「お気持ちはわかりますが」は、相手の気持ちに共感しつつ、別の意見や提案をする際に便利な表現です。しかし、使い方を誤ると誤解を招いたり、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
このブログ記事では、「お気持ちはわかりますが」の意味やビジネスシーンでの正しい使い方、丁寧な言い換え表現など例文とあわせてを詳しく解説します。
「お気持ちはわかりますが」を使う時は、相手の言っていることを理解してから使うように心がけています。
良い心がけですね。「お気持ちはわかりますが」を使う時は慎重になりましょう。
「お気持ちはわかりますが」は、相手の気持ちを理解しつつ、意見や行動に同意できないことを伝える丁寧な表現です。使う時は慎重になりましょう。
「お気持ちはわかりますが」の意味
「お気持ちはわかりますが」の意味は、相手の気持ちを理解していることを示しつつ、自分の意見や行動とは異なる場合に使う表現です。
相手の気持ちを受け止められない、または別の視点から自分の意見を述べたい場合に使う表現です。
相手に共感しながら、自分の意見を述べるということです♡
「お気持ちはわかりますが」の使い方
「お気持ちはわかりますが」を使う際は、以下の点に注意しましょう。
・相手の気持ちを本当に理解していること
・自分の意見や行動をわかりやすく伝えること
・丁寧な言葉遣いであること
具体的には、以下の状況で使います。
・お気持ちはわかりますが、今回の計画では人員の関係で延期しなければなりません。
・お客様のお気持ちは、理解しておりますが、現状では難しい状況です。
さらに詳しく「お気持ちはわかりますが」の使い方と例文をみていきましょう♡
「お気持ちはわかりますが」は、相手の気持ちを理解していることを示しつつ、自分の意見や行動とは異なる場合に使う表現です。使い方と例文をみてみましょう。
代替案を提示する
【代替案を提示する】相手の意見を理解を示しつつ、別の視点も提案すること。
例文)
・お気持ちはわかりますが、〇〇という方法もありますので、ご検討いただければ幸いです。
・お気持ちはわかりますが、別の方法として〇〇という提案があります。ご検討いただけますでしょうか。
懸念点を提示する
【懸念点を提示する】相手の意見を理解を示しつつ、懸念点やリスクを提示すること。
例文)
・お気持ちは理解できますが、〇〇の点を考えると、慎重に検討する必要があると思います。
・お気持ちはわかりますが、〇〇という懸念点があります。解決について、みんなの意見が必要だと考えています。
具体的に提示する
【具体的に提示する】具体的な行動を明示することで、より誠意が伝わり、相手に安心感を持ってもらえます。
例文)
・お気持ちは十分理解しました。ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ほかの方法で提案させていただきます。
・〇〇について、より良い解決策を見つけるために、積極的に検討を進めてまいります。
【具体的に提示する】会話で例文をみてみましょう♡
新商品のサービスについてですが、〇〇の操作が旧商品の方が使いやすかったと感じました。
貴重なご意見ありがとうございます。ご指摘いただいた点、真摯に受け止め、〇〇の操作性改善に向けて、来週中に協議し、〇月〇日までにご回答いたします。
上の会話の良い点は
・具体的な行動と積極的な姿勢を示していること
・相手の意見を尊重していることを伝えること
・相手に検討した内容を約束していることです。
ぜひ取り入れてみましょう♡
「お気持ちはわかりますが」使う時の注意点
「お気持ちはわかりますが」使う時の注意点をみてみましょう。
1)相手の気持ちに寄り添う
「お気持ちはわかります」を使う際には、まず相手の気持ちに寄り添うことが大切です。相手の状況や気持ちを理解した上で、言葉をかけるようにしましょう。
2)具体的な言葉を使う
具体的な言葉を使い、相手の気持ちに共感していることを伝えましょう。「お気持ちはわかります」という言葉だけでは、相手に気持ちが伝わらないことがあります。
※ほかには、相手の気持ちを理解していることを示すだけでなく、相手に寄り添い、問題解決に向けて一緒に考えている姿勢を示しましょう。
↑この姿勢とても大切です♡
良い例:お気持ちはわかりますが、今は検討することが大切です。一緒に解決策を考えましょう。
好ましくない例:お気持ちはわかりますが、私の意見の方が正しいと思います。
「お気持ちはわかりますが」の丁寧な敬語表現
「お気持ちはわかりますが」のより丁寧な敬語表現をみていきましょう。ビジネスシーンでよく使う敬語表現を挙げています。
・お気持ちお察しいたしますが
意味)相手の気持ちに理解を示し、共感を表す丁寧な表現です。
例文)体調不良とのこと、心配しております。お気持ちお察しいたしますが、ご無理なさらずお休みください。
・拝察いたしますが
意味)相手の考えや状況を推測し、理解していることを示す丁寧な表現です。
例文)ご提案いただいた内容は、大変興味深く拝察いたしました。
・恐れ入りますが
意味)相手への敬意を払いながら、依頼やお願いをする丁寧な表現です。
例文)恐れ入りますが来週の会議にご出席いただけますでしょうか。
「お気持ちはわかりますが」の丁寧な言い換え表現
「お気持ちはわかりますが」のより丁寧な言い換え表現をみていきましょう。実際に私がよく使う表現もあわせて挙げています。よろしければ、参考にしてみてください。
深い共感を示す表現
・ご事情は十分に理解できますが…:相手の状況を理解していることを強調したい場合。
・おっしゃる通り、私も同じように感じます。しかし…:相手の意見に共感を示しつつ、別の視点も提示したい場合。
・お気持ちお察しいたします。しかし…:相手の気持ちに寄り添い、慎重な表現をしたい場合。
・ご事情は十分に理解できますが、現状ではスケジュール通りに完成させることが難しい状況です。
控えめな表現で提案する
・もしご迷惑でなければ、私の意見を一言だけ…:自分の意見を強く主張するのではなく、控えめに伝える。
・もしよろしければ、ほかの方法もご検討いただけますでしょうか…:相手に意見を押し付けるのではなく、あくまでも参考として聞いてもらいたいという気持ちが伝わります。
・もしお役に立てればと思い、提案させていただきます。:自分の意見や提案を伝えたいと気持ちを控えめに伝える。
控えめに意見を伝える・提案を押し付けない♡
・もちろん、私の意見が全てではありませんので、他の方法もご検討いただければ幸いです。
・もしよろしければ、今までのやり方ではなく、新しい方法を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
「お気持ちはわかりますが」は、使い方を誤ると失礼な印象を与えてしまう可能性があります。上のポイントを参考に、状況に合わせて適切な言い換え表現を使い、注意点にも気をつけてみましょう。
相手に共感しつつ、一緒に問題解決に向けて努力できたら良いですね。