「〜になります」を正しく使っていますか?「なります」の意味を知ると理解しやすい言葉です。「〜になります」の意味は、「物事ができ上がる」「実現する」「ある状態から変化して別の状態になる」「ほかから恩恵を受ける」という意味です。例えば「春になります」とは季節が変化して春になりますという意味で正しい使い方です。
使い方によってはコンビニ言葉といわれる「〜になります」について意味や例文をみていきましょう。
「〜になります」の意味と使い方
「〜になります」の意味と使い方について順番にみていきましょう。
【〜になりますの意味】
1.物事ができ上がる。実現する。
2. 今までと違った状態・形に変わる。
3.ある時期に至る。ある数値に達する。
4.他からその恩恵を受ける。
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「〜になります」の意味を理解して、使い方を学ぼう!
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「なります」は「なる」の丁寧な表現です。
物事ができ上がる。実現する。
1)物事ができ上がる。実現する時に使います。
【例文】
・今年で創業50年になります。
(創業して、今年で50年=物事が出来上がるという意味です)
・あと少しで5連覇になります。
(連覇を続けて、まもなく5連覇が実現するという意味です)
今までと違った状態・形に変わる。
2)今までと違った状態・形に変わる時に使います。
【例文】
・サナギが蝶になります。
(サナギが成長して蝶になるという意味です)
・500円と300円をあわせて800円になります。
(500円と300円をあわせると800円になるという意味です)
ある時期に至る。ある数値に達する。
3)ある時期に至る時・ある数値に達する時に使います。
【例文】
・明日で、この子は5歳になります。
(ある時期に至る意味です)
・あと300円足すとで800円になります。
(ある数値に達する意味です)
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「〜円になります」の使い方。シチュエーションにもよりますが難しいですね。悩むなら「です」「ございます」を使ってみましょう。
他からその恩恵を受ける。
4)他からその恩恵を受ける時に使います。
【例文】
・お昼ご飯は、ごちそうになります。
・いつも良くしてくださってありがとうございます。お世話になります。
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いつも良くしてくださってどうもありがとうございます。今回も先輩にはお世話になります。
![先輩](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/05/businesswoman-d-01-3-2-150x150.png)
一緒にがんばりましょう。
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謝意(せいい)をこめていう「お世話になります」はよく使う言葉遣いですよね。
「〜になります」の例文
「〜になります」の適切な使い方をみていきましょう。
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「〜になります」の使い方が適切かどうかは、対象物の状態を考えると理解しやすいです♡4問の例題を一緒にみていきましょう!
例題1【社内での会話】
![先輩](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/05/businesswoman-d-01-3-2-150x150.png)
もう少しで、4月だからあたたかくなるね。
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春になりますね。
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「になります」が適切に使えていますね!
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例題2【社外の人との会話】
![A社の田中さん](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/student-d-01-removebg-preview-150x150.png)
会議室は、確か15階でしたよね。
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左様でございます。会議室は15階になります。
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になります…?
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適切な言葉遣いとは、なんでしょうか?考えてみましょう。
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適切な言葉遣いとは? こちらをクリックしてください。
「左様でございます。会議室は15階でございます」
●対象となる会議室は、下記に当てはまらないため、適切ではありません。
1.物事ができ上がる。実現する。
2. 今までと違った状態・形に変わる。
3.ある時期に至る。ある数値に達する。
4.他からその恩恵を受ける。
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相手を肯定する敬語表現、「左様でございます」が使えて、とてもいいのですが、適切な「〜になります」の使い方をしましょう。
例題3【社外での会話】
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お待たせいたしました。こちらの書類になります。
![A社の田中さん](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2021/09/student-d-01__2_-removebg-preview.png)
書類になります…?
![](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/woman-d-03-4-e1649163928602-120x150.png)
適切な言葉遣いとは、なんでしょうか?考えてみましょう。
![](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/08/a-1.png)
適切な言葉遣いとは? こちらをクリックしてください。
「お待たせいたしました。こちらの書類でございます。」
●対象となる書類は、下記に当てはまらないため、適切ではありません。
1.物事ができ上がる。実現する。
2. 今までと違った状態・形に変わる。
3.ある時期に至る。ある数値に達する。
4.他からその恩恵を受ける。
例題4 【店員さんとの会話】
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答えです。クリックしてみましょう。
「今月からいちごのケーキになります」は適切な使い方です。
●今までと違った状態・形に変わるに該当します。そのため適切な使い方です。
「今月からいちごのケーキになります」とは、先月はいちごのケーキではなかったということになるためです。
「〜になります」を言い換えるには
「〜になります」の言い換えには「です」「ございます」を使ってみましょう。
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お待たせいたしました。こちらの書類でございます。
![A社の田中さん](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/03/student-d-01-removebg-preview-150x150.png)
どうもありがとうございます。すみません会議室は何階でしたか?
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会議室は、15階でございます。もしよろしければご案内いたします。
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「〜になります」の使い方に悩んだ時は「です」「ございます」を使ってみましょう。
まとめ
「〜になります」の使い方や意味についてみてきました。間違えて使ってしまいそうですよね。「〜になります」とは、丁寧な言葉遣いをするために使う方が多いようです。シチュエーションにもよりますが、「です」「ございます」で置き換えて問題がないか考えて使ってみましょう。