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「存じます」の意味と使い方を徹底解説!敬語表現も紹介【例文付き】

言葉遣い

ビジネスシーンで頻繁に使う「存じます」。目上の方や取引先との会話で、より丁寧な印象であるために、正しい使い方を知っておきたいですよね。この記事では、「存じます」の意味やビジネスシーンでの適切な使い方、より丁寧な言い換え表現などを、具体的な例文と共にわかりやすく解説します。

「存じます」って「思います」の丁寧な表現ですよね。

そうです。「存じます」は謙譲語で目上の人や丁寧な表現を求められる場面でよく使われます。「思います」は、少しカジュアルな表現で、日常会話でも使いますね♡

「存じます」と「思います」は、どちらも「思う」という意味ですが、丁寧さの度合いが異なります。状況や相手に合わせて適切な言葉を選ぶことが大切です。

「存じます」ってどんな言葉?

「存じます」は、「思う」や「知る」という意味の謙譲語の敬語表現です。

目上の人に対して、自分の考えや意見を控えめかつ丁寧に伝える際に使います。

謙譲語とは、自分や自分の動作をへりくだることで、相手を高める敬語表現です。

「存じます」の使い方と例文

「存じます」丁寧な表現のためビジネスシーンや目上の人取引先に対して使います。以下のような時に使います。

・自分の意見を伝える時
・自分の認識を伝える時
・要望や依頼を伝える時
・感謝の気持ちを伝える時 などになります。

「存じます」の基本的な使い方です。

自分の意見を伝える時

「~だと存じます」:~だと考えています。

「~かと存じます」:~ではないかと考えています。

例文

・私は、〇〇案が最適だと存じます。

・お客様のご意見はもっともかと存じます。

・この件につきましては、もう少し検討させていただきたく存じます。

自分の認識を伝える時

「~と存じております」:~ということを知っています。

「存じております」は、物事について知っている場合に使います
「存じ上げております」は、について知っている場合に使います

例文

・新しい商品について存じております

・〇〇さんのお名前は存じ上げております

要望や依頼を伝える時

「~していただきたく存じます」:~していただけると嬉しいです。

例文

・恐れ入りますが、明日までに契約書をご確認いただきたく存じます。

・大変恐縮ですが、今週中までに契約書をご確認いただければと存じます。

感謝の気持ちを伝える時

「光栄に存じます」:褒められたり、重要な役目を任されたりして、大変うれしく思う気持ちを表す言葉です。

「ありがたく存じます」:相手の行為や好意に対して、感謝の気持ちを表す言葉です。

例文

・そう言っていただいて、大変光栄に存じます。

・ご支援をいただき、誠にありがたく存じます

【社内での会話】

部下
部下

リーダーに抜擢していただき、光栄に存じます。期待にお応えできるよう精一杯務めます。

上司
上司

頑張ってください。何か困ったことがあれば言ってくださいね。

会話中で光栄に存じますを適切に使っていますね♡

【補足です】「光栄に存じます」以外にも、感謝の気持ちを伝える表現はたくさんあります。言い換えてみましょう。

・任せていただき、大変光栄です。全力を尽くしてまいります。

・この度は、このような機会をいただき、誠にありがとうございます。

使うことが多い表現です。いくつか持ち合わせておくことをおすすめします。

「存じます」を使う時の注意点

「存じます」は、相手に敬意を払う丁寧な表現です。使う時の注意点をみていきましょう。

存じますを使う時の注意点♡

「存じます」を使いすぎない

「存じます」は、謙譲語であり、丁寧な表現ですが、使いすぎるとかえって重い印象や、不自然な印象になったりします。

「存じます」以外にも、「承知しております」「理解しております」などの同じような意味の表現があります。状況に応じて使い分けてみましょう。

他の言葉と組み合わせて、表現に変化を持たせることが大切です♡

相手との関係性に合わせて使い分ける

目上の人:「存じます」は謙譲語であり、目上の人に対して自分の考えや意見を伝える際に適しています。

親しい人や同僚、部下:「思います」「承知しています」など、より自然な表現を使う方が良いでしょう。

「存じます」の言い換え・類語

「存じます」以外にも、似た意味を持つ表現がいくつかあります。状況に合わせて使い分けましょう。

存じますの言い換え♡

「思います」

意味:自分の主観的な判断や意見を表現したり、何かについて推測したり、予想したりする際に使います。

例文:明日のミーティングは16時からだったと思います

「承知しております」

意味:相手の言っていることが理解できたことを示す際に使う丁寧な表現です。

例文:この件につきましては、承知いたしました。期限までに必ず完了させます。

「~と認識しております」

意味:相手の言っていることが理解できたことを示す際に使います。

例文:

~と理解しております

意味:自分が「~というように理解している」ということを相手に伝える謙譲語の敬語表現です。

例文:〇〇の件は、非常に重要であると認識しております。全力を尽くして取り組んでまいります。

まとめ

「存じます」の使い方を解説してきました。ビジネスシーンなど、丁寧な表現が求められる場面でよく使われる言葉ですね。しかし、丁寧な言葉だからこそ、使いすぎるとかえって不自然に聞こえてしまうことがあります。状況に合わせて、適切な言葉を選び使い分けることが大切です。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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