夏のビジネスメール、どんな挨拶文を送れば良いか迷うことはありませんか?特に6月・7月・8月は、季節の変わり目や猛暑など、気遣いの言葉が重要です。ビジネスメールの書き出し・結びの例文集を網羅的にご紹介。取引先や社内など、相手に合わせた丁寧な挨拶文や時候の挨拶がすぐに使える形でまとまっています。メール作成の時短にも繋がり、失礼のないビジネスメールを送りましょう。
なぜ夏の挨拶文がビジネスで重要なのか?

ビジネスメールでは、本文に入る前に相手を気遣う一文(季節の挨拶)を添えるのが一般的です。特に夏場(6月〜8月)は、気温の変化や体調を気遣う表現が好まれます。

季節感を盛り込むことで、相手への気遣いを表現できるからです♡

時候の挨拶、季節の挨拶とか聞くけど違いって?
時候の挨拶:手紙で使う文語的な表現
例:「盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」
季節の挨拶:よりカジュアルかつ実用的な口語表現
例:「暑さが厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」
夏のビジネスメール|時短につながる書き方と印象の良い一文の工夫
テンプレートを活用する: 本記事で紹介した例文をテンプレートとして保存しておけば、メール作成の時間を大幅に短縮できます。
相手に合わせて適宜修正する: 同じ例文でも、相手の状況や関係性に合わせて微調整することで、よりパーソナルな印象になります。
時候の挨拶は簡潔に: 長文にならないよう、冒頭と結びで簡潔にまとめることをおすすめします。
ネガティブな表現は避ける: 暑さへの言及であっても、「うんざりする暑さ」のようなネガティブな表現は避け、「厳しい暑さ」「酷暑」など客観的な表現に留めましょう。

↑本当に気をつけましょう♡
夏のビジネスメール|書き出しの挨拶文例【6月】
6月は梅雨入りし、蒸し暑さが増す時期です。相手の体調や天候を気遣う言葉を選ぶと良いでしょう。
一般的なビジネスシーン向け例文

- 梅雨の候、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
- 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
- いつも大変お世話になっております。梅雨に入り、暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
- いつもお世話になっております。紫陽花が美しい季節となりました。貴社におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

時下と〇〇の候は一緒に使いません♡
相手の体調を気遣う表現・例文

- 梅雨の時期は体調を崩しやすくなりますので、どうぞご自愛くださいませ。
- 暑い日が続いておりますが、体調を崩されていませんでしょうか。ご自愛くださいませ。
- 季節の変わり目でございます。体調など崩されませんよう、どうぞご健康にお過ごしください。
- 今年の梅雨は例年より雨が多いと聞いております。ご移動の際は足元などお気をつけください。

親しい間柄であれば、ややフランクな表現でも問題ありません。上司など目上の人には丁寧な言葉遣いを意識しましょう♡
天候に触れる表現・例文

- 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
- 連日の雨模様でございますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 雨の中、紫陽花が鮮やかな季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
- 雨の日が続いておりますが、皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
夏のビジネスメール|書き出しの挨拶文例【7月】
7月は本格的な夏を迎える時期。猛暑・梅雨明け・夏本番といった気象の話題や、暑さによる体調への配慮を添えると、より丁寧で印象のよいビジネスメールになります。

7月は本格的な夏を迎え、猛暑が続く時期です。暑さへの労いや健康を気遣う言葉を使いましょう♡
一般的なビジネスシーン向け例文

- 炎暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 夏本番を迎え、貴社のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
- 炎暑の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
- いつもお世話になっております。連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
- いつもお世話になっております。盛夏の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。

暑中お見舞いは、小暑(7/7頃)から立秋の前日(8/7頃)まで♡
相手の体調を気遣う表現・例文

- 連日の酷暑、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。
- 日差しの強い日が続きますが、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 猛暑の折、皆様におかれましては体調など崩されておりませんでしょうか。
- 厳しい暑さが続いておりますが、くれぐれもご無理なさらないようご自愛ください。
- 急な気温の変化により、体調を崩しやすい時期です。くれぐれもお体にお気をつけください。
天候に触れる表現・例文

- 梅雨が明け、夏空が広がる季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 本格的な夏を迎え、いよいよ暑さも厳しくなってまいりました。体調など崩されていませんか。
- 本格的な夏を迎え、いよいよ暑さも厳しくなって参りました。体調管理には十分お気を付けください。
夏のビジネスメール|書き出しの挨拶文例【8月】
8月は夏の盛りから立秋を迎え、徐々に残暑へと移り変わる時期です。ビジネスメールでは、猛暑への労い・相手の体調を気遣う一言・お盆明けの配慮などがポイントになります。

8月は夏の盛りから残暑へと移り変わる時期です♡
一般的なビジネスシーン向け例文

- 立秋の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 立秋の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
- いつもお世話になっております。残暑厳しき折ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。
- いつもお世話になっております。晩夏の候、貴社におかれましては益々ご発展のこととお慶び申し上げます。

残暑お見舞いは、立秋(7/7頃)から8月末まで♡
相手の体調を気遣う表現・例文

- 夏の疲れが出やすい頃かと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。
- 気温差が大きく体調を崩しやすい時期かと存じます。どうぞご自愛ください。
- 引き続き厳しい暑さが続いておりますが、どうぞご無理なさらないでください。
- 残暑お見舞い申し上げます。夏のお疲れが出やすい時期ですので、ご自愛くださいませ。
夏季休暇・お盆休み明けに配慮した例文

- 休暇明けで業務にお忙しいところ、大変恐縮ですがご対応のほどよろしくお願いいたします。
- 長期休暇明けでお疲れも残っているかと存じます。どうかご無理なさらずご自愛くださいませ。
- お盆休みも明け、お忙しい日々が戻ってきたことと存じます。くれぐれもご無理なさいませんよう。
- 夏季休暇はいかがお過ごしでしたでしょうか。休暇明けでお忙しいことと存じますが、どうぞご無理なさらないでください。
夏のビジネスメール|結びの挨拶文例【6月・7月・8月共通】
夏のビジネスメールでは、文末の挨拶で相手の健康や仕事への配慮を表すことがマナーです。6月の梅雨、7月の猛暑、8月の残暑と季節の変化が大きいため、結びの言葉でしっかり気遣いを伝えると好印象につながります。

夏の結びの挨拶は、相手の健康を気遣う言葉や、今後の発展を祈る言葉が適しています♡
相手の健康や業務を気遣う・例文
【夏の結びの挨拶文例】
- 暑い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。
- 急な暑さに体調を崩されませぬよう、何卒ご自愛ください。
- くれぐれも健康にはご留意のうえ、お過ごしくださいませ。
- 暑さ厳しき折、皆様くれぐれもご無理なさいませんよう、ご自愛ください。
- 夏本番となりますので、熱中症など十分にお気をつけてお過ごしください。
今後の関係性や発展を願う・例文
【夏の結びの挨拶文例】
- 今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
- 引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
- 末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
- ご縁を大切に、今後ともお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
定型的な結びの言葉・例文
【夏の結びの挨拶文例】
- 本件、どうぞよろしくお願いいたします。
- ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
- 引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
- ご不明な点がございましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
- ご多忙の折恐縮ではございますが、何卒よろしくお願いいたします。
まとめ
ビジネスメールの結びは、形式的な一文ではなく、「相手の健康を思う気持ち」や「今後への期待」を込める場面です。6月・7月・8月の季節にふさわしい言葉を選び、相手との信頼関係を築いていきましょう。