうか。新しい職場でのご活躍を応援しております。

結び

例文

・新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

・春とはいえ、まだ寒さが残る日もございますので、ご自愛ください。

5月の挨拶メール

5月の挨拶メールのポイント

5月の挨拶文の書き出しのポイントは、新緑の美しい季節であること、立夏(5月6日)があり初夏へと向かう季節であること、大型連休(ゴールデンウィーク)があることなど、5月の特徴を捉え、相手に季節の移ろいを感じてもらえるような言葉を選ぶことです。

5月は、子供の日・鯉のぼりの行事もあります。親しい間柄で使ってみましょう♡

書き出し

例文

・新緑が目に鮮やかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

・立夏を過ぎ、初夏の候、〇〇様におかれましては益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。

・大型連休も終わり、日常が戻りつつありますが、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

薫風の候(5月中)、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

立夏の候、新茶の候(5月上旬初夏の候(5月中旬新緑の候(5月中)、使う時期を考えて言い換えしましょう。

結び

気候の変化や梅雨入りなどがあるため、相手の健康や活躍を祈る言葉を使うのがおすすめです。

例文

・新緑の候、皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

・爽やかな季節となりますが、くれぐれもご自愛ください。

・日ごとに暑さが増してまいりましたが、体調を崩されませんようご自愛ください。

・爽やかな初夏が訪れることと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

メールの書き方と基本構成

ビジネスシーンでは、季節の挨拶を入れることで、メール全体がより丁寧な印象になります。しかし、メールの主な目的は用件を伝えることなので、冒頭の挨拶は簡潔に済ませ、スムーズに本題に移ることが大切です。

従来の書式では「拝啓・敬具」といった丁寧な表現が用いられてきましたが、現代のビジネスシーンでは、より簡潔な表現が好まれる傾向にあります。

1)宛名: 相手の名前と役職を記載します。

2)挨拶: 季節の挨拶や相手の安否を尋ねる言葉などを記載します。

3)本文: 用件を具体的に記載します。

4)結び: 今後の関係性や相手の健康や活躍などを祈る言葉を記載します。

5)署名: 自分の名前、所属などを記載します。

↑メール文の一般的な構成です♡

3月、4月、5月メール文例を挙げていますので、「さて(本文)」以下はメールの内容に応じてアレンジして使ってみてください。

3月メール文例


件名:○○

〇〇株式会社 〇〇様

早春の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

春とはいえ、まだ寒さが残る日が続きますが、〇〇様におかれましても、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

さて、(本文)

寒暖の差が激しい折から、くれぐれもご自愛ください。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

△△会社 △△

4月メール文例


件名:○○

〇〇株式会社 〇〇様

桜花の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

体調を崩しやすい時期ですので、十分にお気をつけください。

さて(本文)

つきましては、新年度も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

△△会社 △△

5月メール文例


件名:○○

〇〇株式会社 〇〇様

新緑が目に鮮やかな季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて(本文)

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

新緑の候、皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

△△会社 △△

まとめ

「〇〇の候」は、時候の挨拶として用いられ、より丁寧でフォーマルな文章表現に適しています。季節を表す言葉(時候の挨拶)を使うことで、季節感を感じさせ、相手への配慮を示すことができます。また、相手の健康や会社の繁栄などを祈る言葉を加えることで、より丁寧な印象を与え、相手への敬意を表すこともできます。ビジネスシーンでは、簡潔かつ丁寧な言葉遣いを心がけることが重要になります。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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えりのビジネスコミニュケーションブログ「えり♡コミ」
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