お話をお聞きしたい時、どのような敬語表現を使えばよいか迷うことはありませんか?
ビジネスシーンでは「お話お聞かせいただけますでしょうか」が一般的ですが、目上の人や取引先などには、より丁寧な言い換えをした方がよいでしょう。また、相手に配慮した表現を場面によって使い分けることも大切です。
そこで、この記事では、「お話お聞かせいただけますでしょうか」の意味や言い換え、ビジネスシーンで使える例文とともに詳しく解説していきます。
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「お話お聞かせいただけますでしょうか」は、相手の話を聞きたい時に使う丁寧な言葉ですよね。
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そうです♡
「お話お聞かせいただけますでしょうか」意味
「お話お聞かせいただけますでしょうか」は、相手に対して何か話をしてもらいたい時に使う、丁寧でな表現です。相手の話を聞きたい、情報や経験、意見などを共有してもらいたい時に使います。
「お話お聞かせいただけますでしょうか」の敬語表現を以下に挙げました。例文でも紹介していますのでご参考にしてみてください。
【敬語表現】
1)お話お聞かせいただけますと幸いです。
→相手に許可を得て、お話を聞きたいという意思を丁寧に伝えます。
2)お話お聞かせ願えますと幸いです。
→1)と似た意味ですが表現が柔らかくなります。
3)お話お聞かせいただければ幸いです。
→聞かせてもらえたら嬉しいですという意味です。
4)お話お聞かせ願えますでしょうか。
→丁寧に尋ねる言い方です。
5)お話お聞かせ願いたく存じます。
→お話を聞きたいという意思を丁寧に表現し、「存じます」がやや堅苦しい表現です。
「お聞かせいただけますでしょうか」二重敬語なのか?
・「ご〜いただく」は、〜してもらうという意味で謙譲表現、それに丁寧語の「ます」がついたもの。
・「でしょうか」は丁寧語。
「お聞かせいただけますでしょうか」を二重敬語だと思う方も多いのですが、正しい敬語表現と考えています。二重敬語とは、1つの言葉に同じ敬語を2回重ねてしまうことです。上記の丁寧語は別々で使われているため、二重敬語とは判断していません。
二重敬語の例)「お伺いいたします」「お伺いさせていただく」
「お伺い」を使った二重敬語の記事です。間違いやすい使い方なのでよろしければご参照くださいませ。
「お話お聞かせいただけますでしょうか」使い方
「お話お聞かせいただけますでしょうか」とは、相手から話を聞きたい時に使う敬語表現です。ビジネスシーンでは、以下の時に使います。
A)商談や会議の冒頭で、相手について理解を深める時
B)顧客のニーズを把握する時
C)事業の進捗状況や課題を把握する時、などに使われます。
「お話お聞かせいただけますでしょうか」はA)B)C)のシーンで、どのように使うのか例文とあわせてみていきましょう。
「お話お聞かせいただけますでしょうか」の例文
「お話お聞かせいただけますでしょうか」を例文とあわせてみていきましょう。
A)商談や会議の冒頭で、相手について理解を深める時
「お話お聞かせいただけますでしょうか」などを使って答えてみましょう。
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・御社の事業内容について、お話お聞かせいただけますでしょうか。
・事業内容や今後の展望について、お話お聞かせいただけますでしょうか。
・提案書の内容について詳しいことを教えていただけますでしょうか。
・本件について、お話お聞かせ願えますと幸いです。
B)顧客のニーズを把握する時
「お話お聞かせいただけますでしょうか」などを使って答えてみましょう。
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・この度は、ご多忙のところ恐れ入りますが、お話お聞かせ願えますでしょうか。
・お忙しいところ恐れ入りますが、お話お聞かせいただけますと幸いです。
・本件について、お話お聞かせ願えますと幸いです。
・この件について、お話お聞かせ願いたく存じます。
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「ご多忙のところ恐れ入りますが」と一言添えると、相手への配慮が伝わり、より丁寧な印象になります。
C)事業の進捗状況や課題を把握する時
「お話お聞かせいただけますでしょうか」などを使って答えてみましょう。
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・課題を共有することで、解決策を検討できると考えております。お話お聞かせいただけますでしょうか。
・進捗状況や課題について、詳しくお聞かせいただければと思います。
・お話お聞かせ願えますでしょうか。事業の課題について、ご説明いただけますと幸いです。
・お話お聞かせ願えますと幸いです。事業の進捗状況や課題を把握し、今後の支援に役立てたいと考えております。
「お話お聞かせいただけますでしょうか」は、相手に話をしてもらうことをお願いする際に使う敬語表現です。相手への配慮が感じられる言葉遣いを心がけましょう。
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↑とても大切なことです♡
「お話お聞かせいただけますでしょうか」の言い換え
「お話お聞かせいただけますでしょうか」の言い換えです。
ニュアンスは少しずつ違いますが、状況や伝えたい気持ちを考慮して、適切な言い換えを使い、気持ちをうまく伝えてみましょう。
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「お話お聞かせいただけますでしょうか」の言い換え
「お話を伺いたいのですが」
意味)話を聞いてほしいという意味「よろしいでしょうか」は、相手に許可を求める表現です。
例文)プロジェクトの進捗状況について、お話を伺いたいのですがよろしいでしょうか。
「ご教示いただければ幸いです」
意味)相手に教えてほしい時に使う表現。教えてもらえたらうれしいですという意味です。
例文)この資料の作成方法をご教示いただければ幸いです。
「ご意見をお聞かせいただければ幸いです」
意味)相手に教えてほしい時に使う表現。教えてもらえたらうれしいですという意味です。
例文)新商品の企画について、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
「ご教示いただければ幸いです」
意味)相手に教えてほしい時に使う表現。教えてもらえたらうれしいですという意味です。
例文)この資料の作成方法をご教示いただければ幸いです。
「ご説明いただければ幸いです」
意味)相手から説明してもらいたいとお願いする表現。
例文)この件について、ご説明いただければ幸いです。
「お話をお聞きしたい」と「意見を聞きたい」の使い分け
「お話をお聞きしたい」と「意見を聞きたい」は、どちらも相手の意見を聞きたい時に使う表現ですが、使い分けには違いがあります。
「お話をお聞きしたい」は、相手の話の内容に特にこだわらない場合に使います。例えば、会話の話題を広げるために相手の話を聞きたい時や、相手がどのような考えを持っているのか知りたい時などに使います。
一方、「意見を聞きたい」は、相手の意見や考えを具体的に聞きたい場合に使います。例えば、ある問題に対する解決策を探すために相手の意見を聞きたい時や、相手の考えを参考にしたい時などです。
具体的な例を挙げると、以下のような使い分けになります。
「お話をお聞きしたい」
・社長のお話を拝聴させていただきたく存じます。
→社長の考えや方針を知りたいという場合に用います。
・御社に伺い、お話しを伺いたく存じます。
→御社の事業内容や考えを知りたいという場合に用います。
・お話をお聞かせ願えれば幸いです。
→相手の話に興味があり、詳しく聞きたい場合に用います。
「意見を聞きたい」
・ご意見を賜りたく存じます。
→相手の意見や考えを参考にしたい場合に用います。
・◯◯さんのご意見をお聞きしたいのですが。
→◯◯さんの意見が特に知りたい場合に用います。
「お話をお聞きしたい」は相手の話の内容に幅を持たせた表現であり、「意見を聞きたい」は相手の意見や考えを具体的に聞きたい表現です。
「お話をお聞きしたい」と「意見を聞きたい」は、どちらも相手に意見を聞くための敬語表現ですが、使い分けることで相手に伝えたい内容をより明確にすることができます。
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「お話をお聞きしたい」「意見を聞きたい」使い分けしてみましょう♡
まとめ
「お話お聞かせいただけますでしょうか」は、ビジネスシーンでよく使われる敬語表現です。目上の人には、より丁寧な言い換えをしたり、相手に配慮した表現を場面によって使い分けることで、より好印象になります。ぜひ、この記事を参考に、ビジネスシーンで使ってみてください。