ビジネスシーンでは、相手からの丁寧な返答・対応に対して感謝の気持ちを伝えることは大切です。その際に役立つのが「お答えいただきありがとうございます」という表現です。
本記事では、「お答えいただきありがとうございます」のビジネスシーンでの使い方や、言い換え表現を、例文付きで詳しく解説します。
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目上の人に、「お答えいただきありがとうございます」を使って良いですか?
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OKです。感謝の気持ちを伝える丁寧な表現です。
「お答えいただきありがとうございます」は、返答・対応に対して感謝の気持ちを伝えることができる丁寧な表現です。かしこまった場面でも失礼なく使うことができます。
「お答えいただきありがとうございます」の意味
「お答えいただきありがとうございます」は、相手からの回答や説明に対して感謝の気持ちを伝える表現です。
「お答えいただき」は、「お〜いただく」ですので、「〜していただく」の謙譲表現になります。
「お答えいただきありがとうございます」の使い方
「お答えいただきありがとうございます」の使い方についてみていきましょう。
・質問に答えてもらった時
・問題を解決してもらった時
・依頼や要望を聞いてもらった時 などに使います。
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謙譲表現のため「お答えいただきありがとうございます」は、基本的に、目上の人や取引先に対して使います。
例文)
・ご質問にお答えいただき、ありがとうございます。
・ご丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。
・いつも迅速にお答えいただきまして、ありがとうございます。
【社内での会話】
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![後輩](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/08/businesswoman-d-02__1_-removebg-preview.png)
質問にお答えいただきまして誠にありがとうございます。大変助かりました。
![親しい先輩](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/05/businesswoman-d-01-3-2-150x150.png)
いえいえ、お役に立てて良かったです。
上の会話をみてみましょう。
・「お答えいただきまして誠にありがとうございます」:「いただきまして」とすることでより丁寧な表現になります。「誠に」や「大変」などの言葉を付け加えることで感謝の気持ちを強調することができます。
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↑「お答えいただきありがとうございます」の使い方のコツです♡
「お答えいただきありがとうございます」を使う時のコツを続けてみていきましょう。
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「お答えいただきありがとうございます」を使う時のコツ
「お答えいただきありがとうございます」は、相手からの丁寧な返答・対応に対して感謝を伝える表現です。使う時のコツをみていきましょう。
※「お答えいただきありがとうございます」を使う時のコツ→「誠に」「大変」を使い、丁寧さを強調するは、こちらです。
具体的な内容を伝える
単に「お答えいただきありがとうございます」と伝えるだけでなく、
・「〇〇について、わかりやすくお答えいただきありがとうございます」
のように、回答の内容に具体的に言及することで、より気持ちが伝わりやすくなります。
回答によって得られたメリットを伝える
・「今後の業務に活用いたします」
・「おかげさまで、問題が解決しました」
・「ご回答のおかげで、迷っていた部分が解消されました」
・「おかげさまで、報告書作成を予定通りに進めることができました」
のように、相手の回答によって得られたメリットを伝えることで、感謝の気持ちがより深まります。
【社内での会話】
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![部下](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/08/businesswoman-d-02__1_-removebg-preview.png)
○○についてお答えいただき、ありがとうございます。おかげさまで、○○について理解を深めることができました。
![上司](http://eri-work-810.com/wp-content/uploads/2022/11/businessman--150x150.png)
理解を深めることができて良かったです。
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ぜひ、実践してみましょう♡
クッション言葉と合わせて使う
「お答えいただきありがとうございます」は、丁寧な表現ではありますが、状況によってはより丁寧な言い回しが必要になることがあります。そこで、クッション言葉を添えることで、相手に配慮した表現にすることができます。
・ご多忙中にもかかわらず
・お忙しい中
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・ご多忙中にもかかわらず、お答えいただきありがとうございます。
・お忙しい中、お答えいただきましてありがとうございます。
※クッション言葉についての記事です。参考にしていただけたら幸いです。
「お答えくださりありがとうございます」との違い
「お答えいただきありがとうございます」と「お答えくださりありがとうございます」はどちらも同じくらい丁寧で、相手からの働きかけに対して感謝の気持ちを伝える表現です。
両者には微妙なニュアンスの違いがあります。
「お答えいただき」は謙譲表現です。
「お答えくださり」の敬語表現は以下になります。
【尊敬語】お〜くださる、「~してくれる」の尊敬語
「〜くださる」は、聞き手への尊敬を表す尊敬語です。相手の行動が主体の時に使います。つまり「くださり」は、相手の行為に対して感謝を述べるというニュアンスです。
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それぞれのニュアンスの違いを比べるとわかりやすいです♡
【それぞれのニュアンスの違い】
・お答えいただき:自分が相手に何かをしてもらって、その行為に対して感謝の気持ちを伝える。
・お答えくださり:相手が自分のために何かをしてくれて、その行為に対して感謝の気持ちを伝える。
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・質問にお答えいただきまして誠にありがとうございます。
・いつも質問にご丁寧に、お答えくださり誠にありがとうございます。
【使い分け】
お答えいただき(謙譲語)、お答えくださり(尊敬語)の使い分けは、どちらの行動が主体になるかですが、ビジネスシーンでは、謙譲表現をよく使うため、使い分けに悩む時はお答えいただき(謙譲語)を使うことをおすすめします。
「お答えいただきありがとうございます」言い換え
以下の「お答えいただきありがとうございます」の言い換えは、いずれもビジネスシーンで使える表現です。状況に応じて使い分けてみてください。
【丁寧な表現】
・ご丁寧にありがとうございます
・ご親切なご回答に感謝申し上げます
・ご親切なご回答ありがとうございます
・ご丁寧にご回答いただき、誠にありがとうございます。
※「ご回答」も丁寧な敬語です。
【気持ちのこもった表現】
・ご回答ありがとうございます。大変助かりました。
・ご回答ありがとうございます。おかげさまで理解できました。
・ご親切にご説明いただき、大変助かりました。
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丁寧な言葉遣いだけでなく、「心より」「迅速な」「大変助かりました」などの表現を使うことで、より気持ちが伝わりやすくなります♡
まとめ
「お答えいただきありがとうございます」は、ビジネスシーンで幅広く使える便利な表現です。状況に合わせて適切な表現を選び、感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。本記事が、お役に立てれば幸いです。