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「お含みおきください」の意味と使い方を徹底解説!ビジネスシーンで効果的に使ってみませんか?

言葉遣い

「お含みおきください」は、相手に何かを覚えておいてほしい時に使う丁寧な表現です。しかし、「目上の人に対して失礼になるのでは?」と心配になることもあるかもしれません。この記事では、ビジネスシーンでの「お含みおきください」の意味や使い方、言い換え表現を、具体的な例文とともにご紹介します。この表現をマスターして、相手にしっかりとあなたの意図を伝えましょう。

「予定が変更になることもあるので注意してください」って使っていたけど、ほかに良い表現ないかなって思っていました。

「お含みおきください」だと「注意してください」よりも丁寧で柔らかい依頼の表現ですよね。

「お含みおきください」は、ビジネスシーンで相手に何かを覚えておいてほしい、理解してほしいと伝える丁寧で柔らかい言葉です。しかし、その意味や使い方を正しく理解し、適切な場面で使うことが大切です。

「お含みおきください」の意味

「お含みおきください」の読み方は「おふくみおきください」です。

「お含みおき」の「お」は尊敬語です。

「含みおく」は、「心に留めておく」という意味です。

「ください」は丁寧語です。

「お含みおきください」は、相手に「心に留めておいてください」「覚えておいてください」というニュアンスで相手に配慮した表現です。

「お含みおきください」の使い方と例文

「お含みおきください」は丁寧な表現のため、目上の人や取引先に対して使います。書き言葉としてよく使われる表現です。

以下の時に使います。

・注意を促したい時
・事前に何かを知らせたい時

・この企画には予算の制約があることをお含みおきください。

・来週の月曜日は出張のため、不在となりますことをお含みおきください。

・来月のスケジュールについては変更の可能性があることをお含みおきください。

・スケジュールはまだ仮のものであり、今後変更が生じる可能性がございます。その点をお含みおきいただければ幸いです。

特に注意すべき点がある場合に、「お含みおきください」と付け加えることで、相手がその点に気を付けて行動してくれるように促します。

「覚えておいてください」と言うよりも、より柔らかく、相手に配慮した表現です♡

【取引先との会話】

製品の仕様に一部変更がございます。今後のご発注の際は、新しい仕様での対応となりますので、その点をお含みおきくださいますようお願いいたします

取引先の人
取引先の人

かしこまりました。社内で共有するので詳細を送ってください。

お含みおきくださいが適切に使えていますね♡

例えば、納期変更や製品仕様の変更など、取引先に伝えるべき重要な情報がある場合に、「この点につきましては、お含みおきください」と伝えることで、相手にしっかりと理解してもらうことができます。

「お含みおきください」使う時の注意点

「お含みおきください」は、相手に心に留めておいてほしいことを依頼する丁寧な表現です。

お含みおきくださいを使う時の注意点♡

謝罪の場面での使用は避ける

「お含みおきください」は謝罪の言葉ではありません。謝罪の際には、「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」など、直接的な謝罪の言葉を選びましょう。

事前に伝える時に使う

「お含みおきください」は、これから何かが起こる可能性があることを事前に伝える際に使います。

「お含みおきください」の敬語表現

「お含みおきください」は、尊敬語の敬語表現ですが、より丁寧な表現も使えたら良いですね。

「お含みいただけると幸いです」

「幸いです」は「〜してもらえたら嬉しいです」という願望の表現。この表現によって、相手への配慮や敬意が伝わり、より丁寧な印象になります。

直接的な命令形ではなく、柔らかくお願いするニュアンスを含んでいるため、相手に不快感を与えることなく、お願い事を伝えることができます。

例文:議事録の内容は、今後のご検討の際にお含みいただけると幸いです。

「お含みおきくださいますようお願い申し上げます」

さらに丁寧な表現で、特に重要な内容を伝える場合、取引先への正式な文書や、上司への報告などで使用します。「お願い申し上げます」の謙譲語を用いることで、非常に丁寧な印象になります。

例文:納期が予定より遅れる可能性がございます。その点をお含みおきくださいますようお願い申し上げます。

相手との関係性を考えて適切な表現を使いましょう♡

「お含みおきください」の言い換え・類語

「お含みおきください」の言い換え表現の意味、使い方の特徴、例文を紹介します

相手に理解を求めたい時は、「ご承知おきください」「ご理解ください」「ご了承ください」

「ご承知おきください」:相手に理解や協力を求める尊敬語の入った表現ですが、少し強めなニュアンスになるため、「~いただけますと幸いです」など、お願いの言葉を使うのが良いでしょう。

「ご理解ください」:相手が状況を理解し、受け入れてくれることを期待する際に使われます。

「ご了承ください」:相手の立場になって事情を考慮してほしいというニュアンスの表現です。

相手に許可を求めたい時は、「ご容赦ください」

「ご容赦ください」:相手に対して「許してください」「大目に見てください」という意味を持つ丁寧な表現です。

例文:今回はご希望に添えず、大変申し訳ございません。何卒ご容赦ください。

「お知りおきください」

「お知りおきください」:ある事柄を「知っている」という状態にしてほしい、つまり「知っておいてください」という意味です。「お含みおきください」よりも一方的に情報を提示し、上から目線と感じられる可能性があります。

例文:出張の予定が変更になりました。お知りおきください。

まとめ

「お含みおきください」は、ビジネスシーンで相手に何かを覚えておいてほしい、理解してほしいと伝える丁寧で柔らかい言葉です。しかし、その意味や使い方を正しく理解し、適切な場面で使うことが大切です。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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