職場でお世話になった方が退職される際、感謝の気持ちと今後の活躍を願う送別メールは、相手の心に深く残るものです。しかし、いざ書くとなると「今後の活躍を願う言葉って?」「丁寧に書くには?」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、上司、同僚、部下、取引先など、相手別に合わせた送別メッセージの例文をご紹介します。ぜひ参考にして、感謝の気持ちを伝えてください。
退職者に送る送別メールの書き方のコツ
退職者に送る送別メールは、これまでの感謝の気持ちを伝え、新たな門出を祝うための大切な機会です。以下に、心を込めた送別メールを作成するためのコツをご紹介します。

相手に喜んでもらえる送別メールを作成しましょう♡
1)感謝の気持ちを伝える
まずは、これまでの感謝の気持ちを率直に伝えましょう。

「〇〇さんには、いつも相談に乗ってもらって助かりました」など、具体的なエピソードを盛り込むと、より気持ちが伝わります。
2)具体的なエピソードを盛り込む
感謝の気持ちを伝えるだけでなく、具体的なエピソードを盛り込むことで、より心のこもったメッセージになります。

・〇〇さんと一緒に〇〇をしたのが、良い思い出です。
・〇〇についてご指導いただき、誠にありがとうございます。おかげで業務の幅が広がりました。
3)今後の活躍を祈る言葉を贈る
相手の今後の活躍を祈る言葉は、相手にとって大きな励みになります。

温かい言葉で相手の未来を応援しましょう♡

・〇〇さんの新しいスタートを応援しています。
・〇〇さんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
4)送るタイミングに配慮する
送別メールを送るタイミングとしては、相手から退職の挨拶メールや退職の報告があった後が一般的です。
ただし、相手との関係性や状況によっては、退職の報告を受ける前に送別メールを送るケースもあります。
例えば、
・以前から退職の意向を聞いていた場合
・個人的に親しい間柄の場合
・退職日が近づいていることを知っている場合
などは、退職の報告を待たずに、事前に送別メールを送っても問題ありません。
退職日が近づいてから、早すぎず遅すぎず、適切なタイミングで送りましょう。一般的には、退職日の1週間前から3日前くらいが目安です。

以下も重要です♡
・退職理由を聞かない。
・送別メールに返信は必須ではありません。返信を求めるような文面は避け、相手の負担にならないように配慮しましょう。
退職者に送る送別メール文例:社内
社内向けの送別メールのポイントは、具体的なエピソードを入れることでより温かみのあるメールになります。丁寧な例文とともに送別メールの構成を参考にしてみてください。
退職の意向を事前に知っていた場合:上司に送る
件名:ご指導に感謝申し上げます
〇〇部 〇〇部長(様)
お疲れ様です。△△(自分の名前)です。
以前よりお伺いしておりましたが、改めて退職されるとお聞きし、寂しさとともに、これまでのご指導に深く感謝の気持ちをお伝えしたくご連絡いたしました。
〇〇部長には、入社当初より仕事の基本からご指導いただき、多くの学びを得ることができました。的確なアドバイスや温かいお心遣いに支えられたことを、心より感謝申し上げます。
今後のご活躍をお祈りするとともに、またどこかでお会いできる機会があることを楽しみにしております。本当にありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
△△
退職の意向を事前に知っていた場合:部下に送る
件名:送別のご挨拶(〇〇さん)
〇〇さん
お疲れ様です。△△(自分の名前)です。
いよいよ退職の日が近づいてきましたね。大変寂しく思います。
これまでの〇〇さんの努力や熱意には、本当に助けられました。
会社の一員として支えてくれたこと、心より感謝しています。
次の環境でも、〇〇さんの誠実さや責任感がきっと活かされることでしょう。
これからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
また何かの機会にお会いできることを楽しみにしています。
どうかお体に気をつけて、新しい道でのご成功をお祈りしております。
今まで本当にありがとうございました。
△△

部下に送る場合は、感謝と労いを伝え、エールを送りましょう♡
退職の意向を事前に知っていた場合:同僚に送る
件名:〇〇さんのご退職、寂しくなります
〇〇さん
お疲れ様です。〇〇です。
退職の日が近づいてきましたね。
〇〇さんと一緒に働けるのもあとわずかだと思うと、寂しい気持ちでいっぱいです。
遅くまで一緒に頑張ったことは、今でも忘れられません。
〇〇さんの明るさや前向きな姿勢に、何度も励まされました。
これからの新しい環境でも、〇〇さんらしく活躍されることを心から願っています。
また落ち着いたら、ぜひゆっくりお話しをしたいです。
本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
△△

同僚に送る場合は、共に働いた時間を振り返りつつ、フレンドリーに感謝を伝えましょう♡
退職日が近づいていることを知っている場合
件名:【ご挨拶】お礼申し上げます
〇〇様
お疲れ様です。△△です。
〇〇様が間もなくご退職されると伺い、直接お伝えできる機会が少ないかと思いましたので、メールにて感謝の気持ちをお伝えいたします。
これまで〇〇様には多くのことを教えていただき、大変感謝しております。
特に〇〇(具体的なエピソード)ではご助言のおかげで無事に進めることができました。
新天地でのご活躍をお祈りしております。
落ち着かれましたら、ぜひまたお話しできる機会があればと思います。
本当にありがとうございました。
△△
退職の挨拶メールが届いた際の返信例
相手から退職の挨拶メールが届いて、返信をしているパターンです。
件名:Re:退職のご挨拶(氏名〇〇)
退職のご挨拶をいただきまして、誠にありがとうございます。
これまでの感謝の気持ちをお伝えしたく、メールを差し上げました。
〇〇様には、業務のことで多くのご指導をいただきましたが、
特に〇〇(具体的なエピソードが)では大変お世話になりました。
おかげさまで、成長することができました。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。新天地でのご成功を願っております。
お時間がある際は、またぜひお話しできればと思います。
これまで本当にありがとうございました。
△△
退職者に送る送別メール文例:取引先
取引先(社外)送別メールのポイントは、フォーマルな表現を意識しつつ、今後の関係にも言及すると良い印象になります。
退職の挨拶メールを受け取った時の返信、丁寧な例文とともに送別メールの構成を参考にしてみてください。
件名:Re:退職のご挨拶(氏名〇〇)
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。△△ △△です。退職のご挨拶をいただきまして、誠にありがとうございます。驚きとともに、これまでのご厚意に心より感謝申し上げます。
これまで□□(取引の内容など)において、多大なるお力添えをいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、円滑に業務を進めることができました。
今後のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。
引き続き、貴社とのご縁を大切にしてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
改めまして、これまでのご尽力に感謝申し上げます。
△△ △△
相手の今後の活躍を願う言葉:例文
退職される方への送別メールで、今後の活躍を願う言葉は、相手の未来に対する期待と応援の気持ちを伝える上で非常に大切な要素です。参考にしてみてください。

メール文に取り入れてくださいね♡
【汎用的な表現】
・今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・〇〇さんの新たなスタートを心よりお祝い申し上げます。
・〇〇さんの今後のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
【転職の場合】
・新しい職場でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・〇〇さんの新しい挑戦が実りあるものとなるよう願っています。
【定年退職の場合】
・〇〇さんの新しい生活が、幸せに満ち溢れるよう心よりお祈り申し上げます。
・長い間お疲れ様でした。今後の人生も素晴らしいものであるようお祈り申し上げます。
まとめ
退職する人への送別メールは、相手に感謝の気持ちを伝え、今後の活躍を応援する大切な機会です。ぜひ、心を込めたメッセージで、相手の新たな門出を祝福してください。この記事が、送別メール作成のお役に立てれば幸いです。