6月から7月にかけての梅雨時期、ビジネスメールに迷うことはありませんか? すっきりしない天気が続くこの季節だからこそ、定型文をそのまま使うのではなく、相手をそっと気遣う一言があると、お互いに気持ちよくやり取りができますよね。
今回は、ビジネスメールや社内外のやり取りにそのまま使える「梅雨の時候の挨拶」を、6月・7月別、シーン別に見やすくまとめました。 状況に合わせてコピペして使ってみてくださいね。
▼梅雨の時候の挨拶|6月・7月に使える丁寧な書き出し例文集
「書き出し」に特化した記事です。

梅雨の挨拶メールで意識したい「2つのポイント」
メールに季節の挨拶を取り入れるとき、ちょっとしたポイントを知っておくだけで、ちぐはぐな印象にならずに本題へと移ることができます。まずは次の2つの視点を見ていきましょう。

相手がいる地域の天候を考慮する
梅雨入りや梅雨明けのタイミングは地域によってさまざまです。こちらは雨でも、相手のいる場所はすっきりと晴れている、ということもあるため、迷った時は天候のワードを避けて「体調を気遣う言葉」を選んでおくと安心です。
ネガティブな表現を言い換える
「雨ばかりで憂鬱ですが」と書くよりも、「梅雨明けが待ち遠しいですね」「紫陽花がきれいな季節ですね」など、季節の事実や前向きな言葉に変えるだけで、メールの文面がすっきりと整います。
【6月】梅雨時期に使える時候の挨拶と例文
6月は多くの地域で梅雨入りし、しっとりとした雨の日が増える時期です。やり取りの背景や相手との関係性(フォーマル・カジュアル)に合わせて、使いやすいものを選んでみてくださいね。
6月によく使われる時候の挨拶
| 時候の挨拶 | 意味 | 使用時期の目安 |
| 初夏の候(しょかのこう) | 夏の初めの候。さわやかな夏の始まりを感じさせます。 | 5月下旬〜6月上旬 |
| 向夏の候(こうかのこう) | 初夏を感じさせる季節のご挨拶。清々しい気候を表します。 | 6月全般 |
| 向暑の候(こうしょのこう) | 暑さに向かう時期のご挨拶。日中の気温上昇を伝えます。 | 6月全般 |
| 入梅の候(にゅうばいのこう) | 梅雨の季節に入ったことのご挨拶。本格的な雨期到来を示唆。 | 6月上旬〜6月中旬 |
| 梅雨の候(つゆのこう) | 梅雨入りし、雨が続く時期のご挨拶。しっとりした季節感を表現。 | 6月中旬〜6月下旬 |
| 夏至の候(げしのこう) | 昼が最も長くなる頃のご挨拶。夏の本格的な到来を感じさせます。 | 6月21日〜6月下旬 |
| 長雨の候(ながあめのこう) | 梅雨の長雨が続く時期のご挨拶。じめじめとした季節感を表現。 | 6月下旬 |
ビジネスメール向け例文(取引先・目上の人向け)

・入梅の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 (梅雨入り時期の定番です。少し丁寧なトーンで送りたいときにぴったりです)
・梅雨の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 (社内やグループ全体、一般的なビジネスメールに広く使える表現です)
・長雨の候、〇〇様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。 (用件に入る前に、相手の状況をたずねる一言をプラスしたいときに馴染みます)
プライベート・少し親しい間柄向け例文

「〜の候」は少し堅苦しい印象に。親しい友人や同僚に送る場合は、以下のような親しみやすい言葉に変えると自然ですよ。

・雨の日が続いていますが、体調を崩されていませんか。
・すっきりしないお天気が続きますね。どうぞ無理なさらないでくださいね。
・暦の上ではもう梅雨入りですね。〇〇さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
【7月】梅雨明け間近・夏の始まりに使える時候の挨拶と例文
7月に入ると、梅雨明けが近づき、本格的な夏が始まります。カレンダーの日付や、その日の実際の気温に合わせて言葉を選び分けると自然です。
| 時候の挨拶 | 意味 | 使用時期 |
| 小暑の候(しょうしょのこう) | 小暑(七夕頃)の時期を指します。夏の暑さが本格的になり始める頃。 | 7月上旬〜7月23日頃 |
| 盛夏の候(せいかのこう) | 真夏の盛りの時期を指します。 | 梅雨明け〜8月6日 |
| 大暑の候(たいしょのこう) | 大暑(最も暑い時期)の時期を指します。 | 7月23日〜8月7日 |
ビジネスメール向け例文(取引先・目上の人向け)

・小暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
(7月上旬、まだ梅雨が明けていない時期のビジネスメールによく合います)
・盛夏の候、皆様におかれましては、いよいよご清祥のことと拝察いたします。
(梅雨が明け、夏本番を迎えた時期に使う丁寧な表現です)
・大暑の候、平素は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
(最も暑い時期の挨拶。相手への感謝を伝えたい場合に)
プライベート・少し親しい間柄向け例文

・小暑の折、〇〇さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
・長雨が続く毎日ですが、体調を崩されていませんか。
・いよいよ本格的な夏がやってきましたが、〇〇さん、お元気ですか?
・盛夏の折、毎日暑い日が続きますので、どうぞ無理なさらないでくださいね。
「時候の挨拶」のすぐ後ろに続けられる「一言メッセージ」の例
時候の挨拶(〜の候、など)を置いた直後、スムーズに自分の用件(本文)へ繋ぐためのフレーズです。ここに1行挟むだけで、機械的な定型文っぽさが抜けて、自然なやり取りが始められます。

・〜、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。さて、本日は……
・〜、体調を崩しやすい時期ですが、いかがお過ごしですか。さて、件名の通り……
・〜、すっきりしない天気が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
・〜、何かとお忙しい時期とは存じますが、お変わりありませんでしょうか。
メールの最後に添える「結びの気遣い」フレーズ
書き出しだけでなく、メールの文末に梅雨時期の「体調への配慮」を添えるパターンです。最後にこの1行があるだけで、事務的な連絡の硬さが取れて、メール全体が優しい印象でまとまります。

・気温差のある季節ですので、どうぞご自愛ください。
・ご多忙の折、体調を崩されぬようお体に気をつけてお過ごしください。
・梅雨明けが待ち遠しい時期ですが、どうぞお元気でお過ごしください。
・すっきりしない天気が続きますが、どうぞ無理なさらないでくださいね。
シーン別に「梅雨の挨拶」を探したい方はこちら

どの挨拶を使えばいいか迷ったら、用途別にまとめた記事も参考にしてみてくださいね。
「梅雨の候」の意味や使い方を知りたい方
「梅雨の候とは?ビジネスメールや挨拶文に使える丁寧な例文集」
→ 「梅雨の候」の意味や使う時期、ビジネスメールでの使い方をわかりやすく解説しています。

夏の挨拶文|ビジネスメールの全文例を探している方
「夏の挨拶文|ビジネスメールで使える書き出し・結びの例文集【6月・7月】」
→ 書き出しから結びまで、そのまま使えるビジネスメール例文をまとめています。

やわらかい表現を探している方
「梅雨の季節の挨拶文|ビジネス・日常で使えるやわらかい言葉の例文」
→ 親しい方への手紙や日常のやり取りに使いやすい表現を紹介しています。

梅雨の書き出しと結びだけを探している方
「梅雨の季節にぴったりな書き出し&結びの挨拶|6月・7月向け例文」
→ 挨拶文のパーツだけを探したい方におすすめです。

まとめ
6月・7月の梅雨時期は、気候の変化で体調に波が出やすい季節です。だからこそ、メールの冒頭や結びに少しだけ相手を思いやる言葉があると、お互いに気持ちよく仕事が進められますよね。
難しく考える必要はありません。今回の例文をベースに、相手の状況や今の天候に合わせた「ちょうどいい1行」を選んでみてください。


